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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (14)

  • 「戦争の狂気」だけでなく - Apeman’s diary

    去る8月15日、毎日新聞は九大生体解剖事件の関係者の証言を掲載しました。 毎日jp 2012年08月15日 「九大生体解剖事件:「戦争は人を狂わす」最後の目撃者語る」 記事中に次のような一節があります。 「軍人と医者が残虐非道なことをしたが、これは事件質ではない」。東野さんは独自に調査中、気が付いた。「当時の心理状態は平和な時代には考えられないほど、おかしな状態だった」。戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた。 かなり短くまとめられているため、証言者の言わんとすることがかなりわかりにくくなっています。ただ、記事のタイトルとあわせ、「戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた」が記者の伝えようとするメッセージであることは明らかです。 生体解剖を目撃した証言者が長年の思索の果てにたどり着いた結論であるのならば、それには相応の敬意が払われねばなりませんが、他方で戦後世代が簡単に「戦争の狂気」と総

    「戦争の狂気」だけでなく - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2012/08/26
    "「戦争末期の空気と混乱は医者をも狂わせた」が記者の伝えようとするメッセージであることは明らかです。" 記事に触発されて東野氏の本を読んだけど、記者のメッセージというより東野氏の認識の受け売りだと思います
  • ねっとの自称理系さん - Apeman’s diary

    http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20110103/p1 http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1420.html http://uchya.blog109.fc2.com/blog-entry-1426.html こちら↑でご活躍の id:tdam 氏。はてなダイアリーのプロフィールによれば「研究者を目指している理系研究者」なんですと。 http://d.hatena.ne.jp/tdam/ ところが……。 >ただし、それによって捕虜となった兵士たちを法的な手続きを取らずに処刑したことについては正当性は認められない、と結論づけていました。 問題はここですね。"正当性は認められない"=明確に戦争犯罪といえるかどうかだと思います。数学ではない限り、ある命題の裏が常に成立するとは限りませんので。(疑わしきは被告人の利益に) (h

    ねっとの自称理系さん - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2011/01/10
    id:tdamが。この人間、「ある命題の裏が常に成立」なんて書いてたんだね。最近の「理系研究者の卵」はすごいな。逆、裏、対偶って中学の数学にも出てくるレベルの話だと思うぞ。背理法についての誤解もすごい
  • 「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary

    昨年の総選挙前に、地元の候補者への「尊敬する人物」というアンケートへの回答をブログのネタにしたことがあったが、そのときにも複数の票を集めていた坂龍馬。その龍馬人気について10月5日の朝日新聞(大阪社)朝刊オピニオン欄で野田正彰氏が「龍馬にしがみつくのは成熟拒否の表れ」「軍国主義に利用された過去も。勝手な使い方はもうやめよ」などと批判的なコメントを。 ――坂龍馬はなぜ、こんなに人気があるんでしょうか。 「龍馬とは青春像そのものです。30代前半で暗殺されてしまって、中年以降がない。もし龍馬が明治維新以降も生きていたら、時代を切り開く若々しいイメージを投影することは難しかったと思います。(後略)」 ――いつまでも龍馬のように若々しくいたい。それはいいことなのでは? 「いえ、成熟拒否です。来、人は年齢を重ねるとそれなりに成熟していかないといけない。なのに青春像にしがみつくのは、申し訳ないで

    「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2010/10/09
    坂本龍馬のイメージは司馬遼太郎が作った虚像によることをわきまえながら楽しむべきだと前から思ってたが、5年前小沢一郎が一番好きな幕末の志士に龍馬を挙げたのを始め、政治家に龍馬ファンが多いのは異様で不気味
  • 誰の手柄か、じゃないだろ - Apeman’s diary

    リフレを左翼の手柄にしようぜとか言う人がいますが、それこそ「目の前で死につつある人を助ける」ってことの前では些末なはなしでしょう。別にそんな功名争いを匿名ブログでするつもりなんてないんで。だから「目の前の1万人を助ける」と称する選択肢の邪魔をするつもりはないけど、それがこれまでもさんざん無数の人間を踏みつけにしてきた政治路線の同類である以上そんなやつの仲間に勘定してもらわなくて結構。

    誰の手柄か、じゃないだろ - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2010/08/25
    こんなところに「ごん」がいたんだな
  • あきれ果てた言い訳 - Apeman’s diary

    「小沢(一郎)翼賛ブログ」の一つとして一部で話題の「カナダde日語」。ここは以前に、田母神「論文」を取り上げたエントリ中で「超A級戦犯を祖父に持つ麻生〔太郎〕」などというひどい間違いをしていたのでその旨指摘したことがあるのだが、いつまでたっても返事はないわ訂正される様子もないわということで、他の幾人か*1とともに「明々白々な誤りでも訂正するつもりのない人間」というカテゴリーに収まっていただくことにしていた。最近「小沢翼賛ブログ」として言及されるのを何度か目にしたので「その後どうなったかな?」と思って改めて見てみたら……。 11637 2009.06.12 Fri 21:30 細波 海 #- 一つだけ突っ込ませてください。 麻生太郎首相のお祖父様は2人とも戦争犯罪人には該当していないのでは? (http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1234.

    あきれ果てた言い訳 - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2010/06/18
    ちょうど1年前のコメントがよく見つかったものだが、この例に限らず小沢信者とは議論できない。私は小沢一派が新自由主義者の樽床伸二を推したことに疑問を呈したが、未だに小沢信者の誰も答えてくれない
  • アパグループ第2回懸賞論文最優秀賞 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    http://www.apa.co.jp/book_report2/index.html できたばかりで歴史のない賞というのは賞が受賞作にお墨付きを与えるというよりむしろ受賞作によって賞の値打ちが決まるものですが、アカポスを持っていて*1なおアパグループの懸賞に応募する人がいるというのは驚きです。まあ審査する側にも上智大学名誉教授とか拓殖大学大学院教授が並んでいるわけですが。 さてその第2回最優秀賞受賞作、タイトルの「天皇は当に主権者から象徴に転落したのか?」を目にしたときには「現憲法下でも天皇は主権者である」という主張が展開されているんだろうと期待しました。あるいは「明治憲法下においても天皇は主権者ではなかった」と主張しているのでは、と。それくらいでないと第1回受賞作のぶっ飛び具合に比肩できないじゃないですか。ところが、実際に読んでみると・・・・・・。 確かに、現在の憲法において天皇は

    アパグループ第2回懸賞論文最優秀賞 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
    kojitaken
    kojitaken 2009/11/02
    今年も懸賞論文を募集したことと、応募者がいたことに腰を抜かすほど驚いた。ビックルなんてもんじゃない。
  • 山本七平関連エントリ、まとめ - Apeman’s diary

    前回の「「七平メソッド」とは」に頂戴したブクマが50を越えたのを記念して、過去にあちこちで書いたエントリのうち主なものをリスト化。 ※ロッキード裁判関連 アメリカからみれば・・・ こもりんこと古森義久氏と七平センセに接点があったというのがメインで、七平センセのインチキについては簡単にしか書いていないが。とにかく渡部昇一とか小室直樹とか山七平のロッキード裁判批判論は(1)コーチャンらは田中側にまったく接触していないので、田中を有罪にするうえではコーチャンらの証言は二次的なものでしかない、(2)丸紅の大久保被告は公判でもほとんどの容疑事実を認めている、(3)「五億円を目撃したものはだれもいない」どころか、公判には日に5億円を持ち込んだ地下銀行の運び屋まで証人として出廷している・・・といった基的な事実を無視してるんですな。「事実であろうと、なかろうと」スピリットを発揮しまくってます。 ユダ

    山本七平関連エントリ、まとめ - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2009/09/20
    そういえば、「いざや、便出さん」こと山本七平が書いた「日本人とユダヤ人」はまだ重版してるんでしょうか
  • ロシアの教科書に『収容所群島』が - Apeman’s diary

    NYTimes.com September 9, 2009 "Russian Schools to Teach ‘The Gulag Archipelago’" ロシアの高校の教科書で『収容所群島』の抜粋が必修教材となる、とロシア教育相が発表したとのこと。この決定が容易なものではなかった可能性を記事は指摘している。 Prime Minister Vladimir V. Putin is pushing to restore pride in the Soviet past, so the decision could be a reflection of the Russian establishment’s struggle to reconcile that pride with the freedoms that Russians now take for granted, nea

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    kojitaken 2009/09/12
  • 「話が違う」? たしかに・・・ - Apeman’s diary

    ni0615 さんからの情報提供です。 「台湾は日の生命線!」というブログによれば、第2回の「公共放送のあり方を考える議員の会」総会において安倍元首相と総務省・流通行政局長の間に次のようなやりとりがあったそうです。 そこで安倍氏は「NHKは柯徳三さん(番組の被取材者)たちに質問をし、日を好意的に捉えた証言部分を全部カットしている。このような事案を除外すれば問題だ。編集が問題なのでは」と追及すると、局長は予想外の発言に出た。 ―――番組が取材を受けた人の期待通りにならなくても、直ちに番組準則の違反とはならない。最高裁の判決もある。 この判決とはNHKが「女性国際戦犯法廷」を報じた番組により主要部分が大幅にカットされたため、「期待権を侵害された」とする主催者の訴えを退けたもの。しかし「JAPANデビュー」で問題となっているのは、被取材者の感情を裏切ったかに等しい恣意的な編集である。 安倍氏

    「話が違う」? たしかに・・・ - Apeman’s diary
  • 21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary

    『WiLL』の4月号はまだ未見なのですが、西尾幹二センセイがブログでさわりを紹介して下さっています。 同時に私たちがこれから相手として戦わなければならない今の時代の典型的な「進歩的文化人」は、半藤一利、保阪正康、北岡伸一、五百旗頭眞、秦郁彦の諸氏であることを、『WiLL』4月号で宣言しておいた。 来るところまで来た、という感じですね。

    21世紀の「進歩的文化人」 - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2009/03/08
    まあブログでも城内実を「中道左派」だと主張する人(私を「極左」呼ばわりもしてくれた)もいるから驚かないけど。城内実が中道左派なら、ここで挙がっている人たちは確かに「進歩的知識人」になるよw
  • 「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary

    新聞等の報道によれば、アパの懸賞に応募した自衛隊員はすべて空自だったそうで、ますます「これまでなぜ看過してきたのか?」が問われることになりそうです。ではことは空自だけのことなのか、といえば残念ながらそうではない。例えば「田母神論文」に登場する「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説。「盧溝橋事件=中共の陰謀」説の方は事件発生の経緯が(有力な通説こそあっても)完全に明らかになってはいないことや当時の華北の情勢などに照らしていえば、まだマシです*1。しかし「張作霖爆殺=ソ連の陰謀」説の方はもう、情報の信憑性の評価がまともにできないかイデオロギーのためならそうした評価をパスして平気な人間*2しか採用しえないシロモノです。で、こうした説が『ムー』に載っているのであれば別に気にするほどのことでもないのですが、ご承知のように『諸君!』や『正論』が鳴り物入りでとりあげたわけです。そのキャンペーンに加担した知識人の一

    「田母神論文」は孤立した現象ではない(追記あり) - Apeman’s diary
  • 毎日新聞の連載「平和をたずねて」 - Apeman’s diary

    うちは朝日新聞などというブルジョワ新聞を購読しているので(タイガースファンだから讀賣は論外)知らなかったのだが、Arisanさん経由で毎日新聞(うちには勧誘しにきたことが一度もない!)の連載「平和をたずねて」に「快楽としての戦争」という章があることを知る。 平和をたずねて:快楽としての戦争/1 そこに「素敵!」もあった 平和をたずねて:快楽としての戦争/2 心のすき間に忍び込む 「黎明(れいめい)の山河『薦野(こもの)の戦記』」という500ページ余りのがある。福岡県古賀市の山あいにある旧薦野村在住・出身者が、それぞれの戦争体験を寄せた手記集で、地区の公民館が昭和59(1984)年に発行した。その154ページに、こんな文章が載っている。 《敵兵捕獲しては穴を掘って銃殺する事何人と数えきれない程です。……戦火の合間には町、或は民家へ巡視警備に出動致し、料の徴発其の他支那人の女美人とも接し

    毎日新聞の連載「平和をたずねて」 - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2008/06/18
  • kaetzchenさんへ - Apeman’s diary

    呼びかけ文の転載ありがとうございました。 ちょっと1点気になることがありますのでご連絡をば。コメント欄で申しあげるのがスジなのですがコメント投稿にはgooのIDが必要で、他に使う予定のないIDをむやみに増やすと管理が行き届かなくなるおそれがあって好ましくないので、こういうかたちで失礼します。 (…)最初は共産ゲリラを殲滅するだけの作戦が,いつの間にか子どもを含む男子の一斉虐殺へと命令が変わっていた。(…) 第二次上海事変〜南京攻略戦は実態としても日軍の認識としても国民党系の部隊を相手にした戦闘であって、「共産ゲリラ」の殲滅が目的ではなかったし、兵士たちの認識としても敵は「共産ゲリラ」ではありませんでした。共産党系の部隊を相手に戦ったのは主として華北の戦場です。また、子ども(女児を含めて)が殺されたという証言は確かにありますが、「子どもを含む男子の一斉虐殺」が「命令」によって行なわれたと言

    kaetzchenさんへ - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2008/05/06
  • 古森義久氏、中国・北朝鮮の放送メディアを賛美! - Apeman’s diary

    映画『靖国』の一般公開が危うくなったその日にこのようなエントリがアップされたのはなかなか興味深い符合です。 朝日新聞が「日の国益」主張を叩く――NHK国際放送で「日」を主張するな、とは 引用されている記事中の上智大学音好宏教授のコメント、「国営放送的なものに耳を傾ける人は少ない」とか「公正中立なニュース提供が報道への信頼と日の民主主義の成熟を示すことになる」は至極もっともだと思うのだが、古森氏はお気に召さないようです。 メディアが外国へのメッセージで自国の主張や事情を伝えると、対外的に信頼を失うというのは、おかしな理屈です。北京放送が中国の主張を伝え、平壌放送が北朝鮮の主張を伝えても、両国が独裁国家であっても、その放送がその国の主張を正確に表明しているという点では放送メディア自体への信頼が失われることはないでしょう。 笑ってしまいますね。新華社の報道がチベット問題についての「中国政府

    古森義久氏、中国・北朝鮮の放送メディアを賛美! - Apeman’s diary
    kojitaken
    kojitaken 2008/04/01
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