*(注意)この記事は『キングスマン:ゴールデン・サークル』の重大なネタバレを含みます* 姫は間もなくして自分の行為を悔やみました。そして絶望のあまり自らの生命を断ちました。深い愛情をこめた手紙をトリストラム*1にあててしたため、それと同時に、日ごろ自分が可愛がっていた一匹の美しい利口な犬を彼に贈って、どうかこれをわたしの思い出としていつまでも飼ってやってほしい、と望みながら死んでいったのです。 トマス・ブルフィンチ『新訳 アーサー王物語』(角川文庫) 映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」予告B もちろん、犬ではなくてはなりませんでしたとも。 その犬のあゆみしところ 『キングスマン:ゴールデン・サークル』の中盤、前任の「ガラハッド」としての記憶をなくしたハリー(コリン・ファース)は現「ガラハッド」であるエグジー(タロン・エガートン)から仔犬をプレゼントされる。愛らしいケアーン・テリアだ