南フロリダ大学に留学してプレーをする高瀬和楠選手。まっすぐプロを目指す、だけではない生き方もあるのだ。 ここ数年、アメリカの大学にサッカー留学する日本人選手が増えている。「バスケや野球ならわかるけど、アメリカでサッカー?」と思う人も多いだろう。だが、日本でユースやジュニア代表で活躍した高校生たちがアメリカ留学を選んだのだ。 「『どの道が人として一番成長できるのか』。サッカー選手としての成長を自分の中の基盤に置きながらも、競技以外で何を得られるのかを考えました。アメリカではサッカーだけではなく、勉強をする環境も整っており、様々な人種に囲まれながら多様な価値観や文化に触れることもできます」(南フロリダ大学、高瀬和楠) 「サッカーは人生の全てではないと考えた上で、どこの大学へ行くのか、将来何になりたいのか呆然としてしまい、日本では進路が漠然としてしまったんです。そんな時、アメリカの大学の話を耳に