タグ

ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (41)

  • 旅する釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師とて旅の一つや二つするもので御座いまして、釣りばかりに呆けているわけではありません。釣りで遠出の旅なども有りますが、純然たる旅も人並みにこなして参りますから、普通の人より一寸異形であるだけで、後はいたって普通で御座います。 とは言いましてもそこは釣り師で御座いますから、旅先の釣具屋さんが気に成って参ります。最近では何処の街に行きましても、郊外型の大型店が多う御座いまして、昔ながらの親父さん一人で切り盛りする店など少なくなってまいりました。 旅はその土地の風情を楽しむのも一つですが、このごろでは何処の街も同じ全国チェーンの建物で覆われ、町並みの風情というのも均質化してまいります。民家の家並みも、その土地が持つ自然環境から来る土地柄というものが無くなって、安手のバラック仕立て、無国籍の建物に侵されております。 旅先の釣具屋さん、どうしても足がつい向いてまいりますが、大型店よりも小さい釣

    旅する釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/22
  • 昔あんたがくれた釣り竿じゃ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師と申しますものは、世間様からは少々の変わり者と、格は付けられておるもので御座いますが、その中でも変わった人など数あるものでして、世間様からいぶかしがられてまいります。 釣りは道具など使いませんと成り立ちません。浪士様が釣りを始められてからでも、より操作性の良いものを求めて、客もメーカーも新しいものを生み出してまいります。 メーカーは新素材など開発力がありますから、それは革新的な釣具を作ってまいりますが、いかんせん大勢の一般客相手でありますから、どうしても一般的な客層相手の製品と言うことになります。 これでは少々かゆいところに手が届きませんで、いきおい釣り師といたしましては自作するか、改造を施す事となってきます。 釣り師といいますと大概は魚を釣ってまいるものですが、どの世界にも変り種、変種といいますものは存在するものです。 「めげない、懲りない、あきらめない」、人間の鑑で御座いまして立

    昔あんたがくれた釣り竿じゃ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/21
  • 道楽者の「波動釣法」と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    良くしたものでして、魚と言うものは釣り師の気配を悟っているのではないかと、思う事があります。 釣り師の側からすると気力充分、集中力のある時とんと釣れずに、竿を置いて気を抜いたときに竿先が絞り込まれるという経験をよくします。 たまたまそうなったのか、仕掛けを通じて気配が伝わっているのか、その辺の能力を退化させた人間には分かってまいりません。 釣り師は釣りをしますからここいらの事はいつか決着をつけねばなりません。 自分の事を「道楽者」と称する人がありまして、道具から勝負服にいたるまで、きらびやかに揃えてまいります。竿などは江戸前の和竿、竹で出来ております。釣りの効率よりも、水の上の見た目が大事でありまして、それは洒落て参ります。 このような方は、どの趣味の世界にもいらっしゃるもので、これにひと講釈付いてまいりますから、辺りの人間としては扱いが面倒なものに成って参ります。 この道楽者、何処で吹き

    道楽者の「波動釣法」と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/20
  • 討ち入りしてみるか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さて、ブログ101日目となって、お日様が西から上がる訳でもなく、そこいらにある、ありふれた日和で御座います。 なにかこう新しい趣向がないかなど、詮索をしております。 この寒さと言うのは浪士様にも人並みに堪えてまいりまして、老骨に響いてまいります。人並みに灯油などを求めに、ガソリンスタンドに行った所で閃いた! 浪 「おねげぇで御ぜえます、わしにも灯油を分けて下さらんかのう?」 ガ 「いらっしゃいませ、ええよろしいですよ、いかほど?」 浪 「おお、売って下さるか、恩に切ります。有難う御座います。青年、なかなか人 間ができとるなあ」 浪 「安いほうでえぇ、水で薄めたやつでええからな」 ガ 「・・・・? はい、分かりました!」 と、なかなかに青年は軽いのである。 浪 「おお、ありがたや南無阿弥陀仏! おお、蓋なんぞわしがやりますわい、灯油 缶のふたを閉めるのが無上の喜びでな、あ、運びますわ青年は休

    討ち入りしてみるか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/19
  • ブログ日数100日 記事101 で釣り師が思う事 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    なんだかんだの事で、ブログ日数100日になりました。 記事の数101、よくもまあネタのほうが有ったものだと、我ながら関心する事だった。 書いてきた釣り場の周辺では、そう毎たび事件は起こりませんから、それだけ長きに渡って釣ってきたと言う事だ。 書くネタがまだあるところを見ると、これは相当釣りの事などにかまけておった証だ。 釣り師を気取るも、釣り師たるもの、一体全体何者かと言うことになると、これが分かってこない。ブログを書くうちになんとか分かってくるものだろうとは思っていたが未だ輪郭さえつかめていない。 このブログを何故始めたかと言うと、これもはっきりした動機が無い。 一ついえるのは釣ってきた事を何らかの記録には残したいと思っていたのは間違いない。そこで釣り師を気取ったものだから、いきおい釣り師とは何かということになってしまった。 100記事書いて何をしてきたか、自問するに釣り師とは一体何か、

    ブログ日数100日 記事101 で釣り師が思う事 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/18
  • 鮮やかに事を成すということ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    昨日異名をとる人のことを書きましたら、近しい人から様々お話がありまして、それぞれ世間様にはいらっしゃるようで御座います、業界ごとの猛者が。 さる鍵屋の親方、なにやら妙な工具を取り出して、巧みに鍵を開けてまいります。 何がどうなっているのやら門外漢には分かりませんが、簡単に開くもので御座います。車の鍵、自宅の鍵、時には映画に出てまいりますような、右に45左に100とか回すダイアル式の奴もあります。事も無げに開けるのですから教えて欲しいものですが、どうやら浪士様は、日頃の行いからして教える対象には入ってまいりません。 さて親方、最近の泥棒は情緒が無いといいます。 何でも鍵など力任せにぶち破り、かなり暴力的な進入の仕様なのだそうだ。 昔はこちらが感心するような開けっぷり、つまり鍵など壊さず技術を使ったらしいのだ。 職人と言うかプロは、被害にあった人が何日も気が付かぬよう、事を済ますのが綺麗な仕事

    鮮やかに事を成すということ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/17
  • 異名を取る釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    何につけても物事がよどみなく進みますのは、気持ちのいいもので御座います。端から見ておりましても、何の違和感も無く事が進みますと他人事でも安心するもので御座います。 釣りをしております。眺めております。  よくある光景でしてまさに釣る馬鹿、見る馬鹿、それを見て馬鹿にする馬鹿と折り合いはついております。 これに下手な奴が絡みますと、流れがよどんでまいります。ぎこちないのもいけません。気の短い見物人など、つい口や手が出る次第となって、下手をしますと喧嘩沙汰ということになってまいります。 何につけても、よどみなく無駄なく隙が無いのが、物事成して参る常道です。 「柿さん」と言う方がおられて、上手の人であります。 釣る人など、それぞれ趣向も違えば考え方も違う、挙句、喰い方まで違ってまいりますから千差万別なのです。 基はしっかり出来て、その上勘所の押さえはきちんと出来た上でのそれぞれですから、それはそ

    異名を取る釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/16
  • 「おっとっと」と 釣り師! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師と申しますのは魚を釣ってまいります。あくまで魚を釣るのであって、決して自分が魚になろうとすることではございません。 かなりお年の釣り師がおりまして、渡船場に現れてまいります。年はとっても貧乏神が執り付いたように、釣りの誘惑からは逃れられません。 出船で御座いまして、船に乗り込みますがどうした弾みか人よろけております。船などの揺れるところでは、重心は低くが基です。筏の上でもそうなのですが、これを怠るとかなり痛い目に合うもので御座います。 さあ爺さん、船べりで背中を海に向けてよろけております。そのうちこらえきれなくなった上体が傾いて、なにやら声にもならぬ声をあげながら両の手を後ろ向きにぐるぐる振り回しております。 散々殺生を繰り返してきたのですもの、海の神様のお目こぼしなど有る訳はありません。爺さんすっかり魚になってしまいました。 さすがに夏では御座いませんで、すごすごと濡れた身体で

    「おっとっと」と 釣り師! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/15
  • 備後あこう浪士 討ち入ります! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    日はあこう浪士、晴れて討ち入り決行の日だ! 取り立てて刃物を研ぐわけではありません。研ぐのは大人気ないやり口の、たこ泥の野朗に向けた牙だ。 たこ籠の始末、人を帰り観ない自分勝手な奴に対する行儀で御座います。 犯人は犯行現場に必ず帰ってくる。 味を占めたのですから間違いありません。 皆さん共有している釣り現場のたこ壷とたこ籠、ことごとく引き上げて中のたこ2匹持ち帰ったはいいが、たこ壷は引き上げたまま、たこ籠はひとつはなくしてしまい、残った籠はこれまた引き上げたまま。 他人様のことを考えたら、それぞれ掃除して、寄せ餌の一つも付けて投げ入れて置く、後の人のことを考えねばなりません。自分さえいい目をしたら、後は野となれでは、これは世間が許しません。 船頭に聞くと、たびたび筏に乗るとても素人とはいえない御仁らしい。お前さんのためにこちとら、いつもお膳立てしているわけではありません。 ここは一つ、ゆ

    備後あこう浪士 討ち入ります! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/14
  • 「音もなく忍び寄る音」と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    この世に不思議な「音」が御座いまして、それは「音もなく忍び寄る音」と言う「音」なのです。 若い頃でありましたが、お寺様の堂をお借りして落語会を催してまいります。その会のお手伝いを末席でしたことです。 数度の事ですから、東西の名代のお師匠さんには、殆んどお世話になりました。 今思い出してもそれはきらびやかなものでして、贅沢であった事です。 お寺の堂ですから、筋は仏事です。そこに「落語会」を割り込ませるのですから、住職様の余程の勇気ある理解がなければ成立しません。つまり余程生臭でなければならないということです。 昔は博打場であったり、説法が芸事につながって講談などに発展しましたから、あながち場違いでは無いのですが、場所が場所です。 当時は葬祭会館など潤沢には御座いません。葬式などお寺の堂で行っていましたから大変です。 その上お亡くなりになるのは、これは出物腫れ物、調整が効きません予定な

    「音もなく忍び寄る音」と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/13
  • さあ!占ってもらおうじゃあねえかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中には不思議と言いますか、面白い事は転がっているもので、これだから人間やめれれません。 もうこれで出尽くしてお終いだろうと思っていても、知らぬ事のほうが多いものですから、色々出てまいります。 近所のDPE屋さん、最近ではトンと上がったり、何しろすざまじい勢いでデジタル化が進んで、注文なんぞかけらも御座いません。哀れ虫の息で御座います。 写真屋さんの言うに、最近は撮影の仕事で喰っているんだそうで、店の中はとっくに空っぽ、プリントは止めたそうだ。 世の中の移り変わりは世の常といいましても、ほとんどの人が翻弄されてまいります。あっという間に業界ごと忽然と姿を消すなどと言う事はそう珍しい事では御座いません。 一昔、写植屋さんというのがありまして、印刷の文字など下原稿を作っておりました。これがパソコンで簡単に出来るようになって、綺麗さっぱり世の中から消えてまいります。それは潔く見事に消えたもので

    さあ!占ってもらおうじゃあねえかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/13
  • 仕事中に釣りのことは考えるが、釣りの最中仕事の事は考えない - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    昔から釣り人といいますものは、現役を退いたご隠居の道楽か、はたまた世捨て人、それにガキの遊びと相場は決まっておったので御座いますが、近頃では現役バリバリのお人が大勢たしなまれます。 むしろ今では現役の方のほうが多く、それは勢い良く釣りをされることです。 確かに昔は年寄りなど多く、半ば人生あきらめる前ですから、色気などとうに飛んで、なりなどそれはひどいものでした。どっちみち釣り場では、なりの事などかまっていられない事態が生じるのですから、それは荒んだ格好の人が多う御座いました。 三代目三遊亭金馬さんという落語家さんがいらっしゃいまして、この方が無類の釣り好き。ある時寄席に「金馬急病に付き、日休演」の貼り紙が出されましたが、お客からは「しょうがないねえ、金馬は今日も釣りかい」と言われたそうで、その釣り好きは知れ渡っておりました。 どれぐらいお好きかと言うと、の数冊も書かれていますから、それ

    仕事中に釣りのことは考えるが、釣りの最中仕事の事は考えない - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/11
  • 超音波集魚器と釣り師の反省 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    人生遮るものなどあるものか、何はともあれ蹴散らして、とは思うのですが自然相手の釣り師と申しますと、これは天候の事など有って,思うようにはことは運んでまいりません。 雨風あられ、これに雷でもお膳立てされるとこれはお手上げ,すっかり干上がる陸の河童、世の中でこれほどふがいなく、役に立たないものもありません。 ガキが携帯とゲーム、それに妖怪ウオッチを取り上げられたようなもので、すっかり精彩を欠いてまいります。 こうなりますと道具の手入れでもやろかと言う事になって、あれこれ妄想たくましく都合のいいことを考えながら、にやけてまいります。 このときの釣れること釣れること、理想的な釣りになるんで御座います。 手入れ片付けの最中、出てまいりまして、何がと言うと「超音波集魚器」というもので、海底に沈めますとあら不思議、魚が群れを成してまいります。釣り師は刺し餌の付いた仕掛けを下ろすだけ、魚が次から次と釣れて

    超音波集魚器と釣り師の反省 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/10
  • どれどれ爺さんと年金の釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どれどれと割り込んでくる爺さんは、それはなかなかにしぶとい爺さんでした。 釣り場といいますのは多様な人がおりまして、若い人から年寄り、初心者から上級者、様々で御座います。こないだは、釣り方のを見ながら釣っている人がありまして、釣れる訳は無いのですが、これも有りで御座います。 どの釣り場におきましても、コケが生えてサビが出たようなお年寄りの釣り師がいらっしゃるもので、御他聞に漏れず私どもの釣り場にも数人生きながらえております。 大概が、殺気立った釣りはなさいませんで、押しなべて穏やかな、枯れた釣りをなさいます。年季の入った釣りは少々の事では揺るぎませんで、釣れようが釣れまいがの構えなのですが、一旦魚が掛かりますと見違えるように元気になりますから、まだまだ現世には未練があるようなのです。 年寄りは大抵が年金暮らしの楽隠居、後はお迎えが残った仕事と言う事になっておりまして、最後の日まで毎日、日

    どれどれ爺さんと年金の釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/06
  • 野良猫「トラ」と釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    その野良を「トラ」と何時とはなしに、呼ぶようになっておりました。 トラは随分と大柄なで虎模様、散々つらい目に合ったのでしょうか、人に気を許すと言う事はありませんでした。 子供の頃はトラと、田舎道などで出くわしますと、その凶暴で狡猾な顔相にしり込みしたものです。 トラの腹あたりには大きな、何処でどうして付いたかわからない傷跡がありました。これが一層迫力に繋がってそれは、大の大人でさえ立ち止まらされるのでした。 生き延びる、此れは人間でも大変な事でありまして、トラなど一人で修羅場をくぐってきておりますから、生半可な人間など歯牙にもかけません。何匹か野良はおりましたが仕切るのはやはりトラです。いつも群れを率いて先頭です。 子供の頃の釣りを数日前に書きましたが、この頃トラにはよく痛い目に合わされました。釣りというのはおかしいもので、釣った魚をバケツなどに生かします。どの道放流するのですから、

    野良猫「トラ」と釣り - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/05
  • この秘策で釣らなきゃ何で釣る! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    そろそろ「メバル」の時期に入ってまいりまして、今日はそれらの道具、仕掛けなど手を入れております。 釣りは現場で釣るのも釣りですが、こうやって思いをめぐらせながら手入れや仕掛けを作る釣りも楽しいものです。 仕掛けなどは、毎回少しずつ変化をしているもので、これは釣りが終わった時点で、課題や思い付きなど出てまいりますから、次の釣りは始まるもので御座います。決して当日だけが釣りでは御座いません。 釣り場での釣りは課題や思い付きの実験場で、釣る事など、滑らかに事が運ばなければなりません。その為には周到な準備段取りというものが重要になってきて、当はこれが釣りの大部分を占めるものです。 釣り場の釣りはトラブルの宝庫でして、これにはすべての釣り師が翻弄されてまいります。その際、いかにあらゆるトラブルを想定していて、それに対する手立てを準備しているか、危機管理能力が問われます。 釣り師の腕は、この辺が見ら

    この秘策で釣らなきゃ何で釣る! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/11/29
  • 「建さん」そりゃぁ漁師じゃあない! 釣り師だ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    遅くに帰宅して、一杯引っ掛けておりました。テレビの画面には先日無くなった高倉健さんと田中裕子さんの、辛らつな話の映画だ。 高倉健さんの映画と言えば、私の世代は番外地であり残侠伝で男を磨いたもので御座います。映画館を出ると、そこはいっぱしの渡世人、なにやら両肩は風を切る風にも見えます。 にわか渡世人、二日と持つものですか、あとは至らぬ若気が顔を覗かせてまいります。何度繰り返した事か、素地が悪いのでしょう、至らぬ若気はいたらぬままで今日です。 職漁師の方と話します。知り合いの漁師も多いので、下衆な話から漁の話、暮らし向きまで様々話してまいります。 大概の話の成り行きは、良かった時代の話しに始まり、最近の漁場の有り様で終わります。「昔は明日の事など考える必要が無かった、海に出て魚を拾うてきたら殆んどの事は賄いができたもんじゃ」こう言う漁師、昔は景気のいい話と、飲む打つ買うのうすい話だったような気

    「建さん」そりゃぁ漁師じゃあない! 釣り師だ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/11/28
  • 町内広域連合軍 対 レジスタンスと野良猫 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    近所で顔を合わす、「落とし込み」という釣りをなさる方と世間話などをしております。 この方は松永湾の貯木場を主に漁場になさる方で、スタイルと場所を殆んど変えられません。時折連れ立って遠征などはなさるようですが、律儀にかたくなに、同じ釣り場で落とし込み一なのです。 「落とし込み」と言う釣りは堤防などで餌をつけた仕掛けをゆるりと上から落とし込んでまいります。魚と言いますのは上から落ちてくる餌にいたって弱いものですから、その痛いところを突いて、釣ってまいると言う手はずになっています。 貯木場は魚の溜まる所で、格好の釣り場なのですがちょっとした臭いが魚に付いて私などはどうもいけません。気になさらない方にとっては、よい釣り場なもので大勢の人でにぎわいます。 その落とし込みさんの言うに 「このごろ町内会で野良退治の話が出て、どうも罠を仕掛けて捕まえるらしい」 「可哀想だと言う意見も有ったそうだが、ど

    町内広域連合軍 対 レジスタンスと野良猫 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/11/27
  • 釣り師と密漁とすなめり - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    以前釣り場の幽霊の事などを書きましたが、幽霊はただ脅かすだけで危害は加えません、よこしまな人間がやましい事などの心当たりがありますので、驚いて転ぶくらいが関の山、大抵が大事にはいたりません。大概の人はやましい事の一つや二つあるものですから、この世から幽霊がいなくなることなどありません。 そりゃああなた安心なさい、幽霊よりも生身の人間のほうがよほど怖いもので御座いますから。 釣り場と申しますものは時折、幽霊以外のおどろく事態が発生するところでも御座いまして、釣り師もそれは驚いてまいります。 これは聞いた話ですが、磯渡しで沖の磯で釣っておりますとなにやら海面が怪しい雰囲気。何がどうと言う事ではないのですが胸騒ぎに近いものがある。 釣りをしておりますと、この場合とは違いますが、予感めいたものがありまして「喰うぞ!」と魚が掛かるのが分かる時があります。経験から来る潮時が感じられる瞬間だと思うのです

    釣り師と密漁とすなめり - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/11/26
  • どうだい 明日も釣りに行くかい? - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    この連休、土曜日のことでした。一の電話が掛かってまいります。 浪 士 「浪士様、明日はどうされます?天気も良いし・・絶好の・・」 浪士様 「おう、明日は釣行予定じゃ。寒うはないし釣り日和じゃ。ところでお主、今日行ったんじゃあないのかい?」 浪 士 「何をおっしゃいますやら、浪士様を差し置いて抜け駆けなど滅相も御座いません、 あとの仕返しが恐ろしゅうございますし・・・今日は明日の準備です」 浪士様 「潮の具合も天気もいいわい、   どうのこうの・・」 浪 士 「どうのこうの・・・」 浪士様 「ところで今日は何匹釣った・・?」 浪 士 「ええ今日は5匹で・・・・・・あっ!・・・」 なんのこたあない、きっちり抜け駆けをしているので有りますから、明日はいびり倒してやらねばなりません。 何しろ油断もすきもあったものではありません。人の技は盗むは抜け駆けするは、まだ人様のものに手を掛けないだけましの

    どうだい 明日も釣りに行くかい? - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/11/25