自民党の甘利明前経済再生担当相は16日、事務所を通じて2016年度補正予算案採決の衆院本会議を欠席すると届け出た。 睡眠障害で療養を続けている甘利氏側は3月15日に「さらに2カ月の加療が必要」と通知し、丸2カ月が経過したが、登院を見送った。
過酷な新入社員研修で障害が残ったとして、太陽光発電設備施工などを手掛ける「サニックス」(福岡市、宗政伸一社長)を相手取り、元社員の男性(50)=広島県福山市=が約2200万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁福山支部に起こした。24キロを歩かせ、集団の一人でも脱落すれば連帯責任を問われるなどの内容。福山支部での弁論で男性側は「無理なプログラムを強制し、安全配慮義務を怠った」と主張し、会社側は「無理な要求はしていない」と争う構えをみせている。 提訴は1月28日付。訴状などによると、男性は2013年8月に入社し、福岡県宗像市の同社研修センターで約10日間の新人研修に参加した。研修は営業などに関する座学のほか、10人ごとの班が一定速度で長距離を歩く「歩行訓練」が繰り返された。終盤には「サニックススピリッツ」と銘打たれ、24キロを4時間で歩く訓練が課された。 男性は2回の歩行訓練で両脚を痛めてい
奥穂高岳・コブ尾根での登山者救助風景(長野県警提供、画像の一部を加工しています)《スマホで視聴する場合はここをクリックしてください》 ゴールデンウィーク中(4月29日~5月8日)、全国から大勢の登山者が訪れた北アルプスで、山岳遭難が相次ぎました。長野、富山、岐阜の3県にまたがる北アルプスの長野県側で発生した山岳遭難は、15件、死者3人、行方不明1人、けが人4人、無事救出10人という状況になりました。長年、山岳遭難報道に関わり、大型連休中の遭難多発は毎年のことながら、いつもやるせない気持ちになります。理由の一つは、救助費用が無料だということです。例えが乱暴かもしれませんが、救助ヘリコプターについては、まるで街中で救急車を呼ぶような感覚でSOSを出す登山者がいるからです。 本来、登山は自己責任のスポーツです。わずかなミスでも命を落としかねない遭難につながることを肝に銘じなければなりません。自ら
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