印刷 関連トピックス原子力発電所 原子力政策や規制のしくみを抜本的に見直す作業が進む中で、核燃料サイクルにかかわる事業に相次いでゴーサインが出されている。認可しているのは、間もなく組織が消える経済産業省原子力安全・保安院だ。「駆け込み認可は許されない」という識者もいる。 保安院は15日、電源開発の大間原発(青森県)の建設工事に関わる変更計画申請について、「技術上の基準に適合している」などとして認可した。ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を100%使う世界初の原発。核燃料サイクルにかかわる中核施設の一つだが、昨年の東日本大震災後、工事が止まっていた。 保安院は2月にも、青森県にある日本原燃のウラン加工施設の遠心分離器の設置を認可した。 関連リンク自民PTが核燃サイクルの検証開始(3/3)核燃料サイクル「無限ムリ」 原子力委が見直し(2/17)核燃料サイクル事業中止を提言 民主