東京麻布十番「山田チカラ」の山田チカラシェフが監修した、ビジネスクラスの機内食。このプレートには、JALの工夫が詰め込まれている JALは「空の上のレストラン」の料理と位置づけて、機内食を提供している。「ただ温めて出しているだけじゃないの?」と思っている人もいるかもしれないが、あのプレートには実に様々な工夫が盛られているのである。その秘密を、JALの機内食を提供している工場で探ってみた! 上空で味わうのにベストな味は? そもそも飛行機の機内食は、地上の料理と何が違うのか? 大きな点は、調製された機内食は一旦冷却され、数時間後に飛行機の中で温められて提供されるということ。気圧が低い機内だと味覚は鈍くなるので、味は少し濃いめにされており、揺れる機内に配慮してソースも少し固めに仕上げられている。また、肉などには再度温めることを想定した焼き加減が求められるなど、上空という特殊な環境で一番おいしく食