–ポップインもマイクロコンテンツに関係がある? 林:Webページを読んでいて、わからないことがあったら、なぞるだけで挿入表示される。このなぞる行為をもっと注目しても良いのではないか。 今は同じページの中で、どの単語が一番よくなぞられるかを統計をとって、ユーザーにフィードバックを返せるように。 iPhoneでnobilogで検索すると、飛んできた時に、他の検索結果、nobilogの他のiPhone記事がリスト表示されるようになった。ページの滞在時間を延ばすことが出来るようになった。 ブログのマイクロ化をしている。ブログの中でもなぞって選択した範囲に意味、付加価値を持たせるのがポップイン。あるいは、ユーザーが検索してやって来たキーワードというマイクロコンテンツ、そこにフォーカスしている。 –日本発でもそういうマイクロコンテンツを積極的に活かしたサービスがあるんですね。 林:そこは日本で
–次は、ビジネスとマイクロコンテンツの関わりについて話していただきましょうか。最初のiTunesでコンテンツの買い方が変わったということを話されていた。そのあたりで、どうマイクロコンテンツがこれからのコンテンツビジネスに影響してくるのか。 林:それこそ、日本のiTunesストアだと目立たないが、米国だとiTunesのスタッフが優秀で、ボサノバセレクションなど、iTunesブランドのアルバム。スタッフお勧めのボサノバがあって。ベーシック、ネクストステップ、ディープとか。ほんと、一番美味しいところだけ組み合わせたようなマーケティングができるようになってきた。ボサノバだけでなく、有名な、例えばレッド・ホット・チリ・ペッパーズのiTunesミックスとか。iTunesストアがやっていて、しかも1曲単位で売っている。持っているものがあれば、抜いてかえるようになっている。 マイクロ化でそれが可能になる
林:時間軸を最初に提唱したのがブログ。TLの構造は後のメディアにも引き継がれた。その次に出てきたのが、親密軸。SNSが親密軸を取り入れたと思う。親密軸は、見ず知らずの人の事件と、友だちの事件なら、友だちの方が関心がある。全然知らない人が食べたランチに興味はないが、友だちが食べていたら、「今日もそれ食べているの?」と関心を持つ。それが親密軸。SNSは、友だちの日記だけを可視化。より見やすく。 親密軸の近い人たちの情報だけを、ブログと同じように見せるようにしたのが、SNS。写真共有サービスのFlickrやYouTubeもソーシャルグラフ、親密軸が必ず組み込まれるように。そこからバイラルマーケティングもできるように。友だちにリコメンドするとか。 –YouTubにアクセスしたら、勝手に知り合いのプレイリストがいきなりトップ画面に浮かび上がって。アカウントを持っている人のリストが勝手に出る。俺の
林:Twitterでいうと、ブログとかGoogleとかがインターネットの一つの文化、トレンドを作って、それをティム・オライリーが総称してWeb2.0と言う言葉を作った。 Web2.0、以前と以後で一番大きな違いは、僕は情報への渇望感のような気がする。インターネット上の。 以前は、やはりまだ、もっとインターネット上で情報が欲しいというのがあったから、検索を使って情報を見つけたい。もっと情報がインターネット上に出てきて欲しい。その両方が続いていた。 でも、ちょうどその、Web2.0が切れ目か2001年が切れ目かはわからないけど、それくらいのタイミングに、ブログとか何とかが普及していくことで、ちょっとしたたわいもないことも情報発信できるようになった。逆に、情報が溢れてきてしまった。 できるだけ、情報もありすぎて、メールの受信箱はスパムやたわいもないメールが何通もあったり。だんだん、感度が
–ちょっと話がずれるかもしれませんが、空間軸に行く前に、ブログとか30分かかるのも自分の中では古くなる。ある意味、多くの人にとってはTwitterでつぶやく方がラク。アウトプットの形態も、Twitterで大きく変わった。じっくり考えて書くと言うことを、みんながしなくなる、そういうトレンドになる? 一人がじっくり考えるのではなく、つぶやきをもとにみんなで考えるようになってきている? 林:年齢層とかによっても違う。じっくり考える人も。両方あると思う。あまり、Twitter的な短時間でやるというのばかり広がると、そのうち揺り戻しがあるでしょう。 たぶん、それって、テレビを見る人も本を読む人もいる。ほとんどは両方。それと同じだと思うんです。 そのバランスのポイントがだんだん変わってくる。昔は、TVばかりだった人が、本を読むことも増えたり。年齢や気分によっても変わる。そこらへんで、うまく均衡が取
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く