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ブックマーク / number.bunshun.jp (59)

  • 則本と牧田の登板順を徹底検証!9回と11回は必要な能力が違う?(鷲田康)

    10回、11回を見事に無四球無安打で抑えた牧田。ベンチ前で迎える小久保監督の手に、ウイニングボールが握られている。 大会史上初のタイブレークに突入したオランダ戦。 先攻の侍ジャパンは延長11回無死一、二塁から鈴木誠也(広島)がきっちり送って走者を進めると中田翔(日ハム)が左前に決勝の適時打を放って2点をリード。その裏のオランダの反撃を牧田和久(西武)が凌ぎ、4時間46分の総力戦を制して、準決勝進出へ大きく前進した。 「死闘です。勝ちたいという執念だけ。最後まで諦めなかった勝利でした。オランダ打線はもの凄い破壊力だった」 試合終了は午後11時54分。 お立ち台に上がって歓喜のはずの小久保裕紀監督は、疲れ果てた表情で、こう言葉を絞り出した。 「抑えは牧田」のはずが、なぜ則だったのか? まさに、いくら語っても語りつくせないような激闘だったが、その中で試合の大きな焦点となったのが、9投手をつぎ

    則本と牧田の登板順を徹底検証!9回と11回は必要な能力が違う?(鷲田康)
  • 次世代サッカーの呼び声も今は昔。アフリカネーションズ杯の没落。

    2月7日発売の『フランス・フットボール』誌(FF)は、カメルーンの5度目の優勝で2月5日に幕を閉じた第31回「アフリカネーションズカップ(=CAN、ガボン開催)」の総括をティエリー・マルシャン記者がおこなっている。 FFにはフランク・シモンという、ジャンフィリップ・コワントやエルベ・プノー(ともにレキップ紙)、フィリップ・ジクロフ(ラジオ・フランス)らと並ぶヨーロッパ屈指のアフリカ通がいる。なぜフランクではなくティエリーなのか。事情はよくわからないが、大会に参加したフランス人監督たちのコメントをもとに、実りの少なかった大会をマルシャンが分析している。 潜在的なポテンシャルの大きさは誰もが認めながら、それをいまだ十分に生かし切れていないアフリカが抱える問題は根深い。それでも未来は明るいと、誰もが信じようとしていたが、南アフリカワールドカップでのアフリカ勢の不振で、それが幻想に過ぎないことがわ

    次世代サッカーの呼び声も今は昔。アフリカネーションズ杯の没落。
  • アイスホッケー日本代表、平昌を逃す。守備優先の戦略に潜む大いなる矛盾。(中村計)

    平昌五輪最終予選で3戦全敗した直後のアイスホッケー男子日本代表。全試合で得点1という試合内容を、果たしてどう考えるか……。 またしても、扉は開かなかった。 9月1日から4日までラトビアで開催された平昌(ピョンチャン)冬季五輪最終予選で、アイスホッケー日本代表は3戦全敗し、五輪出場を逃した。 スコアは、それぞれドイツに0-5、ラトビアに1-3、オーストリアに0-3だった。 これで自力での五輪出場(1998年の長野五輪は開催国枠として出場)は、38年遠ざかることになった。 肉体的コンタクトのある「ゴール型」の男子団体競技において、日本代表は、総じて世界レベルから取り残されている。 ハンドボールは28年、バスケットボールは40年、ホッケーは48年、五輪出場がない。そのどん底から抜け出したのは、この夏32年振りに五輪出場を決めた水球くらいである。 日本代表の戦略はボタンを掛け違えている。 「ディフ

    アイスホッケー日本代表、平昌を逃す。守備優先の戦略に潜む大いなる矛盾。(中村計)
  • 体操女子、4位は48年ぶりの快挙!世界に通用した“キャピキャピ感”。(矢内由美子)

    平均年齢18歳の若いチームが、48年ぶりの快挙を達成した。 体操の女子団体総合決勝で日は合計174.371点の4位。'08年北京五輪の5位を上回り、'68年メキシコ五輪以来、48年ぶりの好成績を収めた。 '64年東京五輪以来52年ぶりのメダル獲得はならなかったが、4年後の表彰台の期待が膨らむ結果に、誰もが笑顔を爆発させた。 最後の1種目を残した時点での日の順位は3位。このままいけば表彰台という好位置で最終種目に臨もうとしていた選手たちは「得点は気にしないで、あとは自分の演技をしよう」と声を掛けあった。 北村彩子コーチが「5人は所属も性格もバラバラだけど、良い雰囲気でまとまっている。個が強くて、仲が良い」と評する、今までの日女子にないムードを持つチームだ。 全員が最高の演技を出しての4位に「感動した」。 メンバーは20歳の寺明日香(中京大)を筆頭に、寺より1学年下の村上茉愛(日体大

    体操女子、4位は48年ぶりの快挙!世界に通用した“キャピキャピ感”。(矢内由美子)
  • 親族、選手への“傲慢”な報道姿勢。リオ五輪中継でも繰り返されるのか。(松原孝臣)

    リオデジャネイロ五輪の開幕が間近に迫っている。 大会のときは、現地に取材に出向いているため、基的に日でどのように報道されているか、テレビでどのように取り上げられているのかを知ることはできない。あとから聞くしかないが、そのとき、「このように伝えられていた」と、よく耳にする内容がある。 先だってレスリング女子日本代表、吉田沙保里の母・幸代さんに話をうかがったが、あらためて、これまで耳にした話を思い出すことになった。 ロンドン五輪でのことだ。 会場にいた幸代さんは、吉田の決勝を観られなかったと言う。 なぜか。 吉田の決勝戦、カメラに囲まれて観られずじまい。 「周囲を囲まれてしまったもので……」 テレビのカメラが、そのスタッフたちが周囲を囲んでしまい、視界をさえぎられていたのである。 それは瞬間的なことではなく、試合中から試合後まで続いた。 この決勝は、吉田人ものちに語っているが、強く記憶に

    親族、選手への“傲慢”な報道姿勢。リオ五輪中継でも繰り返されるのか。(松原孝臣)
    kosui
    kosui 2016/07/12
  • 「高校野球のプロ」と「普通の学校」。両者が混在する現状は“残酷”か。(安倍昌彦)

    2016年の高校野球が幕を開けた。 毎年6月中旬に開幕する沖縄を皮切りに7月下旬まで、全国で甲子園を目ざした戦いが展開される。 気になっている選手がいて、さっそくある球場へ出かけてみた。 その選手がいるチームは、地区ではいわゆる強豪校。甲子園に出場したこともあって、毎年のように“候補”に挙げられる。 シニア、ボーイズ出身の体格のよい選手たちで構成されたチームには、年によっては「プロ注目」も現れて、普通の高校野球のチームにとっては、脅威の一角となっている。 そんな、ごく“普通の高校”が、その日の相手だった。 ベンチ入りの20人に満たない野球部員。その半数が1年生ということは、“単独チーム”としての出場権を得るために、みんなで一生懸命生徒の中から経験者を探し、頼み込んで、ようやく“10人超え”にこぎつけたのではないだろうか。そんな想像が湧いた。 高校野球の体感を持たない指導者がいる時代。 試合

    「高校野球のプロ」と「普通の学校」。両者が混在する現状は“残酷”か。(安倍昌彦)
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    kosui 2016/07/07
  • 複数投手制は高校野球を変えるか?過密日程にも、飼い殺し対策にも!(小関順二)

    第98回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)出場をかけた都道府県大会が既に沖縄県でスタートし、私が住んでいる関東地区では西東京大会が7月2日、東東京大会が7月3日からスタート、雨天順延がなければ26日間にわたって熱戦が繰り広げられる。 毎年楽しみなのは1、2回戦で予想しなかった好カードが組まれること。昨年は大阪大会初戦(2回戦)で優勝候補の大阪桐蔭と履正社が激突し、会場となった舞洲ベースボールスタジアムには収容人員1万人を遥かに超える高校野球ファンが押し寄せ、スタジアムの周囲が人で溢れ返るという異常事態が発生した。 帰りのタクシー乗り場もバス乗り場も長蛇の列で、私は覚悟を決めてJRゆめ咲線の桜島駅まで歩いて帰り、東京行き新幹線の最終に辛うじて間に合った。 今年の神奈川大会では、1回戦で横浜商大高対横浜創学館という好カードが組まれている。隣のブロックではこれも強豪の湘南学院が2回戦で桐光

    複数投手制は高校野球を変えるか?過密日程にも、飼い殺し対策にも!(小関順二)
    kosui
    kosui 2016/06/27
    湘南学院が強豪として紹介されているのが驚き。
  • 筋肉の性質で見る競技別ピーク年齢。体操、フィギュア、マラソン……。(増田晶文)

    うかうかしていたら、とうとう56歳になってしもうた。筋トレ歴31年目、「若いモンに負けん!」と吼えてはいるものの、筋肉のハリが衰えてきたし、あちこちの関節だって泣き言を漏らす。ゆるゆるとポンコツ化が進行しているのを痛感し、オッサンならではの哀切を味わっておる次第であります。 筋力の衰え――これはアスリートにとって死活問題。ジムの片隅でタメ息をつくならともかく、勝負に翳がさすようになれば「引退」の2文字が現実味を増すというもの。 ありていにいって、トップアスリートには若々しいイメージがへばりついている。 そも、運動能力は筋力のみならず、運動神経や反射神経、視覚に聴覚などの感覚器官、さらには平衡性、柔軟性、敏捷性、代謝、ホルモン活動……などなどで構成されている。しかもこれらの多くは、10代半ばから急激に上昇し、20代前半にピークを迎えるという。さすれば、オリンピックが「若者の祭典」なんていわれ

    筋肉の性質で見る競技別ピーク年齢。体操、フィギュア、マラソン……。(増田晶文)
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    kosui 2016/05/08
  • 勝っても「格付け」が変わらない!?世界のラグビー界は驚きの階級社会。(岩渕健輔)

    岩渕健輔氏がGMについてから、日ラグビーの強化試合の相手は一気に豪華になったように見える。しかしその陰では、地道な交渉が重ねられていたのだ。 世界のラグビー界は、階級社会だ。 GMを務めていると、こう実感することがよくあります。 たとえばイギリスにスポーツ観戦に行かれたことのある方はおわかりになると思いますが、ラグビーとサッカーなどでは明らかにファンの層が違う。ラグビーは選手もファンも上流階級出身の人々が多いのに対して、サッカーは大衆向けのスポーツとしての色彩が強い。 「ラグビーは紳士がやる野蛮なスポーツ、サッカーは大衆が行なう紳士的なスポーツ」という言葉を耳にされた方もいると思います。これは競技の内容もさりながら、社会的な背景も反映したものなのです。 このような階級社会然とした体質は、試合の現場ではなく、運営側に目を向けるとより顕著になってきます。私がGMとして乗り越えなければならなか

    勝っても「格付け」が変わらない!?世界のラグビー界は驚きの階級社会。(岩渕健輔)
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    kosui 2015/10/13
  • 世界と戦えない「武器」はいらない。ラグビー界の技術・組織信仰を問う。(岩渕健輔)

    「日人選手は手先が器用で、ボールを扱うテクニックやパスの正確さに秀でている。日のラグビーは、こういう特徴を活かさなければならない」 「規律を守ろうとする意識が高く、チームに尽くそうという気持ちも非常に強い。組織的なプレーこそが武器になる」 世界といかに戦っていくべきかを論じる際に、よく耳にする主張です。 むろん、日ラグビーや日人選手の良さを活かしたモデルの構築なくして、世界の頂点を目指すことは不可能です。私が代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズや協会のスタッフと共に取り組んできたのも、「ジャパン・ウェイ(日独自の戦い方)」を確立することでした。 しかし過去においては、「日らしいラグビー」というスローガンは諸刃の剣になってきました。それどころか、代表の躍進を妨げる隘路にさえなってきたのです。 器用さも組織性も、パワーの差があると発揮できない。 まずは「手先の器用さや、パスの正確

    世界と戦えない「武器」はいらない。ラグビー界の技術・組織信仰を問う。(岩渕健輔)
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    kosui 2015/10/06
  • なぜ4トライを狙いに行かなかった?サモア戦で選手が感じた真の力量差。(大友信彦)

    ワールドカップ(W杯)の2勝目までかかった時間が24年。そこから3勝目までは、わずか2週間だった。 いや、時間の問題ではない。ラグビー日本代表が今大会2勝目、ワールドカップ通算3勝目をあげる80分間を目撃しながら「これほど、当たり前に勝ってしまうのか」という思いが頭をよぎってしまった。 そして、多くの人が抱いたであろう「なぜボーナスポイントを取りに行かなかったのか?」という思いも。 初戦で強豪南アフリカを破ったとはいえ、2戦目でスコットランドに完敗し、日の8強進出は、険しい道のりとなった。 1試合に4トライ以上、あるいは7点差以内の負けに与えられるボーナスポイントを、日は2戦目まで獲得できていなかった。南アフリカ、スコットランドと勝ち数で並んでも、勝ち点差で下回ったら、決勝トーナメントには進めないのだ。8強進出の可能性を少しでも高めるには、日は4トライを狙っていくべきではないのか?

    なぜ4トライを狙いに行かなかった?サモア戦で選手が感じた真の力量差。(大友信彦)
    kosui
    kosui 2015/10/05
    後半サモアに走られてあっさりトライを献上、なんてのはいままでたくさん見てきた光景だからなあ。
  • 権田修一と榎本達也が話し合うこと。10歳差、2人のGKの不思議な関係性。(二宮寿朗)

    FC東京では2009年のデビュー戦以来ゴールマウスを守り、ロンドン五輪にも出場、A代表にも名前を連ねる権田修一。言葉の明快さにも定評がある、考えるGKである。 脂の乗ってきたFC東京の守護神・権田修一を、ベンチからじっと見つめる目がある。 26歳の日本代表より、年は10歳上。昨季限りで栃木SCと契約非更新となり、トライアウトを経てFC東京に呼ばれたベテランGK榎達也である。 1999年のワールドユース準優勝組で、2004年“最後のチャンピオンシップ”でPK戦を制して横浜F・マリノス優勝の立役者となった彼は、輝かしい実績を残しながらも、その後はいくつかのクラブを渡り歩いて苦労を重ねてきた。 ピッチ内外で妥協なく取り組む姿勢は昔からあい変わらずで、マリノス時代にはケガで入院した病室にサッカーの映像を大量に持ち込んで驚かれたエピソードを持つなど、どこまでも研究熱心な男だ。 サッカーに対する向き

    権田修一と榎本達也が話し合うこと。10歳差、2人のGKの不思議な関係性。(二宮寿朗)
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    kosui 2015/05/07
    「自分がもっとうまくなるために、ゴンちゃんともいいコミュニケーションを取って、自分のなかに入れてみたい。」
  • DeNAが配布した12万個のヘルメット。使い道はインテリア、照明、呪術!?(村瀬秀信)

    筆者はヘルメット2つを4月12日に行なわれた東京野球ブックフェアの売上金入れとして活用しました。残りの3つはまだ部屋の中に堆積。 ヘルメット 【Hell-met】 1、かつて地獄に出会ったことのある人や球団が、再びその災厄によって思考停止状態に陥らないように頭部を防護するプラスチック製の御守り。有名な例では2015年の開幕戦に横浜DeNAベイスターズが過去の厄払いを兼ねて入場者に配ったものがある。2、駒田徳広が守備中にかぶる帽子。 ……というのは、4月1日に書いたウソの解説であるのだが、今年の開幕6連戦で横浜DeNAベイスターズが、総計12万個のヘルメットを入場者に無料配布したというのは、ウソのような当の話であった。 その話が表沙汰になったのは今年の1月26日。横浜市開港記念会館で行なわれた『次の、横浜DeNAベイスターズ発表会』でのこと。今季からチームカラーが海と港をイメージした『横浜

    DeNAが配布した12万個のヘルメット。使い道はインテリア、照明、呪術!?(村瀬秀信)
    kosui
    kosui 2015/04/21
    間接照明とか秀逸。
  • 期限迫るFIBAの要求、詳細が判明。東京五輪へ、日本バスケの「正念場」。 (宮地陽子)

    8月30日、NBLとbjリーグによる初の合同イベントが開催された。「プロリーグ組織委員会」が設立され、話し合いも進められているが、10月末に設定されたFIBAへの回答期限は、刻一刻と迫っている。 国際バスケットボール連盟(FIBA)から日バスケットボール協会(JBA)に言い渡された国内改革の期限、10月31日が1カ月後に迫っている。 これまでの報道では、FIBAからの要求のうち、NBLとbjリーグという国内の2つのリーグ統一という点に焦点が当てられることが多かったが、NBLとbjリーグの統一問題は、重要項目ではあるとはいえ要求の一部に過ぎない。 9月にスペインで開催されたFIBAバスケットボール・ワールドカップ中にFIBAが発表したステートメント(http://cager.co.jp/special/26896/)には、その要求が3項目に渡って記載されていた。その3項目を簡単に要約すると

    期限迫るFIBAの要求、詳細が判明。東京五輪へ、日本バスケの「正念場」。 (宮地陽子)
    kosui
    kosui 2014/12/03
  • 日本アイスホッケーを“背負った”男。福藤豊が32歳にして海を渡る「遠謀」。(菊地慶剛)

    女子日本代表はソチ五輪に出場し脚光を浴びたものの、男子は自国開催枠で出場した長野五輪を除けば、五輪出場は1980年のレークプラシッド五輪が最後という状況だ。 毎年開催される世界選手権でも、強豪国ひしめくトップ・ディビジョンには入れず、1つ下のディビジョンでも優勝できずにいる。 日国内に目を転じると、サッカーやバスケットなどと同じくアイスホッケーも企業に支えられ、かつては日リーグもそれなりに盛り上がっていた。だが、企業の業績不振とともに次々にチームも解体。 2003年から国内だけではリーグ運営が難しくなり、韓国中国などを加えたアジアリーグとして生き残っている状態だ。しかし都市圏にはチームが存在せず、ローカル化の一途を辿っている。 日人で初めてNHL公式戦に出場した福藤豊。 そんなアイスホッケー界で、明るい話題を振りまく男がいる。 2003年に世界最高峰リーグ、北米アイスホッケーリーグ

    日本アイスホッケーを“背負った”男。福藤豊が32歳にして海を渡る「遠謀」。(菊地慶剛)
    kosui
    kosui 2014/12/01
    「日本の連盟が本気で五輪を目指していると感じられない」
  • 山中慎介にもっとビッグマッチを!7度目防衛の先に見えてきた統一戦。(渋谷淳)

    現在日人の世界チャンピオンは6人。4つの団体×17の階級がある現在は、どうしても世界王者の価値が下がりがちだ。山中慎介はさらなるステップアップを求めて、ビッグマッチを実現することができるか。 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)が22日、東京・代々木第二体育館のリングに立ち、指名挑戦者1位のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)に3-0で判定勝ちした。 あの“カンムリワシ”具志堅用高の持つ世界タイトル6連続KO防衛の日記録に並ぶことはできなかったが、KO負けが一度もないというタフなスリヤンから計3度のダウンを奪っての勝利で、7度目の防衛を成功させた。 山中は試合後「苦戦」と試合内容を表現した。確かに4回を終わっての採点は、ドローをつけたジャッジが2人で、残る1人は39-37でスリヤンのリードとつけたのだから「苦戦」も的外れではない。「序盤はうまいこと戦われた」というチャンピオンの感想は

    山中慎介にもっとビッグマッチを!7度目防衛の先に見えてきた統一戦。(渋谷淳)
    kosui
    kosui 2014/10/31
  • ホッケーリーグ、3カ月遅れで開幕。日本の競技団体の深刻な“劣化”。(松原孝臣)

    7月12日、ホッケー男子の日リーグが開幕した。 来なら春に始まっているはずだったのだが、3カ月以上遅れに遅れての開幕である。 今年1月末、日ホッケー協会は男子の日リーグの2014年度の活動を休止すると発表した。それ以前からリーグを1部と2部に再編成する方針を掲げていたが、参加表明したのが12チーム中2チームのみだったことで、リーグ戦の実施が難しくなったことが原因だった。 その後、不参加だったチームの中から新リーグ発足を模索する動きが起こった。そこで明らかになったのは、2部制への移行以上に、日本代表のあり方への反発であった。 その説明のためには2012年9月までさかのぼらなければならない。このとき協会は、日本代表チームは、日リーグの優勝チームをチームごと選出するという決定を下した。 しかし11月に発表された代表チームは、2011年、2012年と連覇していた立命館大学ではなく、2位の

    ホッケーリーグ、3カ月遅れで開幕。日本の競技団体の深刻な“劣化”。(松原孝臣)
    kosui
    kosui 2014/07/21
    執行部解任→ホッケーリーグ再開って全然しらんかったわ。ワールドカップやってたしなあ。
  • 戦意なきブラジルがオランダに0-3。「無意味な3決」で再びえぐられた傷。(細江克弥)

    3位決定戦ではベンチ入りをすることでチームを鼓舞したネイマール。ドイツ戦では「こんなクソみたいな試合なんか見たくない。ポーカーでもしようぜ」と言い放ったが……。 「決勝戦のつもりで戦うことを約束する」 しかし、歴史的大敗をピッチの外から見守るしかなかったキャプテン、チアゴ・シウバの国民に対する約束はついに果たされることなく、王国ブラジルはまたしても完敗を喫してW杯を終えた。 ドイツ戦での歴史的大敗のショックは、中3日の休養を費やしても、プライドを懸けると誓って臨んでも、痛々しいエースがベンチに入っても癒えることはなかった。この試合を「無意味な試合」と位置づけたのはオランダの指揮官ルイス・ファンハールだったが、結果的に「意味」を手にしたのはオランダのほうで、ブラジルは何一つ手にすることができなかったと言っていい。むしろ失望と落胆を上塗りする90分間は、ブラジルにとってあまりにも痛烈な悲劇だっ

    戦意なきブラジルがオランダに0-3。「無意味な3決」で再びえぐられた傷。(細江克弥)
    kosui
    kosui 2014/07/14
  • 歴史的敗戦をセレソンはどう語ったか。茫然、無言、饒舌……それぞれの傷。(豊福晋)

    薄暗いコンクリートの階段を、ミックスゾーンへむけて早足で降りた。 何かすごいものを見てしまった、誰もがそんな表情を浮かべている。あたりはどよめきに包まれていた。 1-7。ブラジル対ドイツの準決勝は、誰も予想できない結果に終った。 ブラジルにとってみれば、決勝でウルグアイに敗れた1950年大会の“マラカナッソ”に次ぐ歴史的悲劇だ。ブラジルメディアは、大敗を速報で大々的に報じていた。 「大虐殺。ミネイラソ」(『フォーリャ・デ・サンパウロ』) 「歴史的屈辱」(『オ・グローボ』) ミックスゾーンには人だかりができていた。 今大会一番の混みようだ。誰もが目にしたかったのだ。ブラジル人選手たちがどんな表情を浮かべ、何を口にするのかを。 後世に語り継がれるこの試合、悲劇の後のブラジル人の顔を目に焼き付け、その口から発せられる言葉をしっかりと聞いておきたかった。 なぜこんなことが。答えは簡単にはでてこない

    歴史的敗戦をセレソンはどう語ったか。茫然、無言、饒舌……それぞれの傷。(豊福晋)
    kosui
    kosui 2014/07/09
    「この敗戦は、僕らの生涯にずっとついてまわるだろう」
  • ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の裏路地から愛を込めて。(村瀬秀信)

    クジラのマークの大洋レコード。9周年を迎えたばかりだが、南米音楽が気になる者にとっては避けては通れない名店のひとつだ。 我らが日本代表は、残念ながらグループリーグ敗退となってしまいましたが、ワールドカップブラジル大会は決勝トーナメント真っ盛り。国民の皆様におかれましては、引き続き寝不足に陥りながら熱い声援を送られていることかと存じます。 地球の裏側に位置するブラジルでの今大会。日本代表が負けてしまったからもういいやではなく、せっかくなのでこの機会に南米の文化をもう少し学んでみては如何だろうか。 というわけで、今回の野次馬ライトスタンドは、いろんなものを振り切って、東京は神楽坂にある全国でも非常に珍しい、ブラジル・アルゼンチン等の南米音楽専門レコード店を営む伊藤亮介さんに南米音楽の魅力とおススメのアーティストを紹介していただくことにした。 ブラジル・アルゼンチンの音楽といえば、サンバ・ボサノ

    ベイ戦士よ、ブラジル音楽を聴け!東京の裏路地から愛を込めて。(村瀬秀信)
    kosui
    kosui 2014/07/03
    なんなの、この展開ww