ITコンサルタントの平安彦氏は、長年の情報システム部門とのかかわりを通じて、「10年後は何をしているのかを明確にしなければ、部門の存在そのものが危うくなる」と指摘する。 「いてくれないと困る」存在になっているか 平安彦氏は、現在個人事務所を設立して、ユーザー企業のIT導入をコンサルティングしている。海外に多数の拠点を持つ大手企業のプロジェクトへの参加が多いが、最近はJ-SOX対応のためのプロジェクトが仕事の中心だった。J-SOX対応のプロジェクトは企業のIT部門が中心となり、各業務部門との調整、具体的なツールの選択、導入など相当に存在感を示すプロジェクトだったはずだ。しかし、平氏は「能動的に動いて情シス部門でしかできない仕事を作らなければ、景気に関係なく存在そのものが危うい」と語る。そう考えるにいたった背景とは何か、またどうすればそうした危機を乗り越えることができるのかを聞いた。 ITme
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