釧路市中心街にあり、06年8月に閉店した旧丸井今井釧路店(同市末広町4丁目)の建物が不動産取得税の滞納によって、釧路支庁に差し押さえられていることが分かった。同支庁は「個別案件については答えられない」としているが、所有する札幌市中央区のコンサルティング会社が不動産を取得した際に支払う不動産取得税を滞納したためと見られている。 登記簿によると、現在の所有者は札幌市中央区のコンサルティング会社。旧丸井今井釧路店の閉店後、別の札幌の不動産会社が所有したが、昨年2月に転売された。この会社は建物の取得後に朝日新聞の取材に対し、「(テナントを集めて)08年秋にも商業施設として開業したい」としていたが、開業の気配はないまま、今月13日付で釧路支庁が税の滞納処分として建物を差し押さえた。 丸井今井閉店後に購入した不動産会社も、07年8月に釧路支庁と釧路市に税の滞納で差し押さえを受けた末に転売しており、