ネットビジネス拡大のための新たな法的枠組みを提言する「デジタル・コンテンツ利用促進協議会」は12日、東京都千代田区で臨時総会とシンポジウムを開催した。シンポジウムでは、デジタル・コンテンツ利用に関する権利を集中し、許諾権を法定事業者に与えるなどとした案について、日本音楽著作権協会(JASRAC)常務理事の菅原瑞夫氏なども交え議論した。 デジタル・コンテンツ利用促進協議会は、2008年9月に設立。会長に東京大学名誉教授・弁護士の中山信弘氏、副会長に角川グループホールディングス代表取締役会長の角川歴彦氏、自民党参議院議員の世耕弘成氏、スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏が就任。 12日開かれた臨時総会では、同協議会の議論を超党派にすべく、新たに、民主党衆議院議員の近藤洋介氏、公明党参議院議員の西田実仁氏を副会長に選出した。 その後、同協議会副会長の角川歴彦氏が、基調講演を行った。