滋賀県で有名ななれずしと言えば「鮒寿司」であるが、滋賀県で一番変わったなれずしと言えば、「どじょう鮓」だろう。ちなみに、どじょう鮓とは言え、ナマズも一緒に漬けられる。どじょうはなんと、生きたまま漬けるという。生きたまま漬けるなれずしは、私は他に知らない。 ということで、神事として今でも漬けられている栗東市大橋集落の許可を得て、調査をさせていただきました。毎年9月23日と決まっていますが、漬ける場面は神事のため、基本的には非公開。出来上がった「どじょう鮓」は5月1日に口開け、5月3日にふるまいされる。 「ふるまい」は現在の状況が状況だけに非公開になってしまっているが、一般の方にもふるまいするのが習わしだったという。ちなみに、私は今年の5月1日の口開けにも参加させていただいたので、今回のnoteは2回にわたり、漬け込み〜出来上がりをレポートします。 できる限りグロテスクにならないように配慮しま
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