出原健一 著 定価3500円+税 四六判上製 260頁 ISBN978-4-8234-1048-2 ひつじ書房 Reconsidering “Perspectives” in Language from the Perspective of Manga Studies Idehara Ken-ichi 【内容】 認知言語学とマンガ学。一見、関連性がないように見えるが、実はどちらも「視点」がキーワードとなっている。認知言語学では主観的な視点と客観的な視点が主に議論されるが、マンガにはさらに多様な「視点」が存在する。本書ではマンガ学の視点概念を用いて、日本語のルビと英語の自由間接話法を中心に分析し、言語研究全般に援用できるよう新たな視点理論の提案を試みる。 【目次】 はじめに 第1章 言語学とマンガ学の接点を求めて 本書の目的 第2章 認知言語学は視点をどう取り扱ってきたか 2.1 「言語学」