タグ

ブックマーク / wedge.ismedia.jp (12)

  • クルド独立投票でイラク緊張、各国が猛反発、新たな内戦の恐れ

    イラクのクルド自治政府による独立国家の是非を問う住民投票が9月25日に迫る中、関係各国が猛反発し、緊張が高まってきた。特にイラク中央政府は軍事介入までちらつかせており、過激派組織「イスラム国」(IS)が掃討されつつある一方で、新たな宗派紛争、内戦の恐れが出てきた。 油田都市キルクークの支配 クルド人は国家を持たない最大の民族として知られる。イラク、トルコ、シリア、イランにまたがる山岳地帯を中心に約3000万人が居住している。今回、独立の是非を問う住民投票を計画しているのは、イラク北部のクルド自治政府だ。自治政府のバルザニ議長が昨年2月、「クルド人の将来を決める時は来た」として住民投票の実施を発表していた。 各地のクルド人はISの台頭とその混乱を独立に向けた地歩を固めるために最大限利用した。イラクでは米軍の支援を受け、北部モスルなどでイラク軍治安部隊とともにIS掃討作戦を推進した。特に北東部

    クルド独立投票でイラク緊張、各国が猛反発、新たな内戦の恐れ
  • 水素水ビジネスにのめり込む伊藤園、パナソニックの「品格」

    水素水ビジネスにのめり込む 伊藤園、パナソニックの「品格」 ウリは「高濃度」 だけど効果は「水分補給」 リウマチ、認知症、パーキンソン病、脳梗塞、メタボ、ED、二日酔い、糖尿病、疲労・肩こり、アレルギー、歯周病、シミ・シワ・美肌――『水素水とサビない身体』(小学館)の帯には、"今わかっている「水素水の健康効果」最新報告"としてこんな病名や症状が並ぶ。文には、便秘に花粉症、高血圧、ひいては放射線の害やがん、アンチエイジングにも効果ありと夢のような話が続くが、水素水とは何なのか。 きっかけは、著者である日医科大学の太田成男教授が2007年、有名科学雑誌「ネイチャー・メディシン」に発表した1の論文だ。水素分子が、生物がエネルギーを作る時に生じるヒドロキシルラジカル等の有害な活性酸素を消去し、スーパーオキシドラジカルなどの有用な活性酸素は消去しないことが培養細胞にて確認されたというものだ。

    水素水ビジネスにのめり込む伊藤園、パナソニックの「品格」
  • なぜソーシャルゲーム業界はこんなにだらしないのか 続出する不祥事 度を越す”射幸心煽り” WEDGE Infinity(ウェッジ)

    ソーシャルゲーム業界の不祥事が続出している。数十万円巻き上げられたユーザーも現れ、インターネット上で炎上している様は2012年に社会問題化した「コンプガチャ問題」を彷彿とさせる─。 またか──。ソーシャルゲーム業界の不祥事が止まらない。今年に入り、サイバーエージェントの子会社で、DeNAも資参加しているサイゲームス社(Cygames)が提供しているゲーム「グランブルーファンタジー」にて、景品表示法で禁止されている「優良誤認」と「カード合わせ」が疑われる事案が発生。 また、ドーナツ社(Donuts)はRMT(リアルマネートレード)仲介サイト開設のリリースを行い「賭博場オープン」と批判された(詳細は後述)。 今や日を代表する企業になったサイバーエージェントの2015年10~12月期の決算をみると、「ゲーム依存」の構造が浮かび上がる。売上高、営業利益とも過去最高を記録しているが、連結営業利益

    なぜソーシャルゲーム業界はこんなにだらしないのか 続出する不祥事 度を越す”射幸心煽り” WEDGE Infinity(ウェッジ)
  • 日本のリベラルが考えるべき8つのこと

    前々回欄に執筆した「なぜ日リベラルはリフレ政策が嫌いなのか」(2014年9月5日)が、読者の皆様のお蔭で話題になったことから、今度は、「日リベラルはどうしたら良いのか」というお題を編集部からいただいた。読者の皆様、大変ありがとうございます。「リベラルでないお前から、そんな話は聞きたくない」とおっしゃる方もいるだろうが、まあ、私の話を聞いて欲しい。 リベラルとは、一般に、雇用、労働条件、人権、少数派への寛容、女性の社会進出、社会保障政策、格差、弱者保護、情報公開などに敏感な政治的立場と平和主義を示すものであるだろう。「なぜ日リベラルはリフレ政策が嫌いなのか」では、リフレ政策が雇用を拡大し、労働条件を改善し、格差も縮小するものなのに、なぜリフレ政策に反対なのかと問うたものだ。 日リベラルが第1にするべきことは雇用に関心を持つことである。リフレ政策が嫌いなら、それに代わる、効率

    日本のリベラルが考えるべき8つのこと
  • ひとり出版社「岩田書院」 知の容れ物を作り続ける

    たったひとりで出版社を立ち上げて20年。社長兼社員として編集から営業、販売までをひとりで担い、大手が作らないを地道に出し続けてきた。時代がいかに変わろうとも、必要とされるがある限り、ひとり出版社のフル稼働の日々は続く。 の谷間に棲む 『ひとり出版社「岩田書院」の舞台裏』(無明舎出版)というがある。それも1冊ではなくPart1からPart3まで3冊もある。ひとりでやっている出版社の社長が新刊を出すたびに新刊ニュースを作り、そこに「裏だより」というコラムを書き続け、それが3冊のになった。今年で創業21年目。20年間でコツコツ出し続けたは825冊、月に4冊から5冊、年間では50冊から60冊の新刊を出版し、年商は1億2000万円とか。出版不況と言われるご時世にひとりで達成したこの数字は衝撃的ですらある。 東京都世田谷区。静かな住宅街の相当に年季の入ったマンション内にあるという「岩田書院

    ひとり出版社「岩田書院」 知の容れ物を作り続ける
  • 大虐殺から20年 「奇跡」と呼ばれるルワンダの発展

    「あれは7歳のときでした。母から絶対に外へ出ないように言われ、家の中で息を潜めていたのを覚えています。暮らしていた首都キガリを出て、難民キャンプへも行きました……」駐日ルワンダ共和国大使館に勤めるサムエル・ビゲンベ・イマニシムエさんは当時をそう追憶する。 2014年は世界を震撼させた「ルワンダ大虐殺」から20年という節目の年である。1994年、ジュベナール・ハビャリマナ大統領の暗殺をきっかけとして、フツ族過激派がナタやクワを凶器に、ツチ族とフツ族の穏健派を虐殺した。約100日の間に100万人が犠牲になった。 躍進の立役者はマイノリティ出身 悲劇のイメージが拭えないルワンダだが、実はこの10年の間、毎年8%前後の高い経済成長率を誇っている。アフリカにおける経済成長国は、資源国と同義であるケースが多いが、同国に鉱物資源はほとんどない。内陸国というハンデも抱えながらの成長は「アフリカの奇跡」と評

    大虐殺から20年 「奇跡」と呼ばれるルワンダの発展
  • 佐伯泰英 不遇の時代からベストセラー作家へ 「書き続けられることが喜び」

    書いても書いても売れない不遇の時代から、ベストセラー作家へ。 人生が激変したのは50代も半ばを過ぎたころだった。 時代小説という豊かな水脈を得て、今はひたすら執筆に没頭する。 作品を心待ちにしてくれる読者のために 今日も机に向かえることが、このうえない喜びだ。 岩波別荘との出会い 書店の文庫コーナー。佐伯泰英が書き下ろした時代小説の新刊が毎月のように平積みされ、待ちかねたファンが手にしていく。1999(平成11)年に第1弾が始まった『密命』、2001年スタートの『鎌倉河岸捕物控』、『吉原裏同心』、02年から通算1500万部を突破した『居眠り磐音(いわね) 江戸双紙』など10を超えるシリーズはすべて長命。売り上げ累計は4000万部を突破し、連載、単行、数年後に文庫化という出版界の流れの中で、文庫書き下ろしという新スタイルを確立したといわれる。だが佐伯は、熱海の仕事場の近く、自らの手によって

    佐伯泰英 不遇の時代からベストセラー作家へ 「書き続けられることが喜び」
  • 戦争を「見えなくした」オバマ 10ドル爆弾に苦しむアメリカ

    11月6日、アメリカ大統領選はオバマ大統領の再選で幕を閉じた。 2001年開戦以来、収集がつかない事態となったアフガニスタン戦争。現在全土の8割以上をタリバンが掌握するというアフガニスタンにおいて、オバマ大統領は2014年の全面撤退を表明している。アメリカはアフガニスタンの再建を目標にかの地で行動してきたが、果たしてアフガニスタン戦争とはなんだったのか?毎日新聞ワシントン特派員として、アメリカから、そして従軍取材で訪れたアフガニスタンから今回の戦争を日人の眼で取材した記録が『勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常』(岩波新書)だ。今回、著者の大治朋子氏に、米軍兵士の死亡原因1位のIED、そして従軍取材で訪れたアフガニスタンについてお話を伺った。 ――書前半部分では、日のメディアではあまり報じられていないIED(即席爆破装置)とTBI(外傷性脳損傷、外力による脳の組織の損傷。典型的な

    戦争を「見えなくした」オバマ 10ドル爆弾に苦しむアメリカ
  • サウジは危機にあるのか?

    ワシントン・ポスト紙コラムニストのイグネイシャスが、8月6日付の同紙に、「サウジはがけっぷちにいるのか」と題する論説を書いて、サウジが地域での紛争と国内での抗議活動に備え、戦時体制というべき体制をとっていることを指摘しています。 すなわち、サウジはイランとの緊張と国内でのシーア派の反抗に直面し戦時内閣のようなものを結成した。バンダールの諜報長官任命のほか、軍・安全保障関係者は夏期休暇取りやめを命じられた。トルコがシリアによる戦闘機撃墜に報復すると考えられたからとされている。 バンダールの任命はサウジが米、仏、トルコ、ヨルダンとともに、シリア反政府勢力を支持する秘密工作を強化している中で行われた。バンダールは、秘密工作家として国王・皇太子の信任が厚い。彼は1987年の中国とのミサイル取引を実現させた。また、長年にわたって、シリア・レバノンで秘密工作をしてきた。最近では、シリアのタラス将軍の政

    サウジは危機にあるのか?
    kousyou
    kousyou 2012/09/13
    "サウジはイランとの緊張と国内でのシーア派の反抗に直面し戦時内閣のようなものを結成した。"
  • 労働問題における世代間格差 「仕事を選り好む」「堪え性がない」 若者批判の矛盾

    改めて指摘するまでもなく、わが国は世界の中でも世代間格差が深刻な国の一つである。 国際的に世代間格差の大きさを見てみると、アメリカ51%、ドイツ92%、イタリア132%、フランス47%、スウェーデン▲22%、ノルウェー63%、カナダ0%、オーストラリア32%、タイ▲88%、アルゼンチン59%などとなっているのに対し、日は209%である。わが国の世代間格差は、諸外国には例のない異常な水準であり、世界一深刻であることが確認できる。 しかも、先日筆者らが行った研究(「社会保障制度を通じた世代間利害対立の克服-シルバー民主主義を超えて-」NIRAモノグラフシリーズNo.34)によると、将来世代に関しては生涯所得の半分近く、実に48.4%の純負担を負わなければならず、将来世代の生活は生まれる前から実質的に破綻していることが明らかになっている。 結局、わが国において世代間格差が異常に大きいのは、(1

    労働問題における世代間格差 「仕事を選り好む」「堪え性がない」 若者批判の矛盾
  • 中国が印パ国境を租借? ブラジルでは中国車が大人気

    米ワシントンにある中東メディア調査研究所(MEMRI)で南アジア研究を率いるトゥファイル・アーマド氏が伝えたところ、パキスタンのウルドゥー語新聞の報道に、インドとの国境紛争地帯全体を中国に50年間のリースに出すとするものがあった。 中国、印パ国境を開発か 1962年の中印戦争以来、中国、インド、パキスタンが接する一角は紛争が絶えず今日に至る。別掲図で薄茶色の一角が問題の地域。これをパキスタンは中国へ租借させるという話だ。 初めに同地域の開発に名を借りて中国軍が浸透し、時を置いて50年租借の契約を結び、中国が管理下に入れるという。草案段階なのか確立した政策なのかはまだ判断できない。 ギルギット・バルティスタンと呼ばれる問題の地域には既に中国軍が常駐しており、数は一説によると7000から1万強という。1個師団または2個旅団が展開していることになる。加えて地図の緑色部分、パキスタンが実効支配する

    中国が印パ国境を租借? ブラジルでは中国車が大人気
  • 小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない

    岩手県釜石市では、市内の小中学生、ほぼ全員が津波の難を逃れた。多くの人たちは、これを「奇跡」と呼ぶ。しかし、そうではない。教育で子どもたちが身につけた対応力が「想定外」を乗り越えさせた。★英訳版はこちら ⇒ http://p.tl/UDIF 死者の声に耳を傾ける 最初にある少女のことを書かせていただきたい。私は、岩手県釜石市の小中学校で先生方とともに防災教育に携わって8年になる。「どんな津波が襲ってきてもできることがある。それは逃げることだ」と教えてきた。特に中学生には「君たちは守られる側ではなく、守る側だ。自分より弱い立場にある小学生や高齢者を連れて逃げるんだ」と話していた。今回の震災では、多くの中学生が教えを実践してくれた。 ある少女とは、私が教えた中学生の一人だ。彼女は、自宅で地震に遭遇した。地震の第一波をやり過ごした後、急いで自宅の裏に住む高齢者の家に向かった。そのおばあさんを連れ

    小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
  • 1