Windows Terminalをログイン時に自動起動するようにして、Quakeモードにしたら、これが便利だ。「Win+Shift+@」でいつでもウィンドウが開く。また、筆者の環境では4Kモニターの横幅で開くので2分割しても十分幅がとれる。そういうこともあって、ファイルのテキスト検索をPowerShellで済ませることにした。 実はPowerShellでもテキスト検索ができる PowerShellでファイルのテキスト検索をするには、「select-string」コマンドを使う。基本的なコマンドの書式は、 select-string [-Pattern]〈REGX〉 [-Path] 〈PATH〉 である。なお、標準で「select-string」にはエイリアスが設定されていて「sls」と略記できる。「-Pattern」「-Path」オプションも省略可能なので、 sls '検索' *.txt
出典:日経クロステック、2022年3月3日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) Windowsに搭載されているPowerShellやコマンドプロンプトにはネットワークに関連する様々なコマンドが用意されている。今回はファイル共有の状態を調べるコマンドや、無線LAN関連、パケットキャプチャーを実施するコマンドなどを紹介する。 共有フォルダーの存在を「Get-SmbShare」と「net share」で確認 Windowsは早期からフォルダーを公開する機能を備えてきた。しかし最近はファイル共有のクラウドサービスを利用することが多い。また不用意に共有機能を有効にしていると、情報漏洩の危険も増す。そこで自分のPCでフォルダーを共有していないか確認しよう。PowerShellで「Get-SmbShare」を実行する。コマンドプロンプトでは「net share」で同様の処
wsl.exeを使うことで、cmd.exeからLinuxのコマンドを利用できるようになる。このときにcmd.exeのパイプ記号(バーチカルバー)「|」を使って、Win32側とLinux側のコマンドの出力を異なる環境側で処理することも可能だ。 単に相手側のコマンドを起動したり、パイプでデータを渡すことは難しくないが、相手側でもパイプ処理をしたり、複数のコマンドを起動させるとなると、特殊文字のエスケープなどが必要になる。 ここでは、cmd.exeからWSLを使いLinuxコマンドと連携させる方法を解説する。使い慣れたcmd.exeを使い、必要に応じてLinuxのコマンドを使いたいと思うこともある。cmd.exe側からLinux側のパイプ処理などを使うには、cmd.exeの特殊文字のエスケープが必要だが、規則は単純でそれほど難しくない。 なお、cmd.exeからWSL側のコマンドを起動するには、
PowerShellのGet-CimInstanceコマンドを使うと、コマンドラインからUSBデバイスなどを検索で見つけることができる USBデバイスについて調べたくなることがある。簡単な方法としては、コントロールパネルのデバイスマネージャーがあるが、デバイスを探す場合は目視となるため、どうも面倒なことが多い。最近では、ラップトップやタブレットなどの内蔵デバイスもUSB接続になっていることがあり、マウスやキーボードのようにケーブルがつながっているものだけがUSBデバイスとして存在するわけでもない。 USBデバイスをコマンドラインで調べる コマンドラインから簡単にUSBデバイスを調べるには、PowerShellのGet-CimInstanceコマンドが利用できる。このとき、以下の表のようなクラスを指定することで各種のUSB関連情報を得ることが可能だ。 まず、すべてのデバイスは、「Win32_
エクスプローラーのアドレスバーはコマンドも実行できる レジストリエディターを起動する場合、[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開き、ここに「regedit」とコマンドを入力していないだろうか。実は、同じことがエクスプローラーのアドレスバーでも可能だ。意外と便利なこの機能について解説しよう。 エクスプローラーで開いているフォルダ内のファイルをコマンドを使って処理したいということはないだろうか。このような場合、[スタート]メニューをたどったり、[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開いて「cmd」と入力したりして、コマンドプロンプトを開くよりも、エクスプローラーのアドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押した方がよい。コマンドプロンプトが、エクスプローラーで開いているフォルダをカレントフォルダとして開くからだ。
対象OS:Windows 7/Windows 8.1/Windows 10/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016 コマンドラインでもクリップボードとデータをやりとりしたい コマンドプロンプトを開いてCUIで作業している場合でも、クリップボードを利用したいことがある。例えば、コマンドの実行結果をアプリに渡したい場合は、クリップボードにコピーしておけば、アプリ側では単に[Ctrl]+[V]キーを押すだけで、結果をすぐに貼り付けることができる。いちいちファイルに保存してから、それをアプリ側で開いて挿入するといった操作は不要だ。 これとは逆に、アプリ側でテキストデータなどを選択してクリップボードにコピーしておき、それをコマンドプロンプト側で読み込んで、ソートや選択、
Microsoftは6月17日(米国時間)、「GPU Compute, WSL Install and WSL Update arrive in the latest Insider build for the Windows Subsystem for Linux|Windows Command Line」において、WSL機能を有効化する機能とWSL 2のLinuxカーネルをアップデートする機能をwsl.exeコマンドに追加したと伝えた。同日公開された「Windows 10 Insider Preview Build 20150」から利用できるとされている。 Windows 10では、Linuxバイナリを実行する機能であるWSL (Windows Subsystem for Linux)がデフォルトで有効化されておらず、これまではコントロールパネルの「Windowsの機能の有効化または無
ネット上にあるWindowsの環境構築やソフト紹介の記事を見て、まず「クリック」という単語を見ないことはないと思います。 あまつさえエクスプローラー間でのドラッグアンドドロップに設定フォームへの入力をするだなんて……AnsibleやDockerがすでに浸透しきった昨今、果たしてこれ以上に異常かつ原始的なことが他にあるのだろうか? ……と、そんな反語表現をWindowsの環境設定のたびに考えているアナタのための記事になります。 なお内容があまりにも長くなりそうなので、以下の3記事に分割してお伝えする予定です。 総じて、マウスなしでの全環境構築の完遂を究極目標に、Scoopを主体として自動化できるものは自動化し楽をすることに主眼を置いた内容になります。 守章: Scoopの基礎、簡単なManifestの作成 ← 今回はこれ 破章: バージョン管理と自動アップデート 離章: Scoopを用いた環
Microsoftが、Windows 10 October 2018 Updateにひっそりと組み込みのネットワークパケットスニファ「pktmon」を追加していたことがわかりました(BleepingComputer)。 パケットスニファ(ネットワークスニファ)は、コンピューター上のネットワークアクティビティをパケットレベルで監視することができるプログラムです。 ネットワーク管理者がネットワーク上でどのようなプログラムが使用されているのかを確認したり、パスワードなどの重要な情報が平文で送信されていないかを確認するために使用されますが、最近までWindowsには標準のツールは組み込まれていませんでした。 Windows 10 October 2018 Update(Version 1809)では状況が変わり、標準状態でpktmon.exeプログラムが搭載され、Wiresharkなどのサードパー
cmd.exe の引数の扱いがあまりにもカオスだったのでちょっと頑張って調べてみた。 本来ならここは公式の資料に当たるのが正しいアプローチだと思うけど、どうしても公式の資料が見つからなかったので、色々試して推測してみることに。 断片的な資料は見付けたけど、完全じゃない。一応URL貼っておく。Windows Server 2003 のヘルプだけど、恐らくそんなに変わらないと思う。 コマンド シェルの概要 コマンド リダイレクト演算子を使用する なので、以下で述べる内容は間違いを含む可能性があります。というか正確さは一切保証されないのであしからず。 検証方法 以下のような引数をただ表示するだけの簡単な C のプログラムを用意した。仮に args.exe とでもしておく。 #include <stdio.h> int main(int argc, char const* argv[]) { in
ここ数年開発時はPowerShellを使っていて、ずっと困っていたことがありました。 例えばgit commitの-mオプションにダブルクォートを渡したくなったとき、PowerShellではエスケープシーケンスにバッククォートを使うとのことなので?のように書いてみたとします: > git commit -m "Implement `"Hello, world`" finally!" error: pathspec 'world finally!' did not match any file(s) known to git なぜかダブルクォートが適切にエスケープされていないかのようなエラーになってしまいました。 シングルクォートで囲えばいいだろ、と思ってやってみてもやっぱりダメ: > git commit -m 'Implement "Hello, world" finally!' err
「cd」ではなく「pushd」を使う コマンドプロンプトは古い設計で構築しているため、ネットワーク周りの機能が弱い。歴史をさかのぼれば、Microsoftがネットワークに積極的でなかった背景もあるが、とかく困るのが共有フォルダーへのアクセスだ。 コマンドプロンプトはUNCパスをサポートしていないためエラーになる UNCパス(いわゆる「¥¥マシン名¥共有名¥……」という記述方式)をサポートしていないコマンドプロンプトから共有フォルダへアクセスするのは、一見すると手詰まりに思えるが、Unix/Linuxユーザーであればおなじみの「pushd」コマンドを使って容易に解決できる。同コマンドで共有フォルダーにアクセスすると、自動的にネットワークドライブを割り当て、カレントディレクトリーとして利用可能になる。さらに割り当てたネットワークドライブは「popd」コマンドを使えば自動解除する仕組みだ。 「c
Windowsの自動化の基本となるものにコマンドプロンプトと、そこから実行できるバッチファイルがあります。 Windowsのバッチファイルは古いマシンから新しいマシンまで使用できます。 今回は、それをまとめてみようと思いますが、百番煎じくらいになるので、なるべくMicrosoftが提供するドキュメントをベースになるように話を進めたいと思います。 文中のリンクは基本的に公式サイトへのリンクになっているので必要に応じて参照してください。 ※注意 なにがなんでもバッチファイルで書けという趣旨の記事ではありません。最近はPowerShellも使えますし、レガシーの環境ではWSHという選択肢もあります。 汝、ヘルプを愛せよ コマンドプロンプトでなんらかの操作を行う場合、手っ取り早くコピペですますのもよくあることですが、基本的にはヘルプを確認するようにしましょう。コピペ元のコマンドやオプションをよくわ
「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。 バージョン1903版「ms-settings」一覧 この連載では、Windows 10のバージョンごとに「設定」の各項目を呼び出すURIスキーム「ms-settings」を紹介してきた。今回あらためてバックナンバーを確認したところ、バージョン1809をスキップしていたようである。大変申し訳ない。 Windows 10 バージョン1903で確認したURIスキームの内容)クリックで拡大表示) さて、以前はバイナリーファイルから文字列を抜き出して動作を確認していたが、今回はMicrosoftの公式ドキュメントを参照した。読者諸氏もリンク先のページを参考に操作したほうが簡単だろう。ただ、英語ドキュメントなので、翻訳するとコピー&ペーストしにくい部分もあり、項目の順番も「設定」のそれと異なっている
今回は、忘れがちだけどネットワークを利用する方にとって「あったらいいな」に応えられるLINUX(Windows)コマンド「nc」をご紹介します。 ※Windows版は「即効!LINUX CMD for Windows」を参照。インストール・再起動なしに直ぐ使えます 「nc」コマンド - 概要 「netcat」の略らしいです。テキストで通信できるプロトコル「http(ウェブ),ftp(ファイル転送),smtp(メール)等」であればターミナルのように手打ちで通信できるコマンドです。 「あれ? それならtelnetでいいじゃん。」という方。このコマンドは一味違い、 なんと「サーバー役」にもなっちゃうんですよ。 コマンド書式 C:\cmd>nc -h 外部への接続: nc [-オプション] 接続先 ポート 内部へのリッスン: nc -l -p ポート [-オプション] [ホスト名] [ポート] オ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く