以下、オタクの面倒臭いテキストです。ご注意ください。 「ファンサービス」という単語について、昨今考えることが多い。一般的には「良いもの」「あると嬉しいもの」とされるが、様々なコンテンツを楽しむ中で、自分の好みのファンサービスとそうでないものがあるなあ、と。いずれも、公式が「ファンが求めるもの」を分析し、その最適解を作品に込めたものがサービスになるのだろう。なので、分水嶺はおそらくその「分析」、そして「最適解」だ。 もっと端的に言ってしまえば、「ファンの盛り上がりを公式が逆輸入することへのモヤモヤ」、である。 例えば、放送中のアニメにおいて、SNSを中心にあるキャラクターに関するネタが流行ったとする。作中では描かれていない属性がファン界隈でいつの間にか付与されたり、実際には言っていない台詞をあたかも言っているように扱われたり、台詞の応酬が構文としてネットミーム化したり。それ自体は「ファンの盛