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ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (41)

  • 石田配達営業マンは目にパンダマークの黒いふちが・・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    春めいた頃より春が番ともなりますと、釣り師は、がぜん活発にうごめきだしますもので、これがあの体たらくをかこった同じ人物かと見まがうばかりの働きぶりですから、死に体だとばかり思って棒切れで無造作につつくと、がぜんかみつきますから注意が必要でございます。 春と言いますのは、釣り師のみならず生きとし生けるものみな活動的になり、なおかつ繁殖活動にも精を出すこととなってまいります。 人様というのは様々なところですが、どちらさんも恋の病で上の空、心ここにあらずということは経験するところでございます。 発情期とでも申しましょうか、心ここにあらずの石田配達営業マンというのも人生二度目の発情期を迎えて、今日も仕事は二の次、いい加減な仕事を楽しんでおるのです。 石田営業マンは半ば会社をい物にするといったほうがいいぐらいの、いわばブラック社員とでもいうべき人物で、社業には適当にしか力を入れませんし、あまり頼

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    kobonemi
    kobonemi 2019/05/16
  • アイムソーリー・ヒゲソーリー - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「アイムソーリー・ ヒゲソーリー・あべそーりー」 「あははは・・・・」 「まだ言えるんで、なんぼでも言えるんで」 「アーメン・ソーメン・・冷やソーメン」 よしゃあいいのに面白くもなんともない駄洒落を、爺さんは吐き続けた。 そんな安土桃山時代に流行ったような駄洒落を後生大事そうに抱え込んで、隙あらば吐いてやろうと待ち構えていたような吐き方するのは、点滴中に看護婦さんの歓心を買おうと必死になっている爺だ。 周りは悪い薬を飲み間違えた爺さんが駄洒落を吐き終わるのを、嵐が過ぎるのを待っている。   これは入院公害の新手の品種に違いない。 相手は年寄りのことで、いくばくかの尊敬の念を持たねばなるまいから、逃げようもないこちらにとっては性質の悪いことだ。 癌が見つかって入院する羽目に至ったのだが、抗癌剤と放射線治療で気力・体力を奪われて、もはや生ける屍状態になった時期、点滴中なので動くに動けずしょうも

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    kobonemi 2019/05/09
  • ココ壱番屋のカレーの食べ方 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    いえいえ、この期に及んでべ物の報告に方針転換してやろうなどとは思っておりません。べ物の報告など数多くの人がなさっておいでの所でして、割り込もうなぞ大それたことは致しませぬ。 何しろ、しがない釣り師の出っ張ることではございません。 釣りを終えて数人で小腹がすいたところで、さてどうするか。 ここは手っ取り早く、腹を朽ちさせる、おまけにその日の釣りの反省を、釣果の良かった人は自慢したいだろうし、その上釣れなかった奴を肴に思い切りあざけりたいだろうし、会話の中で次の釣りのヒントの一つも探ろうなどと人さまざま算段の有るところです。 釣りは現実の生活とはかけ離れた浮世離れの所がございますもので、そのまま家に帰りますといきおい現実が待っております。 いい心持の所から離れがたいのは人情と言うものでございまして、しがない小市民釣り師どもにおきましては、もう少し群れていたい。もう少し釣れなかった奴をおもち

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    kobonemi 2019/05/03
  • 「御船の織」さんは今二つのことで悩んでいる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「御船の織」さんといやあ、昔はその界隈では知らぬ者などいない、ちったあ知られた遊び人で、お城からすこしばかり離れた所にあった結構な屋敷が人出に渡るくらいは遊んだ人だ。 「御船の織」の御船は、在所が御船町だから 織は苗字の一文字から由来している。 遊び人といってもその筋の構成員などではなく、根っからの放蕩が生まれつき装備されていて、家業の建築業には目もくれずオートバイに凝りあげる、賭け事が続いて車に繋がる、ひとしきりランチュウに熱を上げる。それから御婦人に至ったところで無残にも大邸宅は鍵を渡すはめに。 普通の趣味人の域は片足も両の足もはみ出す遊び様ですから、賄は膨大なものになって 「なに、家が形を変えただけのことよ・・・」 と、まあこうだ。 織さんと顔なじみになったのは釣り場の事で、何度か顔を合わすうちに釣りのあれこれを話すこととなったからだ。 その頃の織さんはささやかながら家業を継いで、少

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    kobonemi 2019/04/25
  • 「明けがらす」に取り付かれた釣り師の春は遠い - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    以前の記事で「十一」(といち)と「まばたき一」などと申します街場の金融についてた書いたところです。 お初の方にはわかりますまい、「といち」というのは十日で一割の利子が入用だということで、「まばたきいち」というのは瞬きを一回する間に一割の利子が、付くというのですから開いた口がふさがらず、挙句には口中に飛び込んだ雀が巣を作るんでございます。 以前、このことについては書いたことがあるのですが。どなたかカラスが「カアー」と泣いたら一割の利子がつくと聞いたことがあると指摘されました。 こいつは「あけがらす」といって、朝 カラスが鳴くと同時、一晩で一割の利子という、誠に乱暴な常人では伺い知れぬ街場の金融のことです。 世の中それでも必要とする需要があるそうなのですから、まったく伺い知れない世界とは存るものるなのです。 インド人の知り合いが言います。 「友達が金融をやりよって、同じインド人に金を貸すんだ。

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    kobonemi 2019/04/21
  • こんな私に誰がした・・!   新福山百景  その3 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    奇怪なるものこの世に様々存在するもので、自然のままに出来上がったものから、人様の手によるものまでこれはまた仰山のことだ。 今回は人の手にかかって奇怪な形にされた、世にも哀れな街路樹が存在するので世間様に、お目通り願うということでございます。 街路樹は様々あるのですが、この道路の両側に林立するするプラタナス、葉を付けている分にはどうということはなく潤いなのですが、葉が落ちるころになると人の手によって刈り取られる。 その挙句がおどろおどろしい形となって、これは疑獄の門に違いないと身構えるのです。 さぞかし地獄の門はこのようなものかと、日頃罰当たりに心当たりがある釣り師は身構えるのです。殺生を繰り返す釣り師は「血の池地獄」が必定なのですから。 次、 この写真は地獄門よりすこし離れた所にあって、その姿形が火炎太鼓とはこのようなものにちがいない形をしています。 実際、火炎太鼓なるものどの様な形であっ

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    kobonemi 2019/04/17
  • 釣り場に「浪曲子守唄」と「みつばちハッチ」が流れるとき - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「おめでとうございます」 「見事大物を釣り上げられた吉田屋さんの栄誉をたたえ家紋の掲揚と家歌の斉唱を行います」 一同起立! 吉田屋さん張り切ってどうぞ! 「有難う御座います、我が家の家紋は誤算の切ではなく、(伍三の桐)であります。家歌は(浪曲子守歌)です。お耳汚しのところ誠に僭越ながら心を込めて歌わせていただきます」 逃げた女房にゃ未練はないが お乳欲しがる この子が可愛い・・と・・ 「それにしても今日はしけとるのお、全体でこれ一匹かい・・!」 この地方、燧灘は海水が下関と大阪両面から流れ込む地とあって、水温が上がるのが遅いところです。 黒鯛の乗っ込みが始まる頃なのですがまだ姿が見えず、明石さんが今日ようやく待望の一匹を釣りあげました。 全体でもってこの一匹なので おして知るべし、他の連中は集中力が切れて腹立ちまぎれのところ、明石さんが一匹を釣り上げたのをいいことに、やっかみ半分が相まって

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    kobonemi 2019/04/13
  • ハズキルーペを掛けた釣り師はかく語りき - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    わかりやすいお話ということでございます。 人間年を取りますと体のあちこち不都合が出てまいりまして、こんな筈ではなかったにと思ってはみるものの、如何せん世間様の見えぬところでその醜態を悟られまいと、悪あがきをするものでございます。 年取って目が悪くなったのでハズキルーペを使用したという単純なお話。これが悪あがきかどうかはさておいて、その周辺のことを少々。 全く分かりやすいところで、「目」など年齢を重ねるごとに、確実に衰えてメガネなどで修正を図ってまいるのですが、最近そこに現れ出でたる新兵器「ハズキルーペ」なるものが出てまいりました。 寄る年波にやせ我慢を重ねてメガネを着用するのを引き延ばしていた老人釣り師木下さんは、矢も楯もたまらず堰を切ったように、コンタクトからメガネへと修正を図ってきました。 急激な対応を迫られたのは、釣りをする場合 糸の結びや糸通しなど細かな作業を迫られるからなのですが

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    kobonemi 2019/04/10
  • 波止場の忠兵衛の死 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さて 釣春 と申しますが果たしてそんな言葉が有るのか無いのか、聞いたことが有るような無いような、誠にもって釣り師ごときのたわごと、お聞き流しの上、お笑いいただければ幸いです。 今年も誰が頼んだわけもなく春というのはやってまいりまして、一人 釣師だけではなくて世間様も浮かれ出してまいりました。 浮かれたのは世間が先だ、釣り師が先だというのはわきに置きまして、釣り師が先に決まっておりますが、そんなことはおくびにも出さず釣り場にやってまいりました。 なに一寸病んだりいたしましたところ、わずかの間にもその取扱いは変わってきておりまして、休んでおる間にその座をちゃっかりせしめる奴や、名人面をして何やらおかしげなご高説をのたまう者などで、それは賑やかで、さすが野盗の集まりでございます。 「その何だな・・あんた・・足がついとるのお、おいみんな浪士の野郎足がついとる ど」 「まだバケモンにはなっとらんわい

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    kobonemi 2019/04/06
  • 当てが外れた釣り師の「標準木」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    梅が終わって桜、誠に春の到来ということでございまして、桜の開花があちこちで聞かれるようになってまいります。 ブログの中でも桜が満開、全国各地の写真が掲載されることとなってまいります。開花はずれがありますから随分長いあいだ桜を愛でることができますので、ぜいたくな花見ということでございます。 ひとつ花だけでなく、ご婦人方も活躍されておりますのでブログの中は、今や盛りの奇麗どころ、ちょっと年増の伯母桜、枯れ木に花をと踏ん張る方々で誠に百花繚乱、華やかなことこの上ないのです。 枯れ木に花は、少々無理筋とは言いませんが・・・ さてさて、写真の花 おそらく梅であろうと思われるのですが、釣り師にとっては特に浪士にとってはこれは頼りにしているものなのです。 魚というのは季節によって活動の時期が異なるものでございまして、水温の変化で釣り師が釣る魚も異なってまいります。 「ホケ・・ホ~・・」から「ホーホケキョ

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    kobonemi 2019/04/02
  • 「こいみばし」をめぐる人民解放軍と南ベトナム民族解放戦線の攻防 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    人が多く住みます街の川は、来の流れではなく用が済んで脇に追いやられ、川の流れが変えられたり 、生活排水などで汚れたままになり、なかなか顧みられないものでございます。 福山でも一時そのような流れは汚れ放題で、見るのも入るのもいや、人様の厄介者になり果てておりました。 さてお役所や民間の方がこれは何とかしようなどと思うところ、いろいろ手だてを打ってまいります。 民間では流れの掃除と振り返ってもらおうと、見た目きれいに改造を施すところも出てまいります。そこできれいになったところで、蛍を捕まえてきて放つ、一見街の中にも蛍が舞うという、いかにも「なんだかなあ・・!」というようなところも現れてまいります。 我がご町内におかれましては、どぶ川を奇麗にしようということで、どぶさらいをやってまいります。  これはよかった、取りあえず匂い、と見た目が改善されます。 次にやったのがかなり攻撃的な手でして、全国

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    kobonemi 2019/03/29
  • 「さんかべえとお」の横山君のことだ 筍をめぐるイノシシとの闘い - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さて季節の到来ということでございます。 何がと申されるところですが、地中より筍が恐る恐る顔を覗かせるんでございます。 筍にしてみれば顔を覗かせたが最後、いつ人間やらイノシシに襲い掛かられてわれてしまうかもしれません、顔を覗かせるのは命がけのこととなってまいります。 *これは文と関係ありません。 同居する犬です。 モカといいます。 この度はそんな筍に襲い掛かる「さんかべえとお」の横山君とイノシシが骨肉の争いを繰り広げてまいります。 「さんかべえとお」と皆様方にはあまり聞きなれない言葉だと思います。 この言葉を解説いたしますと、これは方言なのか通常用語で一般に知られているものかは定かではないのですが、われわれの地方では山河(さんか)において、浅ましく魚を獲ったり、、山においてはキノコや筍を漁りまくって、ほいと(物貰いや泥棒)のごとく立ち回る輩のことを言うのです。 横山青年ほど生まれてこのか

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    kobonemi 2019/03/25
  • 福山自動車時計博物館(新館)が出来たのだが・・・・新福山百景  その2 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    新しく出来上がる‥のは、様々どこでも何時でもあちこちあるものですが、ここ福山にも新しいものが春のつくしの如く立ち上がったのでございます。 新しく立ち上がったと申しましても、これまた古いものが忽然と立ち上がった‥のが福山自動車時計博物館(新館)ということなのです。 館長の能宗孝氏については、過去記事でその癖をお伝えし暇つぶしを願ったところ、このたびはまたささやかに呆れていただこうという嗜好でお時間を頂戴いたします。 この館長という御仁、思い起こしていただければ少々、思い込みやこだわりが強いところで、すし屋に赴けば「たこ」を10貫ばかり腹に入れたところで・・ 「今日いいネタはなんかある?・・・」 「鯛にあなご、こはだに  はまち・・あれやこれや・・」 「そんなら たこ!」 とまあこのような塩梅であります。 夫婦は似ると申しますが、奥さんまで「そんなら あなご」「もひとつ あなご」 夫婦そろって

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    kobonemi 2019/03/21
  • 将棋で浪士様に挑もうなんぞ100年早いわ !! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「近頃の若いもんは」 などという台詞をまきちらすのは、いい加減新しい才能を認めて収まるところに収まるべきなのに、枯れすすきになりそこねたじじいの台詞でございます。 何も心配せんでも新しい才能は湧き出てきているものでして・・、というわけで今脚光を浴びている藤井聡太君に触発されて、にわか将棋うつつを抜かす話ではございません。 森川君は隠しきれないほくそ笑みを必死に押し殺して、さも「将棋の勝負など眼中にございません」、釣りを覚えて酒の肴もほしいが釣りの教えを乞うには浪士の野郎の前で少しばかりは卑屈にならねばならん、つまり愛想の一つもせねばならんが、ここはひとつ我慢のしどころで釣りで卑屈になっても将棋でへこましてやるわい、興味はあくまで釣りでございますの顔つきでごまかすかと、階段を昇ってきやがるのです。 今回のお話は最近釣りを初めて面白くってしょうがない森川君ということで、釣りを覚えたての釣り師

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    kobonemi 2019/03/14
  • 仕事師の大塚君は鬼びっくり饅頭の鬼を作ったんだが - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    数々戯言を書き連ねたところで、はて あのことは書いたかどうか自分でも分らぬ事と成って参ります。 これはいかぬということで一念発起読み返すこととしたので御座いますが、これがいけません。 何しろ最初から読み進めようとしたのですが、恥ずかしき事の数々とてもじゃあございませんが読めるもんじゃあありません。 五つばっかり読み進めたところでお手上げでございます。 以降重複した事などありましても、どうかお見逃しの御慈悲を請うということになって参ります。 はて御題の仕事師、大塚君のことでございます。最近ではなにやら金曜日は仕事をせずに早く帰って消費に励めなどと、仕事師にとってはいかにも住みにくいこととなってまいりました。 働かず消費に励めなどと言いましても仕事をしないのですから実入りには成りません。消費に向かうにも種金がなくては空鉄砲、これはいかにも旨くありません。 「これはまた難しいですねえ!・・・おお

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    kobonemi
    kobonemi 2019/03/11
  • ブログ元年 今年は有難う御座いました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    ブログを始めて4ヶ月、長期間に渡って文章など書いた事など無い身からすればすべて手探りの事でした。 星を付けていただいた人、コメントをいただいた人、読者に成っていただいた人、それは、励みに成る事でした。文章を書く作業は孤独なものですが、その作業の先にいつもお読みいただく人があって、続けられたのだと思います。有難う御座いました。 当ブログを評して「雑文の露天販売」と言った人がありまして、雑文の上、誤字脱字は数知れず未だに過去の文章を読み下っていく事など、恐ろしさと恥ずかしさで出来かねています。 文章と言うのは恐ろしいもので、巧みに操られる職の方々の文章に触れるに付け、基的な素養があらわになってきます。これはよほどの精進がいることだと、今になっては思い切ってブログをはじめた事など、恥じ入るばかりです。 勢いのまま前だけ見て走ってきたのですが、これからはよほど推敲の事など気に留めてかかねば成ら

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    kobonemi
    kobonemi 2014/12/27
    良いお年を!
  • 短足の船頭の天候予測 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    年の瀬と言う事に成って参りますと、どちら様も気ぜわしくていけません。釣りも年内は、あと一度と言う事になってまいりまして、最後ばかりは、はかばかしい事になってまいりたいと思うのですが、こればかりは現場に行って見なければ分かりません。 何事も「終わりよければ・・・」で絞めたいのです、今年の釣果はさておいて、恥ずかしき事の数々、無かった事にして来年に挑みたいと、かなり乱暴な事を考えておりますから都合のいいのもいい加減にしなければなりません。 昨日の記事の船頭、あまりに可哀想なので、今日は褒めて遣わします。 褒めるところと言いましても二つしか御座いませんで、一つは例の短い足です。これは別段他人にとっては害になるようなものではありませんで、何かの話題にする時揚げ足取りにはもってこいなのです。結構な年恰好になりますと、体の外見上のことをあげつらってもいじめにはなりませんし、逆に自分から話題にしまして場

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    kobonemi 2014/12/26
  • 少々足の短い船頭の海水の飲み方 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師といいますものは釣り場まで運んでもらわねば、世の中では何の役にも立ってまいりませんから、ただの無用物ということに成って参ります。 この釣り師を釣り場まで輸送するのが船頭で御座いまして、今日もかなりくたびれた船で運んでまいります。 この釣り客を運ぶ船頭の足が、他人様よりかなり短くあつらえてありまして、見た目かなりバランスの悪い事になっております。 何事にも、バランスと見た目と言いますのは、大事な事で御座いまして、竿なども見た目と魚が掛かったときの曲がり具合が、良い具合に曲がりませんと、力の分散などがうまくいきませんで、トラブルの原因とも成って参ります。 船頭の足が短いと言う事は、別段世間様の迷惑や害になるようなものではありませんで、他人が3歩で行くところを4歩要するぐらいの事で御座います。このバランスの悪さも日頃見慣れておりますと、風景の中に溶け込んだ日常と言う事で違和感が御座いません

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    kobonemi 2014/12/25
  • パブロフの金魚と釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    釣り師が魚などを飼っております。今まで数々の殺生の罪滅ぼしに養殖でも始めるのかですって?いいえ、そんなことではありません。 飼っている魚を釣るのか?そういうことでもありません。 金魚を世話できないからと、子供から引き受けましてな。よくある話で、その場の可愛さから、犬だだうさぎだ、ペンギンだと子供のその場限りの都合のいい思い付きにどちらの親御さんも振り回されております。 可愛いと言っても、ほとんど長続きはいたしませんで、日常の世話など毎日の事になりますと、熱の冷めるのは早ようご座います。その後はお決まりの親が責任を取ることになって参ります。 今回の件もまさに、ぴたりと当てはまって、目出度く新しい保護者になってまいりました。 ハツカネズミが可愛いと言う事があって、どうもあのくるくる廻る輪を回す姿に熱が出てまいりまして、飼う事に成ります。世話のことはきつく言い渡しておったのですが、いけません。

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    kobonemi 2014/12/24
  • 「漁業と農薬」あるいは「漁薬」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    久方振りに顔を見せた山ちゃんは、入ってくるなり「いけんわい!」と吼えますから、日頃弱音をはかない姿を見知っているこちらとしても、それは困るのです。 この男は余程困っても、いつもあっけらかんと困っておりまして、陸に住む我々ですと困った時にはどろどろと膿んだ困りようの事ですので、うらやましい限りの困りようなのです。 彼は漁協の理事ですから、人を指導する立場からも、困った顔など出来ないのかもしれませんが、それにしても眉間の縦皺は、今まで無い刻まれようで、事態がかなり深刻な事を物語っています。 「どうじゃそっちは?このところくらげが少ないで、定置(定置網)でひと稼ぎ企んだが、今度は魚が入らんわい。おい、なんとかせい!」 何とかしろと言われましても、こちらはまだ農水大臣の就任要請は来ておりませんし、神様に成るにはは修行が足りませんから、いかんともしがたいのです。 「今年はあきらめたら・・」といいまし

    「漁業と農薬」あるいは「漁薬」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    kobonemi
    kobonemi 2014/12/23