香港(CNN) 世界有数の人口密集地である香港が、絶滅の危機に直面した野生動物の安全地帯であるとは考えられないかもしれない。 面積およそ1114平方キロメートルの土地には、米ニューヨーク市よりも多くの高層ビルが立ち並び、700万人以上の人々が暮らしている。だが、そのコンクリートジャングルの奥地は、何種類かのカメにとっての最後の砦(とりで)になっている。 専門家によると、これらの種は、アジアの他の地域では漢方薬やペットとして珍重され、絶滅寸前まで捕獲されてきたという。だが香港は、これらの種が生息することが信じ難い環境であったことから、密猟者の目に留まることはほとんどなかった。 少なくとも最近までは。現在、そんな安住の地さえも危機に瀕(ひん)している。専門家によれば、カメの個体数減少によって、密猟者が新たな供給源を求めて捕獲の対象範囲を広げざるを得なくなり、密猟事件が激増しているという。 「香
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