米空母「ジョン・C・ステニス」と「ジョージ・ワシントン」の2隻が、最近、西太平洋で合流していたことが分かった。沖縄県・尖閣諸島をめぐり、中国の海洋監視船や漁業監視船が連日のように日本の領海侵犯を繰り返すなか、中国側が暴発しないよう圧力をかけたとみられている。 米海軍省のホームページに空母2隻が並走する写真が掲載されたのは先週20日のこと。訪中したパネッタ米国防長官が、中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席と会談した翌日だった。 この会談で、習氏は理不尽にも、日本政府による尖閣国有化を「茶番」と非難し、米国にも尖閣問題への不介入を強く要求した。写真掲載は米国の返答だったのか、「ジョン・C・ステニス」は「重要なアジア太平洋区域の、安定確保の任務についている」とコメントした。 中国の政府系ニュースサイト「環球網」は25日、「米空母2隻が太平洋で合流、尖閣問題が衝突に発展しないよ