殺傷能力の高いダガーナイフなど、刃渡り5・5センチ以上で両刃の刃物の所持を禁止し、銃器を所持できない人の範囲を広げる改正銃刀法が28日、参院本会議で可決、成立した。 昨年12月、8人が死傷した長崎県佐世保市のスポーツクラブの散弾銃乱射事件、ダガーナイフなどで7人が死亡、10人が負傷した今年6月の東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受けての改正。 対象となる刀剣類の定義拡大は46年ぶりで、銃所持の資格見直しは28年ぶり。ナイフ規制は公布から1カ月、銃規制は公布6カ月-1年以内に施行される。 改正法は、これまで所持が禁止されていた「刃渡り15センチ以上の刀、剣、やり」などを「刃渡り15センチ以上の刀、やり、刃渡り5・5センチ以上の剣」に拡大。