私立の女子中高一貫校で英語を教えています。昨年の秋、高校3年生10名の小さなクラスで、詩を書かせてみました。 何年か前に、男子校のクラスで英語で詩を書かせてみたことがありましたが、うまくいきませんでした。そもそも、どのような方法で書かせるか分からぬまま書かせたのですから、詩そのものに触れる機会のほとんどない生徒たちが、うまく書けないのは当然のことでした。 2学期も残り少なくなり、あまり時間がありません。その少ない時間の中で、一定の形のあるものを仕上げる経験をさせたい。そのために詩はどうだろうか、と考えたわけです。 ナンシー・アトウェルは詩を用いることの効用を次のように述べています。★1 ・詩は短くまとまっているので、クラスで一緒に読んで話し合うのに比較的短時間で済む。 ・詩には書き手が使うさまざまな技がつまっている。 ・詩はあらゆるところにある。 ▶︎ ミニレッスンのポイント 私は、次の2