前編からの続き。後半では壇上で議論された規制のゆくえ、それとブロックチェーンがもたらすインターネットビジネスの変革についてその可能性をお伝えする。 通貨とユーティリティの規制は分けるべき 暗号通貨関連の話題を追いかけている人であれば理解できると思うが、デイリーのニュースは値動きと各国規制の話で埋め尽くされている。これは暗号通貨が主に投機ツールとなっているためであり、例えば昨年に発生した中国におけるICO全面禁止のニュースは相場に大きな影響を与えたと言われている。 規制の話題の影響力が大きくなる一方、その理解は大変難しい。まず、国によってそのルールは異なるし、また、発行される暗号通貨やトークンの利用目的、機能によっても規制対象となるかどうか判断は分かれる。例えば先日本誌でお伝えしたセキュリティ・トークンは明らかな有価証券であり、これを日本で展開するのは正しい法規制を遵守する必要がある。 問題
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