県会9月定例会は29日、一般質問に入り、8人が質問した。経営悪化した日本航空の再生計画について、村井仁知事は「単に赤字だから地方路線を廃止するということでなく、国内各地域を結ぶ国全体の空港ネットワークの維持・発展の視点からも十分に検討してほしい」と強調。県としても県営松本空港の存続に努力する考えを示した。 西沢正隆氏(自民党、長野市)への答弁。知事は「万が一にも全路線廃止ということになれば、(空港の)存続問題にもつながる一大事」と説明。「空港をとりまく環境は大変厳しい」とした上で、政府関係者に存続を望む地元の声を届けると述べた。 航空路線の見直しについては、新幹線、高速道路網との関係、ハブ(拠点)空港でつながる国際線との関連も考慮し「物流、人の流れの大きな戦略の中で考えなければならない」とした。 北山早苗氏(無所属、松本市)は、前原誠司国土交通相が浅川ダム(長野市)を含む全国143の