Appleとサムスンが長きにわたり、デザイン特許をめぐって争ってきた訴訟で、両社は米国時間6月27日、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所サンノゼ支部に対し、「本件に関して残存する提訴と反訴を取り下げ、和解することで合意した」と通知した。これを受け、同支部のLucy Koh判事は、すべての申し立てを棄却する命令に署名した。これにより両社は今後、同じ主張に基づく訴訟を新たに起こすことができなくなった。 なお、和解の条件は明らかにされていない。 Appleは米CNETに対し、同社が5月に出したコメントを再掲するかたちで、次のような見解を示した。 「われわれは、デザインの価値と、顧客に喜びをもたらす革新的な製品を作るために当社のチームが続けている絶え間ない努力を深く信奉している」 米CNETはサムスンにもコメントを求めたが、回答は得られなかった。 2012年に始まったAppleとサムスンの法廷