ゼロワン夏の風物詩「火祭り」が消滅の危機に直面している。団体は「ダイコーゼロワン」によるベテラン勢を中心とした「リアルゼロワン」と、若手勢の「栃木プロレス」に二極化し、双方が「ゼロワン」として興行を開催する事態が続く。 ファンの間で騒動になったのが、団体恒例となっている今年の元日興行(後楽園ホール)。リアルゼロワンの田中将斗、菅原拓也、クリス・ヴァイス、横山佳和が参加しなかったのだ。 ゼロワン取締役を務めるオッキー沖田氏によると、発端はオーナーの「ダイコーホールディングスグループ」神長大会長から「赤字になる興行はやらないように」という方針が示されたことだという。「神長会長にはコロナ禍でも団体を救っていただき、押忍プレミアム興行を立ち上げてもらい、感謝しかない」(沖田氏)という一方で、コロナ明けも赤字興行が続いていた団体は昨年12月に試合が組めない状況に陥った。 そこで沖田氏は、カミウトラス