ウナギ規制、EU提案なら反対 ワシントン条約会議で―水産庁 時事通信 経済部2025年06月23日22時31分配信 ウナギ(資料写真) 水産庁は23日、ワシントン条約の締約国会議で、欧州連合(EU)がニホンウナギを含むウナギ属全種を規制対象とする提案を検討していることに対し、反対の立場を明らかにした。会議は11~12月に開催予定で、提案の締め切りが今月27日に控えている。 ウナギ稚魚、北海道で増加か 温暖化が影響―海洋機構など ワシントン条約では、国際取引の規制対象の動植物が付属書に掲載されており、規制レベルは3段階ある。EUは2段階目の付属書に、すでに掲載済みのヨーロッパウナギ以外の、全ウナギ属の掲載を求めることを検討中だ。 水産庁は、4月にEUからの連絡を受け、ニホンウナギの生息国として「国際取引による絶滅の恐れはない」などとする考えを伝達済み。仮に提案されても、採択には締約国会議での
先週、横浜市の京急百貨店で「うなぎ弁当」などを食べた複数の客が体調不良を訴えた問題で、147人が嘔吐や下痢などの症状を訴え1人はその後、死亡したことが明らかになりました。 京急百貨店・金子新司代表取締役「心からおわび申し上げます」 京急百貨店に出店している「日本橋伊勢定」で先週販売された「うなぎ弁当」などを食べた複数の客が体調不良を訴えていた問題で、横浜市は29日、黄色ブドウ球菌による食中毒と判断しました。 これを受け、京急百貨店と「伊勢定」は会見を開き、「うなぎ弁当」や「うなぎ蒲焼」は土用の丑の日の24日から翌日の2日間で計1761個販売され、28日までに147人が嘔吐や下痢などの症状を訴え、90代の女性1人がその後亡くなったことを明らかにしました。横浜市は死亡との因果関係は不明としています。 また、450個には消費期限の誤表示などもあったとし、原因は調査中だとしています。 京急百貨店側
愛知県西尾市にあるうなぎ料理店が、地元「三河産」のうなぎを使っていると表示しながら外国産などのうなぎを客に提供したとして、不正競争防止法違反などの疑いで警察の捜索を受けていたことがわかりました。店によりますと、ふるさと納税の返礼品用の注文が増えるなどして三河産の確保が難しくなっていたということです。 西尾市にあるうなぎ料理店、「炭火職人 うなみ」が、3年ほど前から中国や台湾、それに国内のほかの産地のうなぎを、三河産だと偽装して、客に提供していたことが店への取材で分かりました。 店では、「三河産鰻使用店」と表示するなどしていますが、ふるさと納税の返礼品用の注文が増えるなどして三河産うなぎの確保が難しくなっていたということです。 ふるさと納税の返礼品については三河産を使っているということです。 店主や捜査関係者によりますと、これについて、警察が12月20日、不正競争防止法違反などの疑いで店の関
土用の丑(うし)の日(7月30日)を前に、絶滅が危惧されているウナギを一切使わずに、その味や食感を再現した「ほぼうなぎ」の販売を、魚肉練り製品の製造販売会社「カネテツデリカフーズ」(神戸市東灘区)が…
兵庫県内の川で真っ白いニホンウナギ(体長約20センチ)が捕獲され、神戸市須磨区の市立須磨海浜水族園で展示されている。本来はウナギの背中は黒色。同園は「近年はほかにも白いウナギの発見例はあるが、外敵に…
はてブの方の人気エントリに時期外れな「うなぎ断ち」の記事が上がっていた。 うなぎ断ちとその背景にあるうなぎの絶滅危機や漁獲量の話になると、大抵、水産庁の管理が甘さや流通ルートに関わる反社、そしてなにより無駄に大量に仕入れて安く売りさばくスーパーや外食チェーンへの批判になる。 それで強めに主張する人は、もっと流通を締め上げて、薄利多売の小売や外食では取り扱えなくして、専門店に供給を絞るべきという風に主張をする。 この考えはうなぎの保護という観点ではまあ基本的に正論だと思うよ。 正しく水産資源管理がなされて、その状態で市場原理が働けば必然そういう風になるし、そうあるべきなのだろう。 でも俺はそれが正しいと認めた上で、この考えが反吐が出るほど嫌いだ。 結局これって、ちょっとお高い専門店で食える上流共は「うなぎを食べられない」という不利益を小金で回避して、そうでない庶民だけがうなぎを取りあげられる
絶滅危惧種に指定されているニホンウナギ。ふ化したばかりのいわば「赤ちゃんの」時期のえさが分からず、シラスウナギの大きさに育ったものを捕まえなくては、養殖が困難なのが現状です。夏バテでウナギが恋しくなる時期を前に、この壁を打ち破って完全養殖の実用化につなげようと、鹿児島大学の研究グループが取り組んだ最新の研究を紹介します。 鹿児島局 記者 堀川雄太郎 映像取材 桑原健史 えさは動物プランクトンのふん!? 日本からおよそ2000キロ離れたマリアナ諸島の周辺海域で生まれるとされるニホンウナギ。ふ化直後の採取が難しく、いわゆるウナギの赤ちゃんが何を食べているのか、これまで研究は困難でした。そこで鹿児島大学水産学部の久米元 准教授らの研究グループが着目したのは、鹿児島湾にすむギンアナゴやウツボ、ハモなどウナギ目の魚です。 7年前から、これらのウナギの仲間たちの「レプトセファルス」と呼ばれる大きさ数十
※動画公開日は2020年5月23日です。 絶滅危惧種としてのウナギ 「ウナギ」と呼ばれる魚は世界に複数種いますが、今回メインでお話しするのはニホンウナギ(Anguilla japonica)です。 ウナギ問題を理解するうえでも重要なので、まずはニホンウナギの生態を簡単に紹介します。 ウナギと言えば川の魚のイメージがあるかもしれませんが、実は川と海を行き来する回遊魚です。また、「二ホン」と名前についていますが、日本以外にも東アジアの広範囲に分布しています。 そんなニホンウナギは以下のような繁殖サイクルを繰り返します。 こうしたサイクルで川にやってくるウナギたちは、蒲焼などの料理で日本人に親しまれていますが、現在ウナギたちは深刻な危機に直面しています。 ある動物がどれくらい絶滅の危機にあるかの指標として、専門家の評価をまとめたIUCNレッドリストというものがあります。 このIUCNレッドリスト
7月23日に、今年も土用の丑の日がやってくる――。 7月9日付の日本経済新聞によると、今年の国産物の価格は生きたウナギが前年同期比で4割、蒲焼は1割弱高い。水産庁の発表によると、2022年漁期(2021年11月~22年5月)の稚ウナギ(シラスウナギ)池入れ数量は、前年の18.3トンを11%下回る16.2トンに終わった。 各都府県により異なるものの、稚ウナギの漁期はおおむね前年12月から4月までで、水揚げが例年よりも遅れたことが理由の一つだとされる。稚ウナギの平均価格も前年のキロ当たり132万円から220万円へと大幅に値上がりしている。 ウナギの水揚量の減少は今に始まったことではない。図1からも明らかなように、1963年に232トンを記録していた稚ウナギの採捕量は、2022年には10.3トンにまで落ち込んだ。最盛期のわずか4.4%に落ち込んだ。1961年に3387トンもあった天然ウナギの漁獲
夏になると毎年、お取り寄せチラシやスーパーで「ウナギ」の3文字をよく見かけるようになります。猛暑を乗り切るために、土用の丑の日にちなんでウナギを食べた方も多くいるのではないでしょうか。 筆者はGyoppy!の制作チームに入ってまだ数ヶ月の身ですが、チームの一員として漁業や海のことを学んできてわかったことがあります。それは「マグロ」と「ウナギ」こそが、日本でポピュラーな魚の二大巨頭であるということ。 このふたつの魚は人気が高く、お店の看板メニューにすれば人が集まり、そしてGyoppy!でもマグロとウナギを取り扱った記事は、本当に多くの方に読んでもらえます。 それくらいウナギはみんな大好きで、需要も高い存在です。 でも、ふと思うのです。人気の魚であると同時に、ニホンウナギは絶滅危惧種。こんなにたくさん食べて大丈夫なのだろうかと。 過去に何度もウナギの取材をしてきたメンバーは「このままだと数年後
Published 2022/07/18 21:02 (JST) Updated 2022/07/18 21:17 (JST) ウナギの稚魚「シラスウナギ」の国内漁獲量は、水産庁の推定に比べ、各都道府県に報告された実績が大幅に少ない状態が長年続いていることが18日、分かった。同庁は、より高価格で売れる闇ルートに流すといった理由で、養殖向けに稚魚の「無報告漁業」が横行していると分析。漁獲されているのは絶滅危惧種のニホンウナギで、無秩序な漁獲が続けば資源量がさらに減り、価格の高騰や品薄といった影響が出ることも懸念される。 シラスウナギは輸入品を巡っても、漁の実態がなく、台湾などからの密輸品が多いとされる「香港産」の流入が続いており、極めて不透明な漁や取引の実態が改善されていない。
ウナギの稚魚(2019年3月21日撮影、資料写真)。(c)Niels Wenstedt / ANP / AFP 【4月15日 AFP】オランダ当局は14日、ウナギの稚魚約30万匹の密輸を試みたマレーシア国籍の3人をアムステルダムのスキポール空港(Schiphol Airport)で逮捕したと発表した。 逮捕されたのは男2人と女1人。3人は11日、スーツケース8個を持って保安検査を通過しようとしたところ、空港職員に止められた。ポルトガル経由でマレーシアへ向かう予定だった。 オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)は「スーツケースの中には水とウナギの稚魚が入った袋があった」とし、重量105キロ、数にして約30万匹を押収したと説明した。押収した稚魚はオランダ国内で自然に戻されるという。 ヨーロッパウナギは、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List of Threatened
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