カリフォルニア州パロアルト発--「地球の日(4月22日)」を目前に控え、スタンフォード大学の研究者たちは、地球環境の浄化が容易ではないと指摘した。 米国時間4月21日にスタンフォード大学で開催された経済フォーラムの発言者たちによると、石油の価格とその需要は今後数年間も上昇を続け、またクリーンな代替エネルギーを普及させるには多大な努力が必要だという。 「われわれは重大な転換期にさしかかっている。(石油価格の)高騰は一時的なものではなく、長期にわたって持続すると予想される」と、スタンフォード大学の経営科学・工学の教授Jim Sweeney氏は述べた。「人類はいまだ、従来のエネルギー源に大きく依存している。もし、地球規模の気候変動の問題に取り組もうとするなら、輸送用の燃料として使われる石油と、発電に使われる石炭をどうにかしなくてはならない」(Sweeney氏) 石油価格は現在、1バレル70ドルほ