製作・買い付けから撤退…映画大手ギャガのウラ事情 映画大手のギャガ・コミュニケーションズが今年8月末で映画製作・買い付けから撤退することになった。「セブン」や「ハンニバル」など話題作を日本に紹介。1986年の創業以来、数度の経営危機にもねばり強く事業を続けてきたが、いったい何があったのか。 ギャガといえば、一時は年間200本もの映画を買い付け次々に公開、映画界の風雲児とも呼ばれた。 16日に親会社のUSENが行った2008年8月期中間決算発表の場で映画事業からの撤退が明らかにされた。USEN広報グループは「減損が重なり、これ以上、映画事業を続けられない。メディア配信向けのコンテンツ取得のために自ら買い付け、製作を行う必要性もなくなった」と説明する。配給業務についても「ギャガが担当するかどうかは未定」という。 映画ジャーナリストの田中宏子氏は撤退発表の背景について「玉石混交。いい映画も買って