さて、Computer Science Education Week (コンピュータサイエンス教育週間, 今年は12/5–11)が近づいてきました。そして今年も、Hour of Codeを中心として世界中の学校やその他の教育機関でComputer Scienceの授業/ワークショップが行われるのではないでしょうか。日本でも、昨年からみんなのコードが運動を盛り上げてくれていて、頼もしい限りです。 そもそもHour of Codeって?アメリカのプログラミング教育NPO、Code.orgがComputer Science Education Weekの中で1時間だけでも全米の学校でComputer Scienceの授業をしよう、と提唱している運動です。 どういう教材が提供されているの?Code.orgはHour of Codeの授業の中で使える様々な教材をピックアップして、先生方に提供していま
1. ギークの遺伝子なんてないことを心に留めようよく、「プログラミングには得意不得意がある(some kids get it, and some kids don’t)」とか、さらには「プログラミングには向いていない子がいる」とか聞きますね。 大学のコンピュータサイエンスの授業の成績分布が、とても良く理解できる生徒と何もわかっていない生徒にくっきりわかれる、という話も聞きます。本当でしょうか?Patitsasらの最新の研究によると、実際にはそんなことはなく、くっきりと成績の分布が分れてしまったコンピュータサイエンス入門のクラスは、5.8%に過ぎなかったそうです。 この論文では、「プログラミングには得意不得意がある」という迷信は、プログラミングを学びだしたときに躓きがちな生徒でなく(意識的か無意識的かにかかわらず)、スムーズに学ぶ生徒の方へ教える時間や熱意を費やすことにつながり、ひいてはコン
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