記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 ペーパーレス化、フリーアドレス制導入、インスタ映えする朝食を出すカフェを併設――。今時のIT企業の話ではない。400年の歴史を誇る築地本願寺の施策である。 日本の寺は、近年、厳しい状況に置かれている。人口減少、葬儀や墓の簡略化、檀家制度の崩壊などが進み、20年後に3割の寺がなくなると予測されているのだ。浄土真宗本願寺派のいわば「子会社」と位置付けられる築地本願寺も、毎年、億単位の赤字が出る状況に陥っていた。 本書『築地本願寺の経営学』は、50歳で僧籍を取得したビジネスマン僧侶の安永雄彦氏が、自ら推進する築地本願寺のリブランディングをまとめた一冊だ。寺という閉鎖的かつ保守的な組織において、画期的マーケティング戦略で顧客創造に挑む。そのプロセスからは、改革の要諦がわかりやすく伝わっ
![傾く寺をマーケティングで再生 元銀行員の非常識経営|Biz|日経BizGate](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc199e96cd0afc0de01a1baee0f22d07aa4994a5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZZO6771059025122020000000-1.jpg%3Fauto%3Dformat%252Ccompress%26bg%3Dffffff%26ch%3DWidth%252CDPR%26fit%3Dfill%26h%3D428%26ixlib%3Dphp-1.2.1%26w%3D813%26s%3D2750f8709273eff80c409a146471ba86)