連行 パトカーはサイレンを鳴らしながら走っていた。 僕は後部座席の中央に、後ろ手に手錠を掛けられ座っていた。 僕の左右には男性の警官が座り、運転は女性警官がしていた。 助手席にも一人男性の警官が座っている。 「You speak English?」と、左側の警官が僕に聞いた。 僕は「No」と言った。 すると右側に座った白人の警官が、小さな声で窓に向かって「monkey」と言うのが聞こえた。 僕は暴力を振い秩序を乱し手錠を掛けれれてはいたが、侮辱を許したわけではない。 「あぁ!!!んだこのクソやろー!!」と、その白人警官に向かって叫んだ。 すると左側の警官が「Quiet!!」と言って、僕を抑えつけた。 僕は侮辱した白人警官をずっと睨みつけていた。 少ししてパトカーは、グァム島の警察署に到着した。 警察署は思った程大きくなかった、イメージとはかなりかけ離れていた。 パトカーは警察署の門をくぐる