渋谷・道玄坂のBook Lab Tokyoで毎週開催されている、会員制朝活コミュニティ「朝渋」。2017年12月13日に開催された恒例企画の「著者と語る朝渋」では、『シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~』の著者として、電通メディアイノベーションラボの天野彬氏が登場。モデレーターの中村氏らと若者のSNS事情を読み解きます。(写真撮影:矢野拓実氏) 世の中がどう変わっているかを書きたい 天野彬氏(以下、天野):これはリサーチの内容というよりは僕自身の関心なんですけども、こんなふうに世の中が変わっていく中で、とくに2000年代中盤~後半ぐらい、インターネットによって世の中がどう変わるのかを論じる本がたくさん出てました。僕はけっこうこういうのに影響を受けまして。 (スライドを指して)例えば左の『動物化するポストモダン』は、これはちょっと思想っぽいものですが、インターネットでみ