【桜谷軽便鉄道】小さな列車に大きな夢2012年7月5日 印刷 Check 住宅地を見下ろす高台をコトコト走る桜谷軽便鉄道。訪れた人は、老いも若きもニッコリ。のんびりした時間が流れる=大阪府豊能町、滝沢美穂子撮影 絵・グレゴリ青山 近藤光史さん おお、これぞ鉄ちゃんの、鉄ちゃんによる、鉄ちゃんのための、鉄の……いや、夢のパラダイス。 大阪府豊能町の住宅地に、個人が線路を敷いて運行する鉄道がある。その名は「桜谷軽便鉄道(さくらだにけいべんてつどう)」。二つの駅を結ぶ総延長150メートルの15インチゲージ鉄道だ。 15インチゲージって何だって? 説明しよう。それは2本のレールの間隔が15インチ(約38センチ)の鉄道のことだ。JRの在来線が3フィート6インチ(約107センチ)なので、相当なミニサイズではある。とはいえ、大人も入れる箱形の車両で、英国では実際に営業している路線もあるとか。イベント会場