![応援歌、選手本人の歌…「野球レコード」にハマった男の壮絶人生 | FRIDAYデジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1cc62d31f02cd1f878fe1348cdceb3139ab6cc1d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fres.cloudinary.com%2Ffridaydigital%2Fimage%2Fprivate%2Ft_og_image_faces%2Fwpmedia%2F2022%2F05%2F00_nakajima.jpg)
ライター、プロコレクター。なんでもすぐに集めて分類し、人々に忘れられがちなを社会の側面を分析する。近著に独自のコレクション論を展開した『無限の本棚』(ちくま文庫)、歌謡曲を通じて日本の戦後史を読み解く『レコード越しの戦後史』(P-VINE)がある。 Twitter では、なんと呼んだらいいのか? 昔から熱い食べ物が大好きで、汁物は熱ければ熱いほどいいと思っているぼくは、しばし考えた。 「あまい」「しょっぱい」「すっぱい」「からい」……味の好みはいろいろあるが、「おまえはどんな味が好きか?」と問われたら、ぼくは「あつい」と即答してしまうような人間だ。 火傷上等。どんとこい。肉体的に許されるのならマグマだって飲んでみたい……だがきっと死んでしまうだろう。 そんな自分の嗜好を「マグマ舌」と命名することにした。これまで誰からも賛同を得られたことはないが、そう決めた。 マグマとは言わないまでも、それ
同じ意味の漢字をふたつ重ねて作られた熟語というのは、案外と多いものだ。「愛好」がそうだし、「絵画」もそうだ。 「河川」だってそうだし、「単独」なんかもそうである。 コレクション行為を意味する「蒐集(しゅうしゅう」という熟語も、頭の「蒐」の字にはやはり集めるという意味がある。しかも字の中に“鬼”が棲んでいる。つまり鬼のように集めまくるのだ。なんと業の深い言葉だろうか。 南陀楼綾繁の新刊『蒐める人 情熱と執着のゆくえ』は、書物に関する同人雑誌『sumus(スムース)』に掲載された様々な“蒐める人”たちへのインタビューをまとめたものだ。 スクラップブックの完全復刻という難事業 南陀楼氏自身も“蒐める人”のひとりだ。本業である編集者のかたわら、谷中・根津・千駄木を中心に開催されている「不忍ブックストリート」の代表を務めたり、各地の古本市の開催に関わるなどしている。そんな著者だからこそ、インタビュー
チャーハンはウイスキーの肴に合う? 新刊『無限の本棚 増殖版』(筑摩書房・刊)も好評の特殊古書店マニタ書房店主のとみさわ昭仁さんが、最近チャーハン作りに凝ってるんですよ。 無限の本棚 増殖版 (ちくま文庫) 作者: とみさわ昭仁 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/03/07 メディア: 文庫 とみさわさんが書いたこの本を読めばわかるように、この人はやたらな凝り性なわけですよ。 そんな人が作るチャーハンなんて、うまいに決まってるじゃないですか。 マイ中華鍋は買い込むは、日々研究するわで、どんどんスキルをアップさせているんですよ。 それじゃあ、食べさせていただきましょうよ、ということで、知り合いのお店の厨房をお借りしまして、とみさわさんにチャーハンを作っていただいたわけです。 ちなみにお借りしたのは、高円寺のゲームBAR「raid=gig」です。 レトロなビデオゲームからアナロ
アスペクトより刊行した拙著『無限の本棚』が、3月6日にちくま文庫として発売されます。まだ元本を刊行してから2年しか経っていないということもあり、今回の文庫化にあたっては大量に書き下し原稿を加え、『無限の本棚〈増殖版〉』としました。 「同じ本で何度も商売しやがって!」というご意見もあるかと思います。でも、そこにはやむを得ない事情もあるのです。詳しいことは省略しますが、著者であるとみさわ昭仁は、元のアスペクト版『無限の本棚』に関して、いまだ一銭も原稿料をいただけていません(これで事情を察してください)。 元本はすでに版元との出版契約を解除したので、現在は絶版です(あるのは在庫のみ)。けれど、著者としては『無限の本棚』をこのまま終わりにはしたくなかったので、必死の思いで別の版元を探しました。その結果、ありがたいことに筑摩書房さんが受け入れてくれました。そして今回の文庫化が実現したというわけです。
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ほんとうに楽しめる飲み放題のお店とは? 野方の商店街の端っこの方に、美味しいたこ焼き屋さんがあるんですよ。自宅から近いので、よくお土産に買っていったりしています。 「ほんま門」というそのお店は、店内でもたこ焼きをつまみに飲むことが出来るんですね。なので、たまに帰宅途中にハイボール一杯にたこ焼き一皿で軽く飲んだりしていました。外はカリカリ、中はトロトロで熱々。 やけどしそうな口の中にハイボールを一気に流し込むと、ああ、こりゃあ、もうたまりませんね。たこ焼きも6コで210円、ハイボールも290円(時間によっては100円〜190円!)と、ただでさえ安いお店なんですが、気になる張り紙があったんですよね。 「3時間飲み放題コース 2,850円」 飲み放題コースはよくありますが、普通はだいたい2時間のコース。 3時間というのは珍しい。そして、これ、酒代だけじゃなくて、料理も10品以上つくというじゃあり
「またここも、きったねーババアがいっぱい来てるね」 そんな風に言われて、商店街を埋め尽くした満場のお婆ちゃんがドッと笑う。誰も怒りゃしない。 みんな笑顔だ。 「お婆ちゃん、ダンナさんは元気かい?」 「3年前に亡くなったヨ」 「そりゃ淋しいね。でも、クビ絞めたのはアンタだろう?」 これでドカンと笑いが起こる。なぜだ!? 耄碌しているからか? そうじゃない。お年寄りの皆さんは、この毒舌が聞きたくて集まっているのだ。 『ウルトラマン』に科学特捜隊のアラシ隊員役で出演していた俳優・石井伊吉は、1968年、お笑い番組『笑点』の中で司会の立川談志によって毒蝮三太夫と改名させられた。 その翌年、自分の名前を冠したラジオ番組『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』(TBSラジオ)が始まった。これが毒蝮三太夫──通称マムちゃんの毒舌なトークと相まって大当たりし、いまでも『大沢悠里のゆうゆうワイド』内のコーナー
埼玉県は所沢駅の正面、くすのきホールというところで「彩の国古本まつり」という古書市が年に4回ほど開催されている。ギリギリで年末進行を脱出したので、明日が最終日のところを滑り込みで見に行ってきた。 なんだかんだで収穫はあり、それなりに満足はしたのだが、心に引っかかるものを見た。 浅田真央の本である。 『浅田真央、15歳』(文藝春秋社)。 著者はノンフィクション作家の宇都宮直子さんだ。表紙の真央ちゃん、可愛らしいねえ。まだ15歳だよ。こんな子供が銀盤の上で大人顔負けの演技を見せるのだから、たいしたもんだよトリプルアクセル。 でも、おれは真央ちゃんファンではないし、フィギュアスケートに興味があるわけでもない。さらに珍本でもないからマニタ書房の仕入れにも必要ない。だからそのまま本をワゴンに戻した。 で、彩の国古本まつりはとにかく広い。本を見ながら会場内をしばらく歩いていたら、また浅田真央の本があっ
一度でもマニタ書房に来たことがある方なら、様々に分類された本のジャンルのひとつに「やくざ」というコーナーがあるのをご存知だろう。お客様のニーズに応えるという理由はもちろんあるが、それよりも、まず店主が極道者たちにひとかたならぬ興味をもっているからだ。自分の好きな本だけ売る。それがマニタ書房の基本姿勢である。 あるとき、こんな本を仕入れてきた。ブックオフではない。場所は忘れたが、都内のどこかで開催された古書市での収穫の1冊だったと思う。 『関東やくざ者(もん)/藤田五郎』(1971年/徳間書店) 仕入れてきた本をすべて読むなんてことは不可能なので、この本もしばらくは適当に積んでおいた。そしてあるとき、気まぐれで中をパラパラめくっていて、以下のような箇所を発見した。 本文のある箇所が、極太マッキーで黒々と塗りつぶされているのだ。分量にして3行。なぜ塗りつぶされたのか? 何が書かれていたのか?
昨晩は、とみさわ昭仁ライター生活30周年記念イベント「蒐集100万年@新宿ロフトプラスワン」へ、たくさんのお客様にお越しいただきまして、ありがとうございます。30周年と言いつつ、およそ50年に渡るコレクター人生のあれこれを詰め込んだイベントだったもんだから、ひとつひとつのネタについて語りきれなかった感はありますな。でもまあ、それはまたいずれ、還暦祝いのときにでもやらしてもらいましょう。 んで、イベントのときのはちょっと早足で「とみさわの好きなブックオフベスト9」を紹介したんですが、ちゃんと記録に残しておいた方がいいと思うので、あらためてここへ掲載します。あれからランクイン店舗を若干入れ替えたりして、「ベスト10」にしてあります。 ■第10位! 「京都六地蔵店」 まず、ポイントは黄色くないとこね。おそらくおもちゃ屋さんかなんかの跡地に居抜きで入ったんだと思うけど、あえて黄色く塗らずにもとの外
第一話「2001年リアル初版探しの旅」 第二話「ゾンビとの鬼ごっこを観る前にブックオフで鬼ごっこ」 第三話「4年越しでリアル初版探しに王手をかけた!」 このところ、古本屋のヒマヒマ店主である自分にしては珍しく忙しい日々が続いていた。それは無理もない。マニタ書房はヒマでも、ライター業の仕事が最近増えてきたことと重ねて、亡き妻の三回忌法要(10/27)、マニタ書房開業一周年記念パーティー(10/28)、トークライブ攻略本大博覧会(11/3)、文学フリマ出店(11/4)、古本ゲリラ主催(11/10)……といったように、様々なイベントの準備が立て続けにあったからだ。 しかし、古本ゲリラを無事に終えたことで、それらの波もいったんは過ぎ去った。まだ、いくつかの連載原稿はあるし、ムック本の制作もしている。12/3にはとみさわメインのトークライブも控えている。だから完璧にヒマになったというわけではないが、
すっかり告知が遅くなってしまったけど、第3回古本ゲリラの開催が迫ってきましたぞー! ■開催日時 2013年11月10日(日曜) 12時開場、19時終了 前回の古本ゲリラは、神田エリアでの大規模なアートイベント「TRANS ARTS TOKYO」の1プログラムという形で開催したんだけど、じつは今年も「TRANS ARTS TOKYO 2013」として開催されてるのね。なので、およそ芸術とはカンケーない古本ゲリラだけど、またまたアートの皆さんに混ぜてもらうことにしたのでした。 で、少しでもそれらしくしたいなーと思って、Bootlegのヴードゥー編集&暗黒デザインでお馴染み侍功夫氏に、古本ゲリラのロゴを作ってもらったよ。 かっこいいー!(小学生っぽい感想) ■出店者 稲垣豪/井上ダイスケ/大久保潤/越智灯子/香山哲/川崎ぶら/齋藤裕之介/酒徳ごうわく/柴尾英令/島影真奈美/島田真人/ジャンクハ
あれは何月だっただろうか。ツイッターで知人がおかしなことをつぶやいていた。 「岐阜県の美濃加茂市では、盆踊りで荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』がかかる」 そのこと自体にはそんなに驚きはない。何も民謡だけが盆踊りじゃないのは日本の常識だもんね。45年前、ワタシが小学生時代を過ごした東京の下町でも、『オバQ音頭』だの『21世紀音頭』だのといった珍奇な曲が盆踊りの定番ソングとして繰り返しスピンされていた。 ところが、問題は『ダンシング・ヒーロー』である。 『オバQ音頭』や『21世紀音頭』は、あくまでも“音頭”だ。音頭のリズムで太鼓がドンドコ鳴ってれば、誰だって違和感なく踊ることが出来る。だが、『ダンシング・ヒーロー』はどうなのか? 荻野目三姉妹の末っ子で、小学生時代に一旦ジュニアアイドルグループ「ミルク」としてデビューしたけどとくにパッとせず解散して、高校生になってから再デビューしたけどやっ
ブックオフには大きく分けて2種類ある。「歩いて行ける店」と「そうでない店」だ! たとえば、「新宿駅東口店」なんかはJR新宿駅から徒歩5分かそこらのところにあって、それこそ紀伊国屋書店よりも駅に近いぐらいだ。歩いて行くのに問題はない。他にも新宿には近頃出来た「新宿駅西口店」、さらに「西新宿小滝橋通り店」と、徒歩で行ける支店が3つもある。 あるいは地方にしたって、岡山県の「東古松店」だったら宇野線大元駅から直線距離で約500メートルだから、岡山在住の人にとっては間違いなく徒歩圏内と言える。東京23区内の大半のブックオフと、地方でも大都市圏のいくつかにあるブックオフは、だいたいこういうアクセスしやすい位置にある。これらがいわゆる「歩いて行ける店」だ。 一方で、地方には電車ではなく自動車を中心にした生活圏というものがあり、そうした生活者をターゲットにしたブックオフもある。岐阜県の「平田店」なんかこ
今年もやってますかき! 【ルール1】会場もしくはPDFで配布されているチラシに載ってる弁当、もしくはうまいものの名称(単語)のみを使う。 【ルール2】使用は単語のみ。1文字ずつ分解して使うのは原則なしで。 【お願い】駅弁大会を盛り上げる一助になれば、と思ってやってることなので、できれば一度くらいは会場に行って、駅弁もひとつくらいは買ってみてくださいね。
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