でも、ちょっと寝苦しそう。 だって真夏なのに毛布と布団と被っているから。 冷房のガンガン効いた部屋で、毛布と布団にくるまって寝るのが至福のひとときらしい。 いつもは、冷房ガンガンなんだけど、あんまりにも寒かったので僕が設定温度を上げた。 その様子を見たお父さんが「美姫さん、暑そうだなぁ~」とつぶやき、扇風機を持ってきた。 そして、美姫さんの足をお布団から出してあげ、扇風機の風を強風で美姫さんの足に直接当ててあげていた。 「これで、寝やすくなるだろう。」と大満足そうなお父さん。
ある惑星を見た神さまが、その惑星の状況を憂いた。 「このままではいけない。」 神さまは、あるタネをその惑星に撒いた。 タネは、その惑星を我が物顔で使う者達に寄生した。 ある者は、人の心に付けこんだ。 ある者は、リーダーの立場ながら自分の事のみを考えた。 ある者は、誰かの癒しになった。 ある者は、自らの正義を振りかざした。 ある者は、誰かの為を思い行動した。 タネは、その惑星を我が物顔で使う者たちの本心を露呈していった。 タネはそのまま火種になるのか、綺麗な花を咲かせるのか 憂いた神さまからの最後のチャンスなのかもしれない。
例のマスクが届いた。 小学生の僕でもわかる。 今更感。 だって、配送が遅すぎるからマスクは、みんな自分で手に入れた。 「父さん。このマスクって、必要な人に渡してもいい?」とお兄ちゃんが言う。 「あぁ、いいよ。うちはマスクが足りているからね。」とお父さん。 流石だな。お兄ちゃん。僕は感心する。 「で、どこに送るんだ?」とお父さん。 「最終的に、テレビにいつもこのマスクをしている人に送ろうと思って。」とお兄ちゃん。 はぁ?それって……。 「また、何で?必要としている人たちは他にもいただろう?」とお父さん。 「うん。ちらほら見つけたよ。でもね…」とお兄ちゃんは続けた。 「毎日、付けているんだよ。4月のはじめからずっと。他の人たちは、手作りマスクも付けたりしているのに彼だけはあのマスク。巷の噂じゃ、あのマスクは何回か洗ったら縮むって言うじゃん。毎日付けている彼が、一番必要なんじゃないのかな?それに
むかしむかしのお話。 スコットランドのフォン・ブイエンという泉の近くに【ストラスアイラ】というウィスキーの蒸留所があった。 その泉には、ウマに似た妖精【ケルピー】が住んでおり、度々人を襲い、人肉を好んで食べていたそうな。 【ストラスアイラ】はその曰く付きの泉の水使われている事からその泉の水の味が隠し味となっていると昔から伝えられてきたそうだ。 それから現代………20××年 〇月 某国の諜報機関には4人のエージェントがいた。 まずは、エージェントM。彼は、行動派。いかなるミッションも早々に次々とこなす。 次にエージェントk。彼は、接待部長。酒の席では口を滑らせるものも多い。彼は接待で、他国からの情報を得ていた。 それからエージェントJ。語学が堪能で、知識人。他国にさりげなく潜り込むのが彼の得意技だ。某国の諜報機関のエリートでもあった。 最後にエージェントF。最近入隊してきた新人だ。能力は不明
「テスト難しかった。思ったより、点数が取れなかった。」と模擬試験を受けに行ってたお兄ちゃんが、帰ってくるなり言った。 「そんなに難しかったの?」と僕が言う。 「あぁ、難しかった。結果が怖いよ。」とお兄ちゃん。 「そのテストって予想問題なかったの?」と美姫さん。 「あったよ。全部通ったんだけど……なかなかだった。」と悔しそうなお兄ちゃん。 「同じ問題じゃないの?予想問題って。」と美姫さん。 ?また、何を言っているんだ? 「似たような問題だったのかもしれないけど、応用になってたりと問題は変えてあったよ。」とお兄ちゃんが答える。 「それって、ダメじゃん。」と美姫さんが怒る。 ?怒る理由がわからない。僕とお兄ちゃんはキョトンとする。 「なんで、ダメなの?」と僕が口をはさむ。 「だってさ、今日、国営放送を見てたら予め質問事項を相手に教えてないと質問はしちゃいけないってリーダーが怒ってたよ。」と美姫さ
今日は、漫画を紹介したいと思います。 以下ネタバレ含みますのでご了承ください。 その本は【名探偵コナン】です。 週刊少年サンデーで連載中の漫画です。 私は、アニメと単行本で見ています。 あらすじ 米花町に住む工藤新一という高校生探偵が、黒の組織に薬を飲まされ、身 体が縮んでしまう(黒の組織は工藤新一は死んだと思っている)。黒の組織に身 分を隠すために小学1年生の江戸川コナンと名乗り、探偵を続けながら黒の組 織を追うという話。 ①コナン君の行く先々で事件が起き過ぎ。 →コナンくんが、裏で糸を引いていて、自分で解決してるんじゃないかと思います。何せ、旅行先でも事件が起こります。 ②米花町の警察は、小学1年生のコナンくんに事件を解くのを頼り過ぎ。 →コナンくんは、小学1年生です。こんなことして、よくバレないなぁと思います。(コナンくんは、一部の人を除いて自分が工藤新一と言う事は秘密にしてます)
「こうちゃん、今日はあり3号の誕生日だよ。ケーキは、8号(直径24㎝)でいいからね~。」と美姫さん。 この会話の意味はというと、あり3号というのは家の庭にいるありの一匹の事。美姫さんは都合のいいときだけ家族あつかいし、ケーキの食べたいときに誕生日がきたという事にしている。誰の誕生日かは、その都度変わる。 「イチゴのケーキでいいのか?」とお父さん。 「チョコケーキがいいなぁ~。あり3号はチョコが好きだから。」と美姫さん。 あくまでも、あり3号の誕生日ケーキであって、美姫さんが食べたいわけではない事を強調する。 まぁ、僕もケーキが食べれるからいいんだけど。 お父さんがケーキを買ってきて誕生会が始まる。と言ってもケーキだけなんだけどね。 ロウソクを1本立てて(美姫さんいわく、今回はあり3号の1歳の誕生日)、みんなでハッピーバースデーを歌い、美姫さんが変わりにロウソクの火を消す。 そして、ケーキを
何を隠そう美姫さんは引きこもりのプロだ。 今回の外出自粛、美姫さんにとってみれば日常。 今回美姫さんは色々な言葉を編み出した。 ①テレウォーク・・・RPGゲーム内で歩くこと。 ②オフライン旅行・・・窓から外の空を見てボーっとする事とお昼寝の事 ③Goo散歩・・・Googleマップで散歩する事。 この、テレウォークとGoo散歩は、美姫さんは全く運動をしていないのに運動をした気分になっているということが難点だ。「今日は、100km歩いた~。」とか「大陸横断しましたよ。」とか言っている。 あと、忘れてならないのが美姫さんに似た者がもう1人家にいるという事。 美姫さんとお兄ちゃんは、変なダンスを最近踊りだした。 その名も【ソーシャル蜜ダンス】 社交ダンスをソーシャルと言いながら離れ、蜜と言いながら向かい合ってホールドしている。 僕も誘われるが、とんでもない。断固拒否だ。 僕は、ウイルスと美姫さんに
「ショウ。明日から仕事。」と、美姫さん。 「えっ?今、外出自粛だよ。行かなきゃいけないの?」と僕が聞く。 「いや、外には目に見えないウィルスがいるのに出てこいって危ないでしょ。だから、危険手当くれって言ったらくれなさそうだったから、テレワークにした。」美姫さん。 よろず屋のテレワークって何するんだろう?? その日の夕方、家に何やら機材が届いた。 新しいパソコンとその他もろもろ。 それをセットするお兄ちゃん。 「あれ?美姫さんの仕事じゃないの?」と僕が聞くと 「美姫さん、機械音痴だからね。」とお兄ちゃん。 確かに…電池が切れたのを“壊れた”って怒るぐらいだからね。 次の日、いっこうに仕事をする気配がない美姫さん。 「美姫さん、仕事は?」と僕が聞くと 「そうだね。そろそろしますか。」と昨日届いたパソコンを開き、何か動画を見始めた。 「何見てるの?」と僕が覗くと 「大人の汚い世界。」と美姫さん。
少し前の出来事。 家でまったりとしながら、ネットをみていると【和牛商品券】の記事を見つけた。 「美姫さん、なんと【和牛商品券】が貰えるらしいよ~。」と僕が言うと 目を輝かせる美姫さん。 「ほら、去年行ったお店のタンシチュー美味しかったじゃん。あれも【和牛商品券】使える?」と美姫さん。 「和牛のタンなら、大丈夫なんじゃない?!」と僕が答える。 「じゃぁ、うちはタンシチューで決まりだね!」と美姫さん。 僕んちは【和牛商品券】でタンシチューをもらう事に決まった。 それからすぐに【お魚商品券】も出た。「美姫さん、【お魚】も貰えるらしいよ」と僕が美姫さんに言うと 「やった〜!!イカが食べたかったんだよねー」と美姫さん。 「イカは魚じゃないんじゃない?」と僕。 「水族館に居るから、お魚と同じにして欲しいな」と美姫さん。 そしたら、海老も蟹も【お魚商品券】でいけるのか? 「イカが良いんだったら、海老も蟹
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