シリア、ロシア提案受け入れ=化学兵器管理で外相 シリア、ロシア提案受け入れ=化学兵器管理で外相 【モスクワ、カイロ時事】ロシア訪問中のシリアのムアレム外相は10日、アサド政権として化学兵器の放棄と国際管理に関するロシアの提案を受け入れたことを明らかにした。モスクワでナルイシキン下院議長と会談の席上、「9日に会談したラブロフ外相から提案され、同日夜に同意した」と語った。インタファクス通信社が伝えた。 〔写真特集〕シリア難民〜内戦で200万人が国外へ〜 ムアレム外相は受け入れの理由について「米国の侵略の根拠を覆すためだ」と説明。「平和を希求する人々は、戦争に火をつける人々よりも立場が強固だ」とも述べ、化学兵器使用疑惑を理由に軍事介入を模索するオバマ米政権を非難した。 シリア国営テレビは10日、ハラキー首相が国内の流血を防ぐため、化学兵器をめぐるロシアの提案を受け入れる考えを示したと報じた。