レシピ通りに作っているのに、味がいまひとつ決まらない。モヤっとした気持ちになった経験はありませんか? 『誰でも1回で味が決まるロジカル調理』は、料理を科学で解明したレシピ本。料理家兼管理栄養士の著者、前田量子さんは東京理科大出身。彼女によると家庭料理は、ちょっとした科学のコツで劇的においしくなるのだそうです。 定番料理のレシピを、おいしく作る「科学的コツ」とセットで多数紹介している本書の中から、人気メニューの裏技を抜粋してご紹介します! まずは「豚のしょうが焼き」をおいしく作る方法から。前田さんが提唱する、しょうが焼きをおいしく作るのに欠かせない「科学的コツ」は以下の通り。 ☆たれなどの下味に付け込まない たれに漬け込んで焼くこともある肉料理ですが、たれに塩分があるため、浸透圧によって肉の水分が奪われ、かたく、パサついたできあがりになりがち。やわらかくジューシーに仕上げるには、たれに漬け込