カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を使った人に、肌がまだらに白くなる症状が出た問題で、日本皮膚科学会は、全国81の医療機関をこの症状の診察が可能な施設に指定するとともに、医師向けのマニュアルを作成して対応に当たっています。 この問題は、カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品の利用者6800人余りから、「白斑」と呼ばれる肌がまだらに白くなる症状が出たと連絡があり、このうち2250人は5センチ以上の白斑ができるなど明らかな症状が出たものです。 この問題について日本皮膚科学会は、全国81の医療機関をこの症状の診察が可能な施設に指定してホームページ上で公開するとともに、医師向けの診療マニュアルを作成して対応に当たっています。 このうち東京・港区の虎の門病院では、皮膚科の医師が、問題の化粧品をどのくらいの期間使っていたかや、白斑が出た時期などを患者から詳しく聞き取った