先週、札幌市南区の住宅街で9日間に渡ってクマが出没し、付近の住民は不安な日々を送りました。 最終的に札幌市は、クマを問題個体だと判断し駆除しました。 駆除によって騒動を収拾した札幌市ですが、その一方で300件以上の苦情も寄せられています。 「いただいたご意見で多いのは、何とか駆除せずに何とかできなかったのかということで、例えば、麻酔銃を使って眠らせてから山へ返せなかったのか、とか。道外にお住まいの方からのご意見も多くあった」(札幌市環境局環境共生担当・金綱良至課長) 道内では30年以上前、クマによる人や家畜、農作物への被害から、生息数を減らそうと、春先にクマの駆除を積極的に進めました。 しかし、駆除によって今度はクマの絶滅が心配され、今では中止されています。 専門家の中には、駆除の中止によってクマの生息数が増え、住宅街へ出没する原因の一つになっていると考える人もいます。 実際、18日も北広