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ブックマーク / hsyf610muto.seesaa.net (51)

  • オールスター考: 武藤文雄のサッカー講釈

    明日は、韓国で日韓オールスターゲームが行われる。 残念ながら、盛り上がらない事おびただしい。せっかくエネルギーメーカ殿に大枚を投資いただいているのだが。日協会、Jリーグサイド、そして広告代理店が「決定的なところを間違えている」からだろう。いや、ジウトンの選考や、石川直宏の不選考のような戦術的な疑問ではなくて、「試合そのもの」と言う視点からの戦略的な疑問として。 「オールスターゲーム」的な試合の愉しみは、大きく分けて2種類ある。 1つ目は、普段見る事ができない選手同士の組み合わせ。日本代表選手と外国籍選手の即興のコンビネーション、世代が異なっていたため代表で共にプレイする機会がなかった日本代表選手同士の組み合わせなども愉しみだ。例えば、加藤久と井原正巳がCBを組んだのは93年のオールスターが唯一のものだと記憶している。森島寛晃とピクシーによる芸術的得点など、オールスターゲームがあったからこ

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    kohedonian 2009/08/11
    『花相撲は花相撲と割り切るべきではないのか。』この馬鹿げた「真剣試合」。誰が言い出したのかちょっと思い出す。
  • 大迫勇也対ゴール裏のカメラマン: 武藤文雄のサッカー講釈

    4月14日付発売のエルゴラッソの一面が実に面白かった。 大迫勇也のJ初得点(もっとも既にACLで既に2得点しているが)時の写真が掲載されている。その写真には大迫の美しいインステップキックのバックスイングが写っている。けれども、全く焦点は合っていない。焦点は、後方で大迫に対し両手を広げリターンパスを大声で要求している小笠原にピタリ。 あの場面、ペナルティエリア内で好パスを受けた大迫は、マークに付いていた羽生、カバーに入った佐原の2人を打ち破って(もちろん技巧でこの2人を「抜いた」のだが、そこでのボディバランスが絶妙だったので「抜いた」と言うよりは「打ち破る」と言う言葉を用いたい)、二アサイドに強シュートを決めた。ボールを受ける位置取り、その後の抜群のボディバランス、冷静で強いシュート。見事な得点だった。 なるほど、最初に大迫がボールを受けた場所はFC東京ゴールにほど近いものの、マークも付かれ

  • 一連の犬飼会長発言への感想: 武藤文雄のサッカー講釈

    犬飼会長が、サッカーに対する知識、理解が不足している事は、既にこの時点で、明らかだった事だ。ここ最近の発言で、それが再確認されたのに過ぎない。 したがって犬飼氏が、欧州のトップチームは大変な試合数をこなすが各国代表クラスの選手を2チーム分近く抱えている事、それらのチームはそう言った超名手がターンオーバで試合をしている事、アジアにおける国際試合の移動時間や時差は欧州と比較にならないくらい厳しい事、中2,3日の連戦の継続は選手のパフォーマンスを落す事、などサッカーを愛好している人にとっての、常識的な知識、理解がない事は、もはや驚きではない。「ドイツではバックパス禁止云々」についても、知識不足の一環と捉えるべきであろう。 しかし、ここ最近の犬飼氏発言の報道を読むと、さらに暗澹たる気持ちになる。いくつか氏の発言の特徴を列記してみよう。 (1)法令順守の気持ちに欠けている 明文化されているルールを守

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    kohedonian 2008/11/29
    会長戦に遡ってみると「本命」小倉氏に対して対抗派のクーデター的動きがあり、これを潰すための奇策人事だった観がある。次期改選まで一部には「どんどん失言してくれ」と思われていることでしょう。
  • オシム氏のネクタイ: 武藤文雄のサッカー講釈

    期待通り感動的な試合となった。 負ければオシマイと言うタフな試合で、両軍入り乱れてもがく試合は、とにかく感動させられる。 これだけの試合を見せてくれた、サポータを含むジェフ、ガンバ両チーム全ての関係者に謝意を表したい。これだけの決勝戦を所有できる我が国のサッカー界を改めて誇りに思う(と、1年前に全く同じ事を書いたのだが...)。 前半早々、シジクレイがハーフウェイライン手前でボールをキープするも、ジェフは誰もチェックにいかない。シジクレイは不器用そうなドリブルで前進し落ち着いてルックアップ、ハーフウェイラインより10m程前進したところから、相変わらずフリーの状態でロブで守備ラインの裏を狙う。このような状況になれば、大黒にとっては理想的。得意の動き出しの早さと巧さで全くのフリーでこのボールを受け、狙い済ましたシュート。しかし、僅かに枠を外してしまった。開始早々の時間帯とは言え、ジェフの堅牢な

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    kohedonian 2008/10/22
    写真があればよかったんだけど。
  • さようなら小野伸二: 武藤文雄のサッカー講釈

    私が小野伸二を初めて見たのは1998年Jリーグ第2節、フリューゲルス-レッズ戦だった。清水商業高時代から「大変な素材」との噂は聞いていたが、どうしても生で観る機会がなく、初めて観るのがプロ入り後の2試合目だったと言う事。そして、その時の衝撃は今でも忘れられない。 フィールド全域を視野に入れ、ゆっくりとしたボールキープから、振りの速いサイドキックで前線に高精度のスルーパスを次々に繰り出す。攻撃が詰まると、ドリブルで溜めを作ったりもする。中盤で一緒にペトロビッチとペギリスタインがプレイしていたのだが、この2人が完全に小野を信頼し、ラストパスやサイドチェンジのような高難度のパスは小野に任せるのだ。さらに、この2人が不用意に前進した後をカバーし、全体のバランスまで取ってしまう。そして、守備に回った時の読みもボール奪取能力も相当なものがある。そのまま3ヵ月後のフランスワールドカップでのプレイが期待で

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    kohedonian 2008/08/25
    思い切ったエントリ。それだけ思い入れの深さがうかがえる。※欄はやはり愉快なことに。
  • 日本協会は五輪にもっと真剣に臨むべきだった: 武藤文雄のサッカー講釈

    諸事情で更新できずにいる間に、ナイジェリアに敗北し1次リーグ敗退が決定、オランダにも敗れて3戦全敗での帰国になってしまった。3試合とも、互角(あるいはそれ以上)の中盤戦を展開、点が取りきれないうちに、勝負ところで守り切れずに先に失点するパタンを繰り返した。 そもそもオーバエージを選考せずに大会に臨む事自体、日協会も監督も真剣さが不足している訳であり、勝負はそんな甘いものではなかったと言う事だ。負けた事はもちろんだが、その準備に真剣さが欠けていた事は、非常に悔しいし、腹も立っている。しかし、一方で相応の安心感と満足感もある。あれだけいい加減な準備体制で、しかもほとんどぶっつけ番のチームで、あそこまで各国に抵抗できたからだ。逆説的に言えば、いかに日サッカーの基盤がしっかりしてきたかを、改めて示す大会だったとも言える。 いずれの強国が相手でも、日が中盤でそれなりの互角の展開に持ち込める

  • 追いついたから改めて理解した遥かなる差: 武藤文雄のサッカー講釈

    詳細は明日以降。 アルゼンチンとは、A代表戦を中心に、幾度も手合わせしている。幾度もキリンカップでも来てくれているし。 そして、この日の五輪代表同士の試合ほど、彼我の戦闘能力差が縮まったと思えた試合はなかった。アルゼンチンの高速パス回しにじっくりと対応し、田拓と梶山のところで一旦止める事にも成功。西川、水、森重は堂々たる守備を披露香川を起点に内田と安田が押し上げ、豊田が粘る攻撃は散発ながら再三敵陣を脅かす。田圭のキックと谷口の前進は複数回の決定機を演出した。 もちろん、双方とも体力的にピークではない試合。しかし、ここまで闘えたからこそ、ここまで差が縮まったからこそ、ここまで追いついたからこそ、明らかな差が目についてしまった。 それはトラップの精度。 トップスピードで突破を狙った時を除くアルゼンチン選手のトラップは絶対(そう、今日私が見た限りでは100%)に浮かず、必ず身体が日陣を

  • 水本移籍問題: 武藤文雄のサッカー講釈

    まずは建前論を。 出場機会に恵まれない選手がいて、規定通りの移籍金と違約金を支払って引き取る意志のあるチームがいて、その選手が所属チーム首脳と話し合ったところ移籍した方がメリットありと考えた、と言う事のようだ。そう考えれば、ごく普通とは言い難いが、ルールに則った移籍劇である。 選手を失うチームにとっては体制の見直しが必要だろうが、控え選手がいなくなっただけだし、大量の現金が入るのだから、それほどの実害はない。能動的に人が「よりよいと判断した」経歴を選択したのだから、その意思決定は尊重されるべきだろうし、他人がどうこう言う話ではない。 建前的にはそれだけの事だ。 しかし、野次馬から見て、建前論だけでは語れない事態だな、これは。 ガンバの昨期のCBは山口とシジクレイ。2人とも非常によい選手だがスピードには難があり、中盤の明神を飛ばされたロングボールを入れられて対処に苦労する事は、ガンバの数少

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    kohedonian 2008/06/25
    愛情あふるる記事。このくらいおっしゃるだろうな、とは。
  • 長沼健氏逝去(下): 武藤文雄のサッカー講釈

    Jリーグ開幕前後(正確には92年のアジアカップ制覇前後と言うべきかもしれないが)で、日サッカー界の,社会的注目度は極端に変わった。それ以前は、アジアのどの国に対しても優位に立てる戦闘能力を誇る代表チームも、満員の大観衆も、各クラブの上がり下がりを毎週末歓喜し悲嘆するサポータも、カズや中村俊輔のように一挙手一投足が国民から注視されるスター選手もいなかった。そのためもあって、Jリーグ以前については、あたかも「前史」としての扱いを受ける事がしばしばある。 しかし、日サッカー界の「制度」と言う切り口から見る限り、「前史」時代と今日では極端な相違はあまりないのだ。 Jリーグ開幕前、既に日サッカー界はプロ契約選手は多数いた。JSL1部、2部、地域リーグとピラミッド体制のリーグ戦も存在していた。そのため、地方の小さなクラブがトップリーグ入りを目指そうとすればステップアップしていく道筋は準備されてい

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    kohedonian 2008/06/13
    日本サッカーのかたち。
  • ロングキックとロングパスとショートパス: 武藤文雄のサッカー講釈

    一昨日の横国オマーン戦は、立ち上がりから日のロングパスが冴えた。特に2点目は、ハーフウェイライン後方からの俊輔のロングパスが守備ラインとGKの中間に走りこむ闘莉王にピタリ。この場面以外にも、俊輔と闘莉王が再三敵守備ラインの裏を狙う長いボールを巧く使っていた。オマーンはラインを浅くして、前線から厳しいプレスをかけてきたが、遠藤と中澤が最終ラインで拠点を作る事に成功し、ボランチのラインまで引いてきた俊輔がキープに加わった上で、(俊輔なり闘莉王が)精度の高いロングパスを蹴る事に成功した訳だ。 敵がプレスをかけてきた時に、技術に優れたセンタバックや中盤の名手が、精度の高いロングパスでラインの裏を狙う(点が取れなくてもそれで、ラインを下げさせ、プレスをゆるくさせる)のは、常套手段。立ち上がりからのオマーンのラインの高さに驚かされたが、その守備作戦は俊輔を所有する(しかも敵のプレスを見て取り、拠点を

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    kohedonian 2008/06/05
    田中君のロングフィードの精度が良かったってのは何かの冗談?見直してみる。
  • 加地の代表引退について: 武藤文雄のサッカー講釈

    加地が代表チームからの引退の意志を公表した。若い頃は右サイドのスペシャリストだったが、最近はガンバの重要な試合で色々な仕事をこなすなど、プレイの幅も広がってきていた。そして、元々の持ち味である抜群の冷静さと瞬発力。これまでの経験を活かすのはこれからと期待していたのだが。過日も坪井が類似の発表を行ったが、ちょっと考え込んでしまう事態だ。 そして、加地の代表引退宣言は、ここ数年日協会が超過密日程を放置し続けた事に要因があるのではないかと考えた。以下理由を述べる。 代表チームに長く選考され続けた選手が、代表を去るのは、通常は大きく分けて5つの場合が考えられる。1つは年齢的に能力が少しずつ衰え、ある時期をもって選考されなくなる場合。これは当然ながら最も多く、一般の代表選手に限らず、井原、カズ、福田、堀池ら圧倒的な実績を残した選手もこのように代表を去っている。2番目としては、監督の評価が下がるなり

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    kohedonian 2008/05/27
    考えさせられる。日程を直すなら、天皇杯決勝を前に持ってくるよりも、秋のシーズンインを支持したい。日本の夏にナイトゲームとはいえリーグ戦組むなんておかしいって。部活じゃないんだから。
  • 43年目の危機: 武藤文雄のサッカー講釈

    ジェフがクゼ監督を解任した。ここまで11試合では2分9敗、内容も芳しくなかったが、何より全く結果が出なかった。通期の約1/3を終え、降格脱出権の15位のとは勝ち点10差。フロントとしても看過できないと判断したのだろう。 以前も述べたがが、監督交代時に一番難しいのは、その後任の監督が前任者より優秀である必要がある事。そうでない場合(そしてそうでない事が世の中結構多い、世界にそうたくさんのシャムスカはいない)、そのチームはさらに階段を転げ落ちるように苦戦するケースもままあるのだ。そう考えると、クゼ氏の実績を考慮し、もう少し我慢をする選択肢もあったようには思う。 特に現状のジェフの場合、昨シーズンの中軸が大量に抜けただけに、それなりの選手を集め直し、基盤からチーム作りをする必要があった。クゼ氏の招聘はその狙いがあったはず。事実、クゼ氏はクロアチアでの評価も悪くないし、ガンバでのそれなりの実績もあ

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    kohedonian 2008/05/10
    もともと千葉の選手層が薄いことは、父オシム監督がさんざん言ってたこと。千葉フロントの愚行はそれを見誤り、アマル前々監督とともにオシムイズムという基盤をも捨ててもなお戦える、と判断したことだ。
  • 不愉快の弁を繰り返す: 武藤文雄のサッカー講釈

    さすがにいくら激怒していても、酒を飲んで、寝て、シゴトをして、寒い中閑散とした競技場で意味不明の試合(よい試合だったけれど)を観れば、少しは落ち着こうと言うもの。改めて、あの思い出しくもない無様な試合を反芻してみたい(何か矛盾している日語だな)。 試合直後に激怒したが、直接的な敗因は川口と阿部のミスである。どのような選手にもミスはある。ジョホールバルでは井原のトラップミスから同点に追いつかれた。試合の重要さでは、格段にジョホールバルの方が上だった。しかし、昨日の川口と阿部には腹が立つが、当時井原には腹が立たなかった。否定しないが、私は井原が大好きだった。けれど、川口も阿部も十分好きな選手のはずだ、井原ほどじゃあないけれど。そうなると、この温度差は好みの深さの違いだろうか。 ただし、ちょっと違う印象もあるのだ。過去、幾度川口のおバカに悩まされた事か。上記のジョホールバル、2失点とも川口の責

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    kohedonian 2008/03/28
    なかなか消化するのに苦労する試合だった。それは同じようで。
  • オジェク氏更迭について: 武藤文雄のサッカー講釈

    まずはレッズ-グランパス戦から入ろう。 試合終了後、テレビの記者会見後、悠然とグランパスサポータ達に向かうピクシー。一斉にサポータが「ピクシー!オレ!」と大声援を送る。自クラブのかつてのスーパースターが監督に就任したクラブのサポータの幸せさと言う事だろう。しかし、ヨンセンの先制点直後に大映しになったピクシーのガッツポーズは格好よかったな。 グランパスのサッカーは素晴らしかった、久々に代表に選考された玉田は切れ切れだった(思わず「ナルホド」と感心したのは私だけでないだろう)、ヨンセンの高さは相変わらず凄かった(阿部に注文はあるけれど、勝負はクロスを上げられた時についていたと考えるべきだろう)、高校時代から期待していた小川はいよいよJのトップ選手になってきた。しかし、正直言って青山、竹内、吉田、阿部と言う4DFが、レッズの攻撃を押さえ切れるとは思いもしなかった。まだ第2節でどうこう言うのは適切

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    kohedonian 2008/03/18
    そのまま勘違いしていてくれていいよって感じ。見てて面白いし。
  • 続猛省せよ水本!: 武藤文雄のサッカー講釈

    しつこいが水に対する(いささか偏執的かもしれないが)叱責を継続したい。先日の拙エントリのコメント欄を読み、(私と異なり)水への評価が高くない人が多数いるのだなと思った次第。「キャンプもほとんどいなかったし...」、「DFとしてはこれから...」、それぞれの論評は間違っていないと思う。けれども、私の期待水準からすれば、あのチョンブリ戦の凡プレイは残念と言うよりは許し難いものだった。 再びあの場面を振り返る。確かに遠藤のミスはまずいが、あの時点では敵FWは2枚、一方ガンバの守備者は4枚。水がネイ・ファビアーノと正対した時、前方から二川が全力で戻ってきていた。したがい、水はウェイティングを行い、1対2を作れば何も問題なかった。逆に言えば、それがわかっていたからネイ・ファビアーノは勝負を賭けて強引な突破を狙いに来た。水は当然内側を切るワンサイドカットをしていたのだが、自分で内側を切ってい

    kohedonian
    kohedonian 2008/03/18
    手厳しいねえ。3バックのマンマークとは違って、あちらは4バックのゾーンなんでしょ?たしか。そのあたりを踏まえた評価も聞きたいが。
  • 猛省せよ水本!: 武藤文雄のサッカー講釈

    アジアチャンピオンズリーグが始まった。くしくも、アントラーズもガンバもタイのクラブと対戦。結果は明暗を分けたけれど。 アントラーズはクルンタイバンクのオフサイドトラップのミスから田代が先制し、さらにCKから岩政が追加点。以降はやりたい放題となった。クルンタイバンクもホームと言う事もあり、完全に引く体制を取れず、小笠原を軸とするパスワークに抵抗できなかった。アントラーズの快勝そのものは嬉しいけれど、もう少し抵抗のしようがあるのではないかと思ったのだが。スカスカのスタジアム、もっと遅い時刻に開始すれば客は入ると思うのだがちょっと残念。とは言え、100人単位のアントラーズサポータが元気に声援を送っていたのは、(もうJのトップクラブとしては当たり前過ぎる話かもしれないが)やはり凄いなと。それにしても敵地で9-1ですか。 一方のガンバ。エルゴラッソによると、チョンブリはまごう事なきタイチャンピオン、

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    kohedonian 2008/03/13
    試合後のコメントは頼もしかったけど。
  • 武藤文雄のサッカー講釈

    ドーハの屈辱。 しかし、「屈辱」って、考えてみれば、随分な態度だと思う。だってイランですよ、イラン。32年前の超苦戦とカズの「魂込めた」一撃。31年前のドーハの痛恨。もちろん、人生最高の歓喜を味わったあのジョホールバル。アリ・ダエイやアジジやマハダビキアを筆頭とする尊敬すべき忌々しい名手たち。そして、今回のアズムンやジャハンバクシュらも彼らの系譜を継いでいた。 2005年のドイツ大会予選で苦杯を喫した、あのアザディスタジアムの大熱狂、ペルセポリスや多くの博物館で楽しんだペルシャ帝国時代からの歴史の重み。そのイランにアディショナルタイムにやられて「屈辱」と語る姿勢、そのものが不遜に思えてくる。たとえ、私たちの目標がワールドカップ制覇だとしても。 個人的にもすごく反省のある大会。アジア制覇は当然と考え、決勝あるいは準決勝以降は現地に行く計画だった。早々にアポイントを入れ、万が一早期敗退したらキ

  • 武藤文雄のサッカー講釈: 日本代表を応援する誇り

    これほどの代表選手達を保有できている事を改めて誇りに思える試合だった。 確かに、中国は圧倒的な戦闘能力差がある非常に弱い敵ではあった。そもそも、これだけ戦闘能力差があるチーム同士が試合をするのがミスマッチなのかもしれない。 しかし、2つの事態が試合をスコアだけはもつれさせる事になった。いずれも試合前にある程度の予想と言うか、覚悟はできていた事なのだが。 1つ目。中国の全選手は「敵を蹴ってはいけない」と言うサッカーのルールを知らなかった。安田を壊したGKがイエローカードをらって文句を言っていた事、さらにはあのGKは終盤啓太が中国の主将ともつれた時に冷静に仲裁に入っていた事、この2点から、あのGKはあの安田に対するプレイに悪意を持っていないし、罪の意識も感じていない事が理解できる。つまり、あのGKはルールを知らないのだ。その他の中国選手も、前半2回楢崎が蹴られた場面を皮切りに、スクリーンした

    kohedonian
    kohedonian 2008/02/22
    "つまり、あのGKはルールを知らないのだ。"
  • プレミアの海外開催案について考える: 武藤文雄のサッカー講釈

    プレミアリーグが、日を含む海外での公式戦開催を検討していると言う。これが実現すれば、ある意味で、ボスマン判決以上に世界のサッカーシーンを変える可能性がある案である。私が探した限りでは日の報道ではもう1つ詳しい情報を見つける事ができなかった。そこで、自分が参照にしたのはこちらとこちら、もし興味があれば。 最初に私の考えを述べておく。私はこの案には感情的には99%反対である。そして、理性的には90%反対だが、10%程度迷いがある。以下理由を述べる。 私の感覚が古いのかもしれないが、サッカーの基は国内リーグの充実につきると思っている。原則ほぼ隔週で自分のクラブのホームゲームとアウェイゲームが交互に訪れるリーグ戦が、機能する事がその国のサッカーの健全な発展を支えるのだ。 プレミアが、イングランド国内にとどまらず世界中を市場にして稼ごうとするのは、ビジネス的には不思議な事ではない。これまで、世

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    kohedonian 2008/02/12
    Fantasy run wild.
  • 幻の2トップ: 武藤文雄のサッカー講釈

    小倉隆史を初めて見たのは、91-92年シーズンの高校選手権だった。小倉率いる四日市中央工は、決勝で帝京と相見えた。試合前は四中工優位と予想されたが、前半CKから松波正信に決められ先制を許す。後半半ばに追いつくも、その後阿部敏之のパスから再び松波に決められる。それでも終了間際に中田一三のFKから小倉がダイビングヘッドを決め延長戦に。延長は後方から攻め上がる中西永輔と小倉の強引なドリブル突破を軸に、四中工が猛攻を仕掛けるが、帝京は丸山良明、小峯隆幸らを軸に守り切り、両校優勝となった。試合後、喜ぶ帝京の選手達と対照的に、単独優勝を逸した悔しさからブスッとした表情の小倉が印象的だった(全くの余談だが、この決勝戦には随分ベガルタ所属の選手が出ていたな)。 180cmを超える長身ながら、技巧的なドリブル、強く精度の高い左足キック、パスのタイミングの良さ、ゴール前でのアプローチの巧さ、過去の日サッカー

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    kohedonian 2008/02/04
    万感