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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (6)

  • 『三体』で注目の説、「宇宙人は互いを恐れて隠れているだけ」か

    NGC 604は、さんかく座銀河のなかで星々が誕生する領域だ。写真は、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したNGC 604。このなかに、技術が発達した文明は潜んでいるのだろうか。(PHOTOGRAPH BY NASA, ESA, CSA, STSCI) 宇宙が140億年近く存在しているのなら、地球外に知的生命が存在していてもおかしくないのではないか。それならば、彼らは一体どこにいるのか。「フェルミのパラドックス」と呼ばれるこの疑問は、半世紀以上、天文学者たちを悩ませてきた。宇宙人はなぜ地球にやってきてあいさつしてくれないのだろう。これまであらゆる説が提唱されてきたが、「暗黒森林理論(ダークフォレストセオリー)」ほど背筋が寒くなるような説明はないのではないだろうか。 暗黒森林理論とは、地球外文明は存在しているが、自らの姿を隠しているため、われわれ地球人には見つけられないという説だ。すでに近

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  • 関節が柔らか過ぎる難病エーラス・ダンロス症候群、本当にレア?

    エーラス・ダンロス症候群は、皮膚、関節、血管壁などの結合組織に影響を及ぼす遺伝性疾患で、13もの型がある。過剰に柔軟な関節は、最も一般的な症状のひとつ。(PHOTOGRAPH BY LIA, ALAMY STOCK PHOTO) 米ボルティモアの医師アリッサ・ジングマン氏(41歳)の場合、膝蓋骨(しつがいこつ、いわゆる「膝のお皿」)の脱臼と慢性的な痛みは幼少期に始まり、19歳までにはすでに2度の整形外科手術を受けていた。さまざまな困った症状の原因について明確な診断がつかないなか、ジングマン氏は自身の経験の方を疑い、心配のし過ぎがよくないのではないかと悩みながら、痛みを押して医学部に通った。「長年の間、私は自分が常に痛みに苦しんでいるという事実を、恥ずかしいことのように感じていました」と氏は言う。 しかし、ジングマン氏は長年苦しんだ末、2007年になってようやく「エーラス・ダンロス症候群」と

    関節が柔らか過ぎる難病エーラス・ダンロス症候群、本当にレア?
  • マダニからうつる危険な感染症が急増、15年間で倍以上に、米国

    クリイロコイタマダニの口部。走査型電子顕微鏡(SEM)で撮影後に着色。クリイロコイタマダニは、イヌの疾患を媒介する動物の中で世界的に最も重要なものの1つ。米国ではヒトの病原体を媒介するマダニがまん延し、マダニ媒介感染症が増加している。こうした疾患の中には、診断や治療が困難なものもある。(PHOTOGRAPH BY STEVE GSCHMEISSNER, SCIENCE SOURCE) ニコール・マラコウスキーさんはパワフルな女性だった。米空軍士官学校を卒業後、F-15E戦闘機のパイロットとしてイラクに派遣され、第333戦闘飛行隊長を経て、空軍のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ」初の女性パイロットとなった。既婚者で双子の母親でもある。 異変が始まったのは2012年、夏かぜのような症状とともに発疹が出たときだった。軍医はクモに噛まれたのだろうと診断し、外用クリームを塗って抗生物質を処方し

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    kotowaza1033
    kotowaza1033 2022/07/26
    バケモノだな・・・
  • コロナワクチン接種後の心筋炎、症状は? 頻度は「極めてまれ」

    2021年6月17日、米マサチューセッツ州のボストンメディカルセンターで、ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンを接種した対象者に絆創膏を貼る医療従事者。世界的な感染拡大の第1波では、同センターに患者が殺到し、2020年春のピーク時には229人が病床の3分の2近くを埋めた。だが2021年6月の第4週は新型コロナ患者がゼロだった。(PHOTOGRAPH BY ADAM GLANZMAN, BLOOMBERG VIA GETTY IMAGES) ある10代の少年が4月下旬、突然始まった胸の痛みを訴え、米オレゴン健康科学大学病院を訪れた。MRIで撮影したところ、心筋炎(心臓の筋肉の炎症)が見つかった。小児感染症の医師ジュディス・グスマン・コトリル氏によれば、この病院では年に数例、心筋炎になった若年者を診察することがある。 しかし、気になるのはタイミングだった。少年は症状が出る数日前に、米ファ

    コロナワクチン接種後の心筋炎、症状は? 頻度は「極めてまれ」
  • 火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水

    NASAのマーズ・グローバル・サーベイヤーが2005年4月に撮影した火星(複数画像を合成)。南極にある氷冠が写し出されている。その地下1.6キロの深さに、液体の水をたたえた湖があると考えられている。(NASA/JPL/MALIN SPACE SCIENCE SYSTEMS) 地球外で生命を探す科学者たちの合言葉は「水を追え」だ。このほど火星の南極に、そのターゲットにふさわしい場所が見つかった。厚い氷の下に大きな湖があり、それをいくつもの小さな池が取り囲んでいるとする最新の研究成果が発表されたのだ。 「湖が一つだけポツンとあるのではなく、水系が存在すると思われます」と、イタリア、ローマ第三大学のエレナ・ペティネッリ氏は語る。氏が共著者として名を連ねるこの論文は、9月28日付で学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 2018年、ペティネッリ氏の研究チームは、火星の南極の地下に

    火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水
  • <検証>疑惑の南極単独横断、冒険家に集まる批判

    2019年1月3日、南極大陸横断を終えて帰りの飛行機に乗り込むコリン・オブレイディ氏。メディアは彼の功績を「歴史的」と讃えたが、専門家の間からその主張の正当性を疑問視する声が上がっている。(TAMARA MERINO, THE NEW YORK TIMES, REDUX) 米国人のコリン・オブレイディ氏は、スキーによる南極大陸の無支援単独横断に初めて成功したと主張する。その体験を記録した著書『The Impossible First』のなかで、この旅最大の難所に差し掛かった時のことを、オブレイディ氏は次のように振り返っている。 「風速80~90キロの風に打たれ、地図にも載っていない到達不可能、救助不可能な地獄の地帯に入った。氷に覆われた地表は風に削られて起伏が激しく、救助の航空機すら着陸できない」 大陸横断に出発する前、オブレイディ氏が緊急時の救助を依頼していたアンタークティカ・ロジスティ

    <検証>疑惑の南極単独横断、冒険家に集まる批判
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