米フロリダ(Florida)州デルレイビーチ(Delray Beach)で本と抗生物質を抱えた男性(2001年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Rhona WISE 【2月17日 AFP】副鼻腔炎の患者に抗生物質を投与しても、ほとんど効果がないとする研究結果が、15日の米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association)に発表された。論文を発表した研究者らは、抗生物質の過剰使用がもたらす危険性について警鐘を鳴らしている。 論文を発表した米ワシントン大(Washington University)の研究チームによると、鼻腔が炎症を起こす副鼻腔炎の治療では抗生物質を処方する方法が一般的だが、効果が十分に証明されていなかった。米国では、成人に処方される抗生物質の5分の1が副鼻腔炎の患者向けで、患者の多くもこうした治療を期待するようになっ