ブックマーク / agora-web.jp (9)

  • オープンレターを書いたのは「誰」なのか:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える⑨

    IT・メディアMagnifying glass on books with background of bookshelf 連載のなかでも11月27日朝に公開した前回(第8回)はとみに反響が大きく、4月4日に出された呉座勇一氏(国際日文化研究センター。以下、日文研)の炎上をめぐるオープンレターについて、その当否を問う論争が再び盛んになったようだ。もっとも議論の質には高低があり、たとえばレターの呼びかけ人であった津田大介氏は同日夕のツイートでこう述べている。 拙稿のタイトルは「オープンレターがリンチになった日」なので、津田氏のいう「「リンチ」とか雑に言うような認識の人」とは私を指す(少なくとも含む)ように思うが、それなら堂々とリンクを張って是非の判断を読者に委ねてはどうだろうか。対立する相手の文章はフォロワーに読ませず、「あいつは無視していい人間だ」(大意)とのレッテルを貼って存在自体を

    オープンレターを書いたのは「誰」なのか:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える⑨
  • 嶋理人さんへの警鐘:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える③

    IT・メディアBeautiful storm clouds on a summer night with pinks and blues. 11月3~4日のアゴラへの寄稿に対して(その①、その②)、8日に歴史学者の嶋理人さんから「反駁」をいただきました。むろんまっとうな批判であれば歓迎ですが、拙稿に対し「自分だけが正しいかのように思いあがった、酷いもの」・「呉座さんにとっても良くない」・「歴史学そのものへの冒涜」といったレッテルを貼り、さらには上記のアゴラ寄稿以外の、私の言論活動全般にまで「典型的な「トンデモ」」・「もう帰還不能点を越えている」といった罵声を浴びせる内容になっています(上記のカギカッコ内は、すべて原文ママ)。 ワンパラグラフだけ引用すると、たとえばこのような調子です。 「このように與那覇氏の論は、実証が全くなっておらず、断片的情報の無理やりな解釈から、呉座さんを擁護して歴史

    嶋理人さんへの警鐘:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える③
  • 専門家を名乗る学者が起こす「専門禍」:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える④

    IT・メディアSilhouette dead tree on dark dramatic sky and white clouds. Death, lament, sad, grief, hopeless, and despair concept. Halloween day abstract background. Looking up view of dead tree. Leafless tree. 前回(連載その③)では歴史学者の嶋理人氏に対し、彼が11月8日に発表した記事を削除する猶予を与えたつもりであった。人がカッとなって不適切な記事を書いたと反省して、削除するならそれでよいし、ただし居直ってその後も中傷記事の掲載を続けるのであれば、「このアゴラの連載にて批判させていただきます」(原文ママ)と通告したのである。 ところが嶋氏の応答を待っている間に、作家・ゲームデザイナーの架神

    専門家を名乗る学者が起こす「専門禍」:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える④
  • BuzzFeedが誤魔化すLGBT問題の三論点

    社会・一般Angry official pointing hand to suspect and asking questions in dark private room - investigation and interrogation concepts 先日アゴラに掲載した筆者のエッセイに、BuzzFeedが反論してきた。筆者が応答する義理は何もないのだが、せっかくなのでこれを奇貨とし、改めて既存マスコミが伝えないLGBT問題を深掘りしてみたい。 BuzzFeedの記事には三つの誤魔化しがある。 一つ目の誤魔化しは「トランスジェンダーとは誰のことか」という論争についてだ。以下の図を見てほしい。 トランスジェンダーというと、世間では生殖腺を除去して男性/女性に性別移行した性同一性障害の人というイメージが定着しているがそうではない。 トランスジェンダーというのはアンブレラターム(各種別を

    BuzzFeedが誤魔化すLGBT問題の三論点
    kodai795
    kodai795 2021/05/22
    良記事
  • 英国EU離脱は「インテリンチ(Intelynch)」が原因

    エコノミスト、大学研究者、ジャーナリストの言葉は分析ではなく大衆への侮辱ばかり 英国国民投票や共和党予備選挙に際し、「インテリ」からEU離脱派・トランプ支持者は数え切れないほどの侮辱の言葉を浴びせられてきました。そして、それらの侮辱は国民投票で離脱派勝利・予備選挙でトランプ勝利に終わった現在も続いており、依然としてメディア各紙の紙面に新規に掲載され続けています。 インテリは「大衆」を「低所得・低学歴のポピュリズムに毒された人々」と定義して、勿体ぶった表現を駆使して社会分析に見せかけた大衆への罵倒・侮辱を楽しんでいます。 インテリに罵倒の限りを尽くされた低所得・低学歴とされた大衆は、反論する言葉を持たず、反論する媒体を持っていません。必然的に言論空間はインテリにとって大衆への容赦のない罵倒の言葉を吐き続けることが可能な安全圏となっています。 安全圏からの大衆への容赦のない罵倒は「インテリによ

    英国EU離脱は「インテリンチ(Intelynch)」が原因
  • 資産1兆円を持った男の見た世界=桃源社の故佐佐木吉之助社長の思い出—「私の人生は貧しいものだった」 : アゴラ - ライブドアブログ

    OPINION 資産1兆円を持った男の見た世界=桃源社の故佐佐木吉之助社長の思い出—「私の人生は貧しいものだった」 / 記事一覧 佐佐木吉之助氏(写真)が亡くなったという。バブル経済最盛期、自分の全株保有する資金1000万円の会社「桃源社」が145の不動産を所有。その含み益が1兆円となり、米経済誌『フォーブス』の1989年調査で世界12位の富豪になった人物だ。その後に地価暴落の中で繰り返しメディアに登場。国会などでの偽証罪で刑事訴追され、ビルは全部手放した。バブルの凄さと怖さを体験した人だ。享年79歳だった。 私は晩年少し交際があったが、1月の週刊新潮の報道までその事実を知らなかった。ご冥福を祈る。 「あなたは何のために1兆円を稼いだのだ」。彼を題材にしようとしてある著名ノンフィクション作家が彼に取材を続け、こんなことを聞いたそうだ。誰でも、この疑問を彼に抱くだろう。 しかし「この

  • ソ連の亡命ピアニストの告白

    楽論を通じ痛烈な批判 ベートーベン、シューベルトなどの演奏で国際的に名高く、魂の音楽家といわれるV.アファナシエフが「ピアニストは語る」(講談社現代新書)を出版しました。40年前のソ連から亡命して自由を得て、演奏活動の花が開きました。読んでみますと、全体の3分の1が亡命の動機、亡命の行動計画、実施に割かれています。今、なぜ。そこに出版の大きな狙いが置かれているような印象を受けました。 この著書は対話形式で書かれて分かりやすく、聞き手は旧知の日人の音楽評論家で、東京・目白台の日邸宅で対談が行われました。つまり日発の著書です。ヨーロッパに亡命した同時代の音楽家は少なくなく、40年前の話とはいえ、抑圧や監視、取り締まりが過酷だったソ連に対する時代証言になっています。 この出版企画はアファナシェフ自身が日側に持ち込んだそうです。この音楽家は政治亡命ではないし、著書ではソ連に対する政治的批判

    ソ連の亡命ピアニストの告白
  • 意識高い系について --- うさみ のりや

    久々にいわゆる「意識が高い系会合」に参加してしまって、時間を無駄にしてしまったと大変イライラしている。 来「意識が高い」とは「問題意識が高い」ということなので悪いことではないはずなのだけれど、これが度が過ぎると「意識高い系(笑)」へと昇華する。「度が過ぎる」とはどういうことなのかというと、世の中の情報収集して将来に関する構想を膨らませているうちに「自分の意識の中の妄想」と「現実社会に置ける自分」との区別がつかなくなってしまった状態のことだ。 ビジネスであれば経営学の勉強で企業のケーススタディをしたり、テクノロジー・スタートアップ系のwebメディアなどでニュースを集めているうちはいいのだけれど、そのうちスティーブ・ジョブズや孫正義やジェフ・ベソスやマーク・ザッカーバーグといった偉大な起業家たちと自分を重ねるようになり「おれもいつかこうなるんだ」などと言い出す。こうなると完全に「意識高い系」

    意識高い系について --- うさみ のりや
    kodai795
    kodai795 2015/03/27
    意識高い系
  • 意識高い(笑)系に送る「あほロワー」な生き方

    新年度になると、妙に「意識高い」系の言説がリアルでもネットでもはびこる。しばらくアゴラを留守にして東洋経済オンラインにお邪魔していたら、新たな「グローバルマチョ子」が出現して常見のアニキをdisっていたな。電車の中吊りをみれば、東洋経済誌には「激変!!東大生の就活」という特集が組まれて、東大生が急にベンチャー志向化している、と煽りまくっている。これら一連の事態を見るにつけ、「普通の」新入生、新社会人が今年も“搾取”されようとしているような気がしてならない。 ◆高い意識は大切だが、身の丈を忘れるな もちろん、時には強制的、あるいは自発的にストイックに追い込まなければ、見えない風景がある。そういえば、阪神の西岡剛選手がロッテ時代の4年前、「ゾーンが見えてきた」と語っていた。その年、彼は自身初の首位打者を獲得。当時、自分を含む番記者たちが打撃好調の心境を尋ねた際のコメントだ。かつての彼は遠征先

    意識高い(笑)系に送る「あほロワー」な生き方
    kodai795
    kodai795 2015/03/27
    意識高い系
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