サッカーのJ1神戸は17日、元日本代表DF伊野波雅彦(33)の退団を発表した。神戸は伊野波について「契約満了に伴い、2019シーズンの契約を更新しないことが決まりました」と報告。伊野波は「ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さま、応援いただきありがとうございました」と短い談話を出した。 2014年W杯ブラジル大会日本代表DFでもあった伊野波は実業家X氏とともに、08年の北京五輪代表MF梶山陽平氏(33=現J1FC東京普及部コーチ)と一般男性の2人から東京地裁へ民事提訴され、係争中であることが昨年12月14日発行の本紙報道で明らかになった。 梶山氏と一般男性は、X氏が運用する投資を伊野波から勧められて始めたが全額を消失したとして、梶山氏は2750万円、一般男性は9350万円の支払いを伊野波とX氏に求めた訴訟が昨年12月4日から始まっていた。元代表DFが五輪代表MFに訴えられる前代未聞の法廷