これまでの連載では、Wordに用意されている文字や段落の書式を中心に解説してきた。ここで一度、これらの書式を利用した応用例を紹介しておこう。書式指定を上手く活用するだけでも、幅広い用途に対応できることを理解できるはずだ。 文字だけで表を作成する まずは、文字だけを使って「表」を作成する方法を紹介する。Wordには「表」を作成するためのツールも用意されているが、このツールを使わなくてもシンプルな表なら十分に作成可能である。 最初に、表内の文字をタブで区切って入力する。今回の例では、以下のように文字とタブを入力し、文字の書式(太字)を指定した。この時点で、必要に応じて行間などの設定も変更しておくとよい。 表の文字とタブを入力した状態 続いてタブ位置を指定する。先ほど入力した文字(表の部分)をすべて選択し、「段落」ダイアログから「タブとリーダー」の設定画面を開く。今回の例では、「7字」と「24字