【パリ16日】昨年9月のF1・シンガポールGPで不正を行った疑いで、21日に国際自動車連盟(FIA)の世界モータースポーツ評議会(パリ)に召喚されていたルノーは16日、容疑を認め、フラビオ・ブリアトーレ代表(59)=イタリア=が退団した。有罪なら今季選手権から追放される可能性も伝えられており、世界不況による撤退報道も続出。事件を機に撤退に追い込まれる可能性が浮上した。 【続きを読む】
西山平夫 = 文 text by Hirao Nishiyama photograph by Hiroshi Kaneko BMWよ、お前もか! 昨年12月のホンダに続いて今年7月にはBMWも今年限りのF1撤退を発表。その理由を「F1プロジェクトの見直しの結果」としているが、グランプリから名門チームが櫛の歯が抜けるようにポロポロと姿を消していくのは、悲しいのを通り越し苛立たしいほどである。噂は現実に……。シーズン序盤から囁かれていたBMWの撤退。 「BMW、ヤバクない?」という声は実はシーズン序盤から挙がっていた。昨年のいわゆる世界同時不況の荒波をモロに被って、スポーティ車を販売の柱とする同社は経営状態の悪化を呼んでしまったのだ。とはいえヨーロッパの自動車メーカーは“経営は経営、スポーツはスポーツ”と割り切る考えのところが多く、BMWもその常識に沿って苦しくともF1に参戦し続けるので
フェラーリは29日、怪我で負傷したフェリペ・マッサ選手が回復するまで、ミハエル・シューマッハにF1のシートを委ねることを正式発表した。シューマッハは8月23日の欧州グランプリで、3年ぶりのF1復帰を果たす。 [関連写真] 25日のハンガリーグランプリ予選で、ブラウンGPのルーベンス・バリチェロ選手のマシンから脱落したスプリングが、後方を走行していたフェリペ・マッサ選手の頭部を直撃。マッサ選手は200km/hでタイヤバリヤに激突。意識を失い、ヘリコプターで病院へ救急搬送された。マッサ選手は、一命は取り止めたものの左目に重傷を負い、当面は療養を余儀なくされている。 フェラーリは急遽、代わりのドライバーを探すことになったが、7度のF1タイトルに輝き、2006年に現役を引退したシューマッハに、白羽の矢が立ったというわけだ。 しかし、シューマッハは、今年2月に出走したバイクレースで事故を起こ
ドイツ・ミュンヘンに本拠を置く高級車メーカーBMWが、今シーズン限りでF1から撤退することを発表しました。F1といえば世界最高峰の自動車レースですが、昨今の金融危機の影響は大きく、昨年12月にはホンダが撤退を表明しています。 BMWはF1世界選手権に「BMWザウバーF1チーム」で参戦しており、新コンコルド協定の一環として2012年までF1に参戦することを数日以内に決定する予定となっていました。 詳細は以下から。 BMW to exit Formula One at end of 2009 season. 【F1】BMWが今季限りでの撤退を発表 - MSN産経ニュース BMW、F1撤退を発表 【 F1-Gate.com 】 記者会見にはノルベルト・ライトホーファー会長、クラウス・ドレーガー開発部長、マリオ・タイセン BMWモータースポーツ監督が出席。ライトホーファー会長は「自動車メーカーにと
これは「そろそろ対策しとけよ」というメッセージなのかもしれません。 スポーツの中継を見ているとき、「危ない!」と思うシーンに遭遇すると非常に興奮します。高速のボールが体をかすめる、危険な角度での投げ技が決まる、激しい接触で転倒する…アクシデントもまた楽しみのひとつであり、そういう展開を楽しみにされている向きも多いことでしょう。 しかし、「危ない!」と思う裏には「深刻な事態になりそうだが、まだそうはなっていない」という、漠然とした安心感があるもの。危なかったが大丈夫だった…からこそ楽しめるのであり、「危なかったがやっぱりダメだった」では洒落にならないのです。あくまで「危ない!」というスリルを楽しみたいのであり、「やっちゃった」を見たいわけではないのです。 そんな「危ない!」興奮をとりわけファンに提供してくれるのがモータースポーツ。激しいクラッシュの中には、車が空中で一回転したり、パーツがバラ
富士スピードウェイで行われた08年のF1日本グランプリ=静岡県小山町で2008年10月10日、丸山博撮影 トヨタ自動車は傘下の富士スピードウェイ(FSW、静岡県小山町)で開催している自動車レースの最高峰、F1日本グランプリ(GP)を10年以降開催しない方針を決めた。コスト削減が主な理由で、FSWが7月中にも発表する。トヨタは00年にFSWを買収、約200億円を投じて改修し、07年からの開催にこぎ着けたが、わずか2回の開催で撤退する。 【写真特集】07年は大変でした…コース見えず、トイレやバスは大渋滞 トヨタは10年3月期に2期連続の営業赤字に陥る見通しで、FSWでのF1開催とF1参戦について撤退を含め検討してきた。「社業に近いスポーツ」(トヨタ幹部)であることから参戦は続けるが、FSWでのF1開催はトヨタの費用負担が1回あたり20億〜30億円といい宣伝効果などに比べて重いと判断した。
24日、FIA会長のマックス・モズレー、バーニー・エクレストン、そしてFOTAメンバーが参加して行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルにおいて、FIAとFOTAが合意に達し、F1の分裂は回避されたとモズレーが明らかにした。
西山平夫 = 文 text by Hirao Nishiyama photograph by Hiroshi Kaneko 路面温度が50度を突破した灼熱のトルコGPも、驚異のポイントリーダー、ジェンソン・バトン(ブラウンGP)が制した。唯一の対抗馬と目されたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、ポールポジションを奪いながらオープニングラップでコースオフ。バトンに抜かれ、この時点で優勝はほとんど絶望的になった。このことは関係者の誰もが予想できたことだが、それはなぜか。その後のピットインの周回数が、すでに“予告”されていたからである。ベッテルの作戦が1周目で終わってしまった裏事情。 今年から予選終了後にスタート前の全車の車重が公表されることになった。たとえば、ポールポジションを奪ったベッテルは649.5kg。F1マシンの最低車重はドライバー込みで605kgと定められているから、この定
2008年12月、本田技研工業(ホンダ)はF1からの撤退を発表した(参照記事)。理由は資金難だ。ホンダは今後、環境技術などに注力する、と方針を発表した。世界的な不況で業績が悪化するなか、湯水のように金がかかるF1にこれ以上会社の利益をつぎ込むことはできないという事情に加え、チームの成績が低迷していたことも、この判断を後押ししただろう。 ホンダF1撤退は「英断」か「夜逃げ」か この決断に対しての反応は、大きく2つに分けられる。1つは「英断である」とするもの。経済誌によく見られた意見だ。大前研一氏や塩野七生氏といった著名人もこちらの意見だった。「ホンダのF1撤退も、リーダーの英断と評価したい。エコ車の開発に資金を集中させれば、地球全体が恩恵を享受できる。日本は技術力で覇権を握ればいい」(読売新聞1月8日朝刊、塩野七生氏インタビューより) もう1つ多かったのは「勝てないから逃げたのか」「残念だ、
4月30日に行われたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合の後、FIAは、2010年F1におけるコスト削減の一環として、レース中の給油を取りやめることを発表した。 給油用機材の輸送コストを削減し、エンジンビルダーに燃費向上への取り組みを促すため、来季ピットストップ時の給油をなくすことが決定された。 さらに、タイヤブランケットおよびその他のタイヤを温めるためのデバイスも来季は禁止される。 [オートスポーツWEB 2009年5月1日]
エネルギー保存装置は先週、歓迎できない理由で見出しを飾っており、その安全性と来シーズンに間に合うかどうかについて深刻な疑問が生じている。 したがってこれを念頭に置いて、我々は専門アナリスト、マーク・ヒューズにKERSコンセプトの全体像を解明し、提示される難問とその導入によって生じるであろう効果を説明する。 運動エネルギー回生システム(KERS)は、現在F1パドックの技術的話題を独占している。 来年の新規約により、これら装置の使用が初めて認められる。この装置は、ブレーキング中に失われるエネルギーを保存し、馬力に変換する。 この装置が規約で合法化されることと、有効かつ安全に機能させることは別問題である。チームはテストを開始したばかりであり、すでに2件のバッテリーの出火とメカニックの感電事故が起こっている。 KERSの機能 来年はバッテリーとフライホイールという2種類のKERSシステムが使用され
F1の59年の歴史においてメダルシステムが採用されていれば、13回のタイトルの行方が違った結果に終わっていたことが判明した。FIAはメダルシステム導入というバーニー・エクレストンの提案をさらに検討すべく、過去の結果にメダルシステムを当てはめて分析、その結果を公表した。 F1の商業権を握るエクレストンは、オリンピックスタイルのメダルシステムをF1に適用させたいと考えている。トップ3のドライバーに金、銀、銅メダルを与え、金メダルを最も多く獲得したドライバーがチャンピオンになるというシステムで、これによってドライバーはより一層ハードに攻めた走りをし、オーバーテイクのアクションが増えるだろうと彼は主張している。 FIAは歴史をさかのぼってこのメダルシステムを適用した結果を発表、これによると実際と異なるドライバーがチャンピオンになったケースが13回あったという。メダル制によってチャンピオン経験者
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く