Pythonのプログラムは基本的に英語の単語を使って記述する。この特集では、Pythonプログラムを日本語で書けるよう実行環境を改造する方法を解説する。 本稿では、Pythonそのものを改造する方法を学びます。具体的には、Pythonのプログラムを実行するPythonインタプリタ(CPython)のソースコードを入手し、内容を変更(改造)してから、ビルド(コンパイルおよびリンク)します。ビルド後のPythonインタプリタが意図通りに動いたら、改造は成功です。 改造の題材は、「if」「elif」「else」といったキーワード(プログラミング言語において特別な意味を持つ単語)の“日本語化”です。Pythonインタプリタの改造は少しハイレベルな内容ですが、通常とは違うPythonのプログラミングが味わえるので、ぜひチャレンジしてみてください。 日本語でプログラミングできるようにしてみよう 初めに