〝サンゲリア〟と〝サンタマリア〟を掛け合わせたような怪しいタイトルですが、ニューヨークに実在している宗教〝サンタリア〟を題材にしたという87年公開のオカルト・ホラー。 監督はジョン・シュレシンジャー、主演はマーティン・シーン。 じわじわ追い詰められていくような「ヘレディタリー」系の怖さ。生理的嫌悪を催すようなグロ描写があったりで、とても怖かった記憶のある作品です。 精神科の警察医カル(マーティン・シーン)はある日突然妻を事故で亡くしてしまいます。 ミルクが溢れて床が濡れて壊れたコーヒーメーカーが感電して目の前で妻が電気ショック死…このシーンが思いの外残酷でビビりまくります。 冒頭ジョギングする主人公の後ろから静かにやって来る牛乳配達のトラック…逃れられない死のピタゴラスイッチがゆっくり作動していくような不穏な映像づくりが巧みです。 ショックから立ち直るためカルは一人息子のクリスと共にニュー
