10日午前8時頃、神奈川県小田原市城内の小田原城址公園内にある推定樹齢300年のクロマツが折れているのを巡回中の警備員が見つけた。 市によると、クロマツは高さ約20メートル、幹回り約4・6メートルで、高さ約10メートルのところで折れた。3月に復元した内冠木(うちかぶき)門土塀のすぐそばだったが、折れた枝(直径0・8メートル、長さ約15メートル)が約1メートル手前に落ちて無事だった。市内では同日午前7時頃に最大瞬間風速24・0メートルの強風が観測されていた。 JR東日本千葉支社によると、同日正午現在、京葉線で19本、内房線で特急を含む27本が運休するなど、両線合わせて計約3万人に影響が出た。